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大接戦も、あと一歩力及ばず惜敗

大接戦も、あと一歩力及ばず惜敗

◇令和4年度関西学生秋季リーグ戦◇4日目◇対龍大◇9月7日◇ベイコム総合体育館◇

●関大3ー4龍大
[S1]徳田◯3ー0
[S2]隅谷●0ー3
[S3]佃●0ー3
[W1]藤原・徳田◯3ー1
[S4]黒田◯3ー2
[S5]石橋●2ー3
[S6]藤原●2ー3

ここまでリーグトップを走る強豪と戦ってきた女子は、この日龍大と相まみえる。

シングルス1番手で登場したのは徳田明梨(人2)だ。先制点こそ奪われたものの、そこからは徳田優勢の時間。抑揚のあるショットを武器に5連続ポイントを手にするなど圧倒した。その勢いを維持したまま第3ゲームへ。第3ゲームでも、相手のアウトを誘いだす球を放ち次々とスコアを重ねる。最後は角度のある速いスマッシュで勝ち星を手にした。

△徳田

次に登場したのは隅谷夏実(人1)。序盤は動きに硬さが見られ、相手に連続ポイントを許す。それでも、ラリー途中に鋭いドライブを繰り出すなど工夫し健闘。第2ゲームには3連続でポイントをつかんだ。しかし、第3ゲームではサーブミスが目立ち始める。そのまま好調に戻すことができず敗北を喫した。

△隅谷

シングルス3人目、佃緒夏(情1)は関西ベスト16の選手と対峙(たいじ)。第1ゲームは追う展開となるが、その差は数点と逆転の可能性は大いにある。だが、相手の俊敏なスマッシュに返すことができず、その差は徐々に広がっていく。6ー11でこのゲームを落とす。第2ゲーム、第3ゲームでは、ネットミスやオーバーミスが多発し、大差をつけられて、ストレート負けとなった。

△佃

ダブルスには、藤原真由(人4)と徳田ペアが出場。第1ゲームでは、藤原のネットミスや、徳田のスマッシュミスで失点が続き逆転される。だが浅い球を打ち出し相手のネットミスを誘い、11ー9でこのゲームを奪った。第2ゲームでは、相手にほとんど得点させず、11ー2で圧倒的な力の差を見せつけて勝利。第3ゲームは、1点を追いかける展開が繰り広げられた。デュースになるも、11ー13の僅かな差でゲームを落とす。第4ゲームでは、ミスを少なくするためか慎重なプレーで試合は進む。しかし慎重になりすぎるあまり力が足りず、球を返すことができない場面もあった。試合中点を決めるたび、お互いに目を合わせてプレーを確認しあうようにうなずき合う。ラリーに競り勝ち、14ー12で勝利した。

△藤原(左)と徳田

シングルス4番手は黒田さくら(安全3)だ。第1ゲームは、デュースに持ち込んだが10ー12で奪われてしまう。第2ゲームは、11ー9で勝利した。第3ゲームは、黒田のサーブミスもあり僅差で敗北。互角の戦いを繰り広げていたが、第4ゲーム、ファイナルゲームでは、あっさりと勝利を決めた。黒田個人としては、秋季リーグ初勝利となった。

△黒田

続いて出場したのは石橋愛理(人2)。第1ゲーム、第2ゲームは、流れの乗れず、差をつけられて試合は終了。しかし第3ゲーム、第4ゲームでは、どんな球にも必死に食らいついていく。最終ゲームでは、相手にリードされるが、タイムを取りながら、差を縮めようとする。終盤に近づくにつれて素早く反応できるようになり、粘るも惜しくも負けてしまった。

△石橋

3ー3でバトンを渡された主将の藤原。関大の初勝利が藤原の手にかかる。第1ゲーム、第2ゲームは、先制点を決め、身体をしなやかに使いながら返球していく。順調に得点を重ねて2ゲームとも奪う。しかし第3ゲームで、相手がゆったりしたラリーからテンポを変え、緩急をつけたラリーに切り替えるなど新しいプレーを見せる。今まで返せていたボールに反応できず焦る藤原に「がんばれ」「ドンマイ」など試合を終えた男子も駆けつけ声援を送った。デュースを何度も繰り返す大接戦の末、12ー14で負けてしまった。続く第4ゲームでは、回転のかかったサーブを打ち、相手のネットミスを誘うなど順調に試合を進めていたが15ー17で敗北。勝敗はファイナルゲームにゆだねられた。ファイナルゲームでは、3連続得点を決められるなど、相手のリードで試合が進む。プレッシャーのせいなのかネットミスが相次ぎ惜しくも負け、悔しそうな表情を浮かべた。

△藤原

翌日は、今季一度も勝利を挙げられてない近大との試合に挑む。【文:木原綺音・貴道ふみ/写真:貴道ふみ】

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