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格上相手に死闘を繰り広げ、ベスト16入りを果たした!

格上相手に死闘を繰り広げ、ベスト16入りを果たした!

◇令和4年度関西学生選手権大会◇男子ダブルスA・女子ダブルスA◇京都市体育館

〈男子ダブルスA〉

【2回戦】
●畑末・砂原 0(8-21 5-21)2 西・宇治(龍谷大)
●高橋・小山 0(17-21 19-21)2 上田・佃(関学大)
●中田・増井 0(11-21 16-21)2畑野・名田(大体大)

〈女子ダブルスA〉

【2回戦】
●宮本亜・内海 0(10-21 12-21)2 秋好・竹内(龍谷大)
●石井・松岡 0(8-21 8-21)2小野田・鎌田(関学大)
●宮本有・間島 0(13-21 11-21)2小島・貴田(龍谷大)
○仲井・篠原2(21-12 21-9)0青木・伊藤(大経大)

【3回戦】
○仲井・篠原 2(21-12 16-21 21-9)1 近藤・池田(立命大)

【4回戦】
●仲井・篠原 1(8-21 21-19 16-21)2去来川・小方(龍谷大)

今試合では先日行われた男子ダブルスA・女子ダブルスAの1回戦を勝ち進んだペアが2回戦に挑んだ。関大からは男女合わせて7組が出場した。だが3回戦に進んだのは仲井杏花里(人4)・篠原七緒(商2)組のみ。4回戦では格上相手の龍大に1ゲーム取るも敗戦。ベスト16となった。

初めに出場したのは畑末悠斗(商2)・砂原泰斗(政策1)組だ。先日行われた1回戦では自分たちのペースに持っていきストレート勝ちを収めた。だが今回は格上の龍大相手。相手の強烈なスマッシュにはじかれ得点を重ねることができない。コートの端を狙ったショットを打ち得点するも相手に及ばず1ゲーム目は落とす。2ゲーム目もサービスエースや相手の隙を突かれたショットで苦しめられる。力の差を見せつけられストレート負けとなった。高橋快(文3)・小山志月(文1)組は第1ゲーム、盤からスマッシュが決まり8連続ポイントで相手に攻撃の隙を与えない。だが相手も負けていられない。すぐに2人の間を通るショットなどを放ち5連続で得点し、同点に追いつく。高橋のクロスショットが決まる場面があるも、このゲームは落とした。2ゲーム目は小山が強烈なスマッシュを連続で放つも相手に何度も球を拾われ得点を決めきれない。低い位置でのラリーが続き最後は高橋がスマッシュを決め、19点目を取り同点に追いつく。このまま勝利するかと思われたが、最後ネット前のショットが決められて敗戦した。次に登場した中田悠貴主将(シス理4)・増井楓也(安全3)組は増井のショットや中田主将のサービスエースが決まり得点を繋いでいく。お互いに声を掛け合い、相手のショットを拾っていくも一歩及ばず。このゲームは落とした。2ゲーム目は序盤3連続得点でリードする展開に。中田主将がスマッシュを放ち得点を稼ぐ。だが相手に隙を突かれたり、フェイントをかけられ一気に8連続得点を奪われそのまま敗北となった。

△砂原
△畑末
△高橋
△小山
△中田
△増井

1回戦では勝利を掴んだ宮本亜湖(政策3)・内海明莉(商1)組は宮本亜のサービスエースや内海のドロップショットが決まるが、相手にコート全体を動かされ、終始劣勢のまま敗戦。2ゲーム目も相手のペースは変わらず、選手がいないところを狙っては決める。何度も走って拾い続けるもストレート負けとなった。次に登場したのは石井志歩(安全1)・松岡栞穂(政策1)組だ。相手の隙をついた攻撃で序盤から4点ビハインドとなる。松岡のネット前のショットや石井のスマッシュが決まり1点1点を少しずつ返していくが相手に追いつけず敗北となった。第2ゲームも何度も相手の球を拾うもそこから得点に繋げることができない。そして中盤相手に5連続ポイントを許した。宮本有沙(政策4)・間島瑠花(文3)組は相手のスマッシュとドロップとを上手く使い分けた緩急あるショットに翻弄(ほんろう)される。相手のスピードのある球に対応できずこのゲームは敗戦。次のゲームではプッシュで先制する。声を掛け合い、相手の速い攻撃に対応していく。ネット前のショットやスマッシュで相手を崩し、フェイントを突くなどポイントを取っていく。だが相手も左右に動かす攻撃で追加点をさせない。最後は相手の強烈なスマッシュが決まり勝利とはならなかった。

