◇第 29 回大阪選手権大会大学予選Aブロック代表決定戦◇対大経大◇3月27日◇於・J-GREEN堺S1◇
【前半】関大1-0大経大
【後半】関大1-0大経大
【試合終了】関大2-0大経大
スターティングメンバー
GK 山田和
DF 桑原、大西、木邨、吉村瑠
MF 川島、吉永 、三木仁、真田
FW 堀、淺田
本戦出場をかけ、大経大との代表決定戦に臨んだ関大。開始直後からロングスローを多用してくる相手に対して、集中した守りでゴールを割らせない。徐々に関大がボールを握りながら試合を進める。前半19分、コーナーキック(CK)からDF大西志有太(文2)が頭で合わせ先制に成功。リードして前半を折り返す。後半も試合を有利に進め、同10分にFW堀颯汰(24年度入学)が2戦連発の追加点を獲得。それ以降、DF陣を中心とした堅い守りで、失点を許さず。2-0と無失点で試合を閉め、本戦出場を決めた。
前半開始早々から、両者球際の攻防が激しい展開に。同3分には、相手の4連続ロングスローなどピンチが続いたが、DF陣を中心に集中した守りでゴールを割らせない。同8分、ペナルティエリア前の絶好の位置で、フリーキック(FK)を獲得する。キッカーはMF真田蓮司(法1)。壁を越え枠内を捉えるも、ボールは相手GKの正面に。先制点とはならなかった。
徐々に関大がボールを支配し、チャンスを演出していく。同19分、関大はCKを獲得。「練習から準備してきて自信があった」とDF大西。頭で合わせ待望の先制点を決めた。
それ以降、互いに攻め合うが得点には至らず。同40分には、相手のロングスローとCK合わせて9つのセットプレーを浴びるなど、苦しい時間帯が続いた。しかし、DF陣を中心とした堅い守りと、GK山田和季(社2)のスーパーセーブで失点を許さず。1-0で前半を折り返す。
後半も序盤から両者攻め合いながら試合が進む。追加点を獲得したい関大。またしても紫紺のルーキーが魅せた。同11分、DF吉村瑠晟(経2)のクロスをFW堀がゴール前で受ける。相手DFにシュートコースを限定されるも、左足一閃。ゴールに突き刺さった。リードを2点差に広げ、試合を優位に進める。しかし、同21分。ハーフウェーライン付近でボールを失いカウンターのピンチに。攻守で頼れる男、MF川島功奨(社3)の素早い対応で難を逃れた。
1点が欲しい相手は、前半と同様にロングスローを多用し関大ゴールを襲う。GK山田和とDF陣を中心とした鉄壁の守備で相手の攻撃を全て跳ね返し、失点を許さない。終盤は試合が止まったり、攻められる時間帯が続いたりと難しい場面が続いた。しかし、全員の集中が切れることはなく、無失点に抑え勝利を収めた。
勝利したことで、大阪選手権本戦への出場を決めた関大。次なる相手は大阪府社会人代表のACミドルレンジだ。中3日と厳しい試合日程ではあるが、「全員サッカー」で乗り越え大会3連覇へ。紫紺の戦士たちの挑戦が続く。【文、写真:岩口奎心/写真:稲垣寛太】
▼DF木邨優人(政策3)
「ロングボールとかロングスローを投げてくる相手に対して、今年はプレシーズンから苦手な意識がチームにはあった。でも、今日はそういったチームに対して0で抑えて、2-0で勝てたことはよかったと思う。(前回の試合からの修正点は)どの試合も無失点を目指してやっていて、前回の試合は失点してしまった。今回はより一層ロングスローやロングボールが来るっていうのはわかっていた。全員で声を出して戦って守れば、0に抑えられると思っていてそこを意識しながら取り組んできた。(ボディコンタクトの激しい相手に対して)ボールが来る前に腕が来たりとか、そういうことは色々あったが、逆にこっちもそういうプレーがあった。そういったプレーを自分たちはなくしてセーフティーにやる。逆にそういったプレーが来たとしても、焦らず慌てずじれずにやることが大事だと思った。(本戦への意気込み)3連覇を目指す。目の前の相手に勝つことを意識して戦っていきたい」
▼DF大西
「相手が結構簡単にやってくるっていうのはわかっていた。みんなでしっかり身体を張って戦えたと思う。(自身のゴールについて)練習からやっていたから、自信はあった。CKになった時にやってやろうっていう気持ちで行って、得点できてよかった。(試合の各所で相手の攻撃の芽を摘んでいたプレーについて)絶対自分のマークには負けないっていう気持ちで入った。しっかり戦ってボールを奪えてよかった。(無失点に抑えたことについて)チーム全体で失点を無くしていこうって話だった。全員で身体を張って声をかけてできたのがよかった。(本戦への意気込み)3連覇がかかっている。全員で絶対に勝ちたいと思う」
▼FW堀
「相手も結構蹴ってきたりとか、戦ってくるチームっていうのは聞いていた。実際試合もそんな感じで進められたけど、 セットプレーで点を決めてくれた。前半は正直耐える時間帯が多かったと思う。セットプレーとロングスローで押し込まれて、 それで後半追加点行くぞってところでいい流れで得点を取れたのがよかった。(自身のゴールについて)川島君(=MF川島)がうまく潰れてくれて、それで転がってきたボールをうまくサイドに展開できた。ポジション取りもクロスも良かった。正直ゴールは見てなかったけど、左足を思い切り振ったら入った。(本戦への意気込み)チームのために動いて、その中で得点でチームに貢献したい」
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