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一進一退の攻防見せるも惜敗

一進一退の攻防見せるも惜敗

◇2023年関西学生秋季リーグ順位決定戦2日目◇対朝日大◇12月3日◇ 於・立命館OICフィールド ◇

[第1Q]関大1-0 朝日大
[第2Q]関大0-1 朝日大
[第3Q]関大1-1 朝日大
[第4Q]関大0-1 朝日大
[試合終了]関大2-3 朝日大

前日の試合に勝利し、5位決定戦に挑む関大。序盤から相手に攻められる時間が続くも、少ないチャンスを生かし、MF森川瑤(人4)がペナルティストロークで得点を決め先制する。その後、取っては取られの展開で迎えた同点の最終クオーター(Q)。このままSO戦に突入かと思われたが、終了間際に得点を奪われ惜しくも敗戦した。

第1Qは相手ボールの時間が長く続く。それでもボールを奪うと、FB和田陽向(人2)からFW中川光(経2)への低弾道のロングパスやFB甲斐心之介(人4)のドリブルなどで好機を演出。11分にMF森川、FW丸目敢南(文4)からFW中川光に渡ったところでファールをもらい、ペナルティストロークを獲得する。「昨日も同じシーンで得点しているので、決められるだろうと打った」とMF森川。ここは落ち着いてシュートを決め、先制点を獲得する。

△FB和田

第2QはFB和田からFB齋藤優(環都4)へのパスやFW吉田有我(法3)のシュートで積極的に追加点を狙う。しかし3分、相手にペナルティコーナー(PC)を与え、同点に。すぐさま反撃に転じ、FB杉本逸綺(商4)がロングシュートを打つも枠を外れる。MF森川が華麗なドリブルで会場を沸かせFB森優吉(商3)につなぐも得点には至らず後半へ。

△FB甲斐

同点で迎えた第3Qは人数をかけて相手の攻撃を防ぐ。膠着(こうちゃく)状態が続く中、10分にMF森川がドリブルで攻め上がると中へのパスにFB甲斐が合わせ、勝ち越しに成功。しかし、直後にPCを与えてしまう。ここをGK田中雄生斗(商3)が止め得点を許さなかった。だが、残り30秒でPCを奪われ、ここは止めることができず。同点で最終Qへ。

△MF森川

このQで得点を決めたところ。しかし、相手にボールを持たれる時間が多くなかなか攻めることができない。4分が経過したところでMF中川樹(商1)が相手からボールを奪うと一気に、ゴール付近まで駆け上がった。ここは得点にはつながらず。その後、FB和田、MF紀野来音(人4)主将のパスからFB甲斐がサイドを使ってゴールを狙ったがここは相手ディフェンスに阻まれてしまった。ここからは相手が再びボールを保持し、関大は守る時間が長くなる。相手のスクープをクリアするなどの好守備を見せた。残り3分でPCを獲得したが決めることができず。苦しい展開となってしまった。再びMF中川樹が攻め上げたがシュートは放つことができず終わる。残り1分30秒で相手に鋭いシュートを決められてしまった。ここで試合終了。1点差で敗戦となった。

△MF中川樹

最終結果は6位で今リーグを終えた関大。4年生にとって最後の試合の結果は黒星ではