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インカレ6日目、単複共に決勝進出!

インカレ6日目、単複共に決勝進出!

◇2022年全日本学生選手権大会◇本戦6日目◇8月20日◇四日市テニスセンター

【男子シングルス準決勝】

○松田2(6-2,6-2)0町田(明大)

【男子ダブルス準決勝】

○松田・大植2(6-2,7-6(7))0藤原・下村(慶大)

大会6日目はシングルス、ダブルスの準決勝が行われた。

松田康希主将(商4)はこれまでに堀川莞世(文2)と中村秋河(商3)を破った町田(明大)と対戦した。第1セットは松田のペース。ファーストゲームから力強いレシーブでブレイクに成功した。第6ゲームでもサービスエースを連取する圧巻のプレーで相手をさらに突き放す。6-2でファーストセットを手にした。第2セットは互いにキープを続ける。そして、ゲームカウント2-2で迎えた第5ゲーム。果敢に攻めてくる球に粘りを見せてミスを誘い、ブレイクに成功。ここでリードした。その後は得意のサーブを武器に相手を寄せ付けずサービスエースを連発。昨年涙をのんだ準決勝の壁を打ち破り、決勝戦に駒を進めた。

△松田

松田・大植駿(文4)組は昨年も僅差で敗れている藤原・下村組(慶大)と対戦した。第1セットは相手の速いストロークに対し大植がポーチを決め1ゲームを先制。そして直後の第2ゲームではファーストサーブが入らない相手に対し強力なレシーブからポイントを連取し、ブレイクに成功。その後は着実にサービスゲームを取り続け第1セットを手にする。第2セットはキープしあう展開が続く。迎えた第5ゲーム。2人が得意とする松田のサービスゲームで相手のレシーブに苦しみブレイクを許す。しかし、続くゲームではデュースとなるも松田がリターンエースを決めブレイクバック。相手に流れを渡さなかった。さらに第11ゲームでもブレイクを許すが、再びブレイクバックに成功。驚異の粘り強さを見せ、このセットはタイブレークに突入する。ここでも接戦となったタイブレークでは8-7で迎えたマッチポイントで松田のサーブが決まり勝利を収めた。決勝戦は関西でしのぎを削る田口・河野組(近大)と頂点を懸けて戦う。

△大植
△松田(左)・大植組

単複共にファイナル進出者を輩出した関大勢。インカレ覇者が出ればシングルスでは86年ぶり、ダブルスでは89年ぶりの快挙となる。残る1戦に勝利し、テニス部の歴史に名を刻む。【文/写真:荒川拓輝・合田七虹】

▼松田(シングルス)

「(試合を振り返って)昨日の試合がタフで体も全身結構筋肉痛だった部分もあったので、試合前どうなるのかと思っていたんですけど、良い感じに力感が抜けてリラックスしながらできたので、自分のプレーができたのかなというように思います。(結構足にきていたのか)足にきていたんですけど、最後の方はちょっと熱中症気味から全身つってしまって、その中でなんとか意地でしのげたかなと思います。(先輩の意地があったのか)先輩の意地というか、ここを優勝するしかなにので、そこの部分が大きかったのかなと思います。(準決勝で幸先の良いスタートを切れたことについて)リターンの感覚がどんどんよくなってきているので、その中でチャンスはあるだろうと思いながら試合をしていたので、最初のゲームでブレイクできるとは思っていなかったんですけど、そこでブレイクできたので凄く良い感じにスタートできたと思います。(自身のサービスについて)僕の武器でもあるので、そこでどれだけ決められるかというのが試合時間を短くできる方法でもありますし、ラリーになってしまうと肉体的にも精神的にもきつくなってくるので、そこをサーブでなんとか押し切るという強い意識を持ってのぞんでいます。(自身のプレーについて)速いサーブが得意なので、そこをいかに返されないかというのを1番に、そこの中で緩急のある、タイミングを外してというのを試合前に考えていたので、外すというのは浅くなる可能性が高いので、その中でサーブアンドボレーを入れて、相手に揺さぶりをかけようと狙っていました。(後輩のかたきをとったことについて)あんまり気にしてはいなかったんですけど、1戦1戦大事な試合になっていると思うので、とりこぼさないようにと試合前からずっと考えています。(去年の準決勝で敗れた相手との対決について)最後はやっぱり、去年負けた相手に勝てと言われてるのかなと思っているので、しっかり調整して自分らしいプレーというのを見せれたらいいかなと思います。(優勝すれば86年ぶりの快挙がかかるが)もちろん記録を塗り替えたいというのもありますけど、優勝しないと名前は刻まれないのでやっぱり優勝と準優勝というのは天と地の差ぐらいあると思っているので、なんとしても優勝できるように頑張りたいと思います。(カイザーズのファンにむけて)今年インカレを優勝するというのを目標に取り組んできて、その舞台にまず立てたので、しっかりとここを取り切りたいなと思いますし、ライブ配信もされるので応援していただけたらなと思います」

▼松田(ダブルス)
「(試合を振り返って)1度も勝ったことのなく、去年はここの準決勝で負けていてなんとか勝ちたいという思いがあった中で、まず勝てたというのはよかったなと思います。ちょっと終わり方が良くなかったですが、勝ちは勝ちなので明日に切り替えて調整していきたいと思います。(第1セットについて)昨日の体が動けない状態で、ダブルスした時の感覚が予想以上に良くて、今日も自分の中でフィードバックして、ファーストでもセカンドでも返せる自信があったので、相手がたまたまファーストミスしてセカンドサーブで自分たちがしっかり打ち切ったというのが大きかったと思います。(第2セットのブレイクバックについて)チャンスはありましたし、今日はリターンがよかったので、気を落とさずに相手に触らせたら何かが起きるんじゃないかというのを2人で話して、プレッシャーをかけれたのかなと思います。(明日の決勝戦にむけて)決勝の相手はまだ1回も勝ったことのない相手、ましてや近大で負けられない要素が今日の試合よりも大きい部分もあると思うので、記録がどうとかは僕自身は気にせずに、自分達のやれることをやっていきたいなと思います」

▼大植
「(去年のリベンジは果たせたか)素直に嬉しいです。ただ、明日もあるのでうかれないようにしっかり切り替えて明日に向けて取り組んでいきたいと思います。(第1セットを獲得した瞬間について)そんなに覚えていないですけど、いつも取ったら浮かれてしまいますが、今日は冷静にいけたなというのがありました。やっぱり哲さん(=山本哲弘コーチ)のアドバイスを一番最初のスタートと同時にしっかりできて、結果がついてきて、それで取れたというのはよかったですし、今までの自分たちとは違うぞっていうのはあったので、焦ることなくしっかりできたかなというのはあります。(第11ゲームをブレイクされた後のブレイクバックについて)松田選手が素晴らしかったですね。松田選手のおかげですね。(リベンジを果たしたことについて)終わり方はどうであれ、勝ちは勝ちなので、一喜一憂せずに明日に切り替えて決勝戦にのぞみたいと思います。(関大が勝てば89年ぶりとなる明日の決勝戦に向けて)89年ぶりという記録を更新できることはなかなかないので、しっかり個人で、チームで戦うリーグ王座に向けていくための1歩として、インカレで絶対優勝していきたいと思います」

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