△宮本亜
△内海
△石井
△松岡
△宮本有
△間島

仲井・篠原組の2回戦は大経大との戦い。序盤はお互いに1点を取り合う。だが仲井のサーブレシーブが決まり、15点目を入れるとそこから怒涛(どとう)の追い上げを見せ、7連続得点でそのまま勝利。2ゲーム目もその勢いに乗り、サーブを打って相手を崩し、そのままプッシュで得点をしたり、仲井のドロップショットが決まったりと相手を寄せ付けず10点以上の差をつけ相手を圧倒した。3回戦の相手は立命大。先制点は奪われるものの篠原のスマッシュや仲井のサービスエースが決まり4点差でゲームを進める。だが11点目前で3連続で得点される。インターバル後、気持ちを切り替えそこから5連続ポイント。21ー12で勝利。2ゲーム目もこの流れに乗りたいところだが、相手がコート全体を使って攻撃し、なかなか対応できない。篠原のショットで10点目が決まり、そこから篠原の強気のショットがさえ3点様で迫るもこのゲームは落とした。ファイナルゲーム、仲井のドロップショットで相手を前に出させ、その後ろを狙った篠原のショットで先制点を獲得。相手のミスも続き連続5ポイントした。そこからはお互いの強烈なショットが何度も放たれ、最後7連続得点で勝利した。4回戦は格上の龍大との対戦。序盤からネット前や間を抜けるショットを決められる。篠原のスマッシュで1点返すも、そこからは速いラリーを強いられ、相手の球を拾うのもやっとの状態となる。篠原のスマッシュから仲井のネット前のクロスで得点を重ねるが、終始劣勢で1ゲーム目は取られた。第2ゲームでも序盤から3点ビハインドとなる。だが仲井のスマッシュで1点目を獲得すると、関大らしい相手の球を何度も拾い、長いラリーに持っていくことで、相手が疲れた隙を見てショットを放つ。これが功を奏し、激しいラリーを何度も制し、得点が入る。最後は仲井のコート端のショットでこのゲームを勝利し、第3ゲームに持ち込んだ。第3ゲームは篠原のクロスから開始する。相手の速度の速いスマッシュにもしっかりと対応し、声を掛け合いながら拾ってチャンスを作っていく。相手のコート全体を使った攻撃にも粘り強く拾い続け最後は仲井のドロップショットや篠原のプッシュで劣勢の場面も積極的に得点に繋げた。1点を取り合うシーソーゲームを繰り広げるものの、インターバル後相手が鋭いコースを狙われ、一気に5連続ポイントを許してしまう。そのまま追いつけず最後はスマッシュを決められ、惜しくも敗退となった。

△仲井
△篠原

春季リーグから始まり、個人戦と長い戦いが終わった。春季リーグでは1部、2部残留、個人戦では仲井・篠原組がベスト16に輝いた。次は関関戦。関大らしい粘り強いプレーで勝利を掴む。【文:中山秋桜津/写真:石井咲羽・中山秋桜津】

▼仲井
「最近あった試合の中でもいい試合ができたので自分の中ではよかったです。2試合目は自分たちで調節できたし、3試合目は格上だったんですけど、頑張ってファイナルまでいけたのでよかったなと思いました。(良かった点)状況に対応できたことと、スマッシュとかが決まり自分たちが優勢な攻撃でいけたところはよかったです。(課題点)課題点として、ミスの多さが他の勝っていくチームとは違うし、レシーブとかももっとコンパクトに振っていかなくてはいけないと思いました。(4回戦について)勝ちたいという気持ちで挑んだんですけど、体力的にも関大の方が劣っていたので、そこから鍛えていかなくてはいけないと思いました」

▼篠原
「直前の練習とかは結構2人とも調子が悪かったんですけど、相手に合わせて戦い方を2人で考えて話し合えたことが、コーチもアドバイスしながらコートとか環境によって戦い方を変えて、対応して勝てたことが良かったと思います。また自分らの攻めの形が相手にはまったから相手が龍大でもファイナルまでいけたので良かったと思います。今後、インカレとかあると思うんですけどあかりさん(仲井)と個人で組むのは最後になるし、あまり悔いのなくやりたいんでちょっとしたミスでもなくしていくことと、今日みたいな自分たちの攻めの形がずっと継続できるように、調子悪い時でもいい形に持っていけるようにしたいです」

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