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全国の舞台に挑むも、初戦突破ならず

全国の舞台に挑むも、初戦突破ならず

◇2022年度全日本学生柔道優勝大会◇6月25日◇日本武道館◇

【男子1回戦・対順大】
△先鋒・上田泰介(人3)
●次鋒・広岡侑希(人2)
△五将・大橋洸俊(人3)
●中堅・小倉樹(法4)
●三将・南雲空(人3)
●副将・尾古礼夢(人2)
●大将・宮部広大(人3)
●関大0―5順大

日本武道館で柔道団体戦の全国大会が行われた。初戦の相手は東京地区6位通過の順大。今年の3月に行われた全日本学生柔道Winter Challenge Tournament 2022(Winter Challenge)では表彰台に登った選手を2人も擁(よう)する。

先鋒は上田。開始から激しい。相手が積極的に技をかけてくるが回避する。試合は一向に動かず、技をかけてはかけられての展開が続いた。両者決めきることはできず、引き分けで試合を終えた。

△上田

次鋒・広岡は素早い柔道を見せた。積極的に技をかけていくが、相手の一本が決まり、黒星となった。

△広岡

流れを引き戻したい大橋の五将戦。探り合うように試合が始まった。試合は膠着(こうちゃく)状態が続く。残り1分半のところでアクシデントがあり一時リンクを後にしたが、冷静に試合を再開。しかし、打開とはならず、引き分けとなった。

△大橋

続いて中将戦には小倉が臨んだ。相手は開始から積極的に足をかけてきたが、1分後に技ありを見事に獲得。その後は試合が膠着(こうちゃく)し、両者決めきれない展開へと突入する。残り1分の頃に相手に関節技をとられ、審判からギブアップの判定をとられてしまう。悔しさの残る黒星となった。

△小倉

勝利の分かれ目の三将戦。南雲は序盤から相手に足をかけ、体勢を崩し、チャンスを作る。両者速い動きで組み手を争った。残り1分半のところで相手に足を刈られ、技ありをとられてしまう。最後まで攻めの姿勢を見せたが、決めきることはできず、黒星となった。

△南雲

引き分けがかかった副将戦には尾古が臨んだ。相手は今年のWinter Challenge2位の強敵だ。開始から激しい組み手争いが繰り広げられる。20秒ほど経った頃に、相手に技ありをとられてしまった。立て直しを図り攻撃を仕掛けるも、決めきることができない。残り1分頃に痛恨の一本をとられてしまい、白星とはならなかった。

△尾古

勝って終わりたい宮部の大将戦。序盤から足をかけてチャンスを作る。しかし1分半が経過した頃に相手に押さえ込まれ、そのまま一本を決められてしまった。悔しくも黒星となった。

△宮部

試合は0―5で敗北を喫(きっ)した。しかし、全国の舞台でそれぞれが闘志を見せ、健闘した。団体戦の次は個人戦。8月末には体重別選手権大会の関西大会が開催される。今大会での経験を活かし、個人戦でも熱い試合を見せてくれるだろう。【文/写真:松尾有咲】

▼小倉
「自分はポイントを取って後は上手くやれたら勝ちだったんですけど、最後でちょっとミスというか、関節をとられて結果的に負けてしまった。審判のジャッジが危なく見えるところはなくしていかないといけないと感じました。(1年生のとき以来、武道館に帰ってきて)1年生のときは試合をしていなかったので、4年生になって初めて試合に出て、こんな大きい舞台で試合できて幸せだなって思います(8月の体重別選手権に向けて)体重別は、去年は全国大会に出て1回も勝てなかったので、今年はもう1回全国にチャレンジして、1勝でもできるようにやっていきたいです」

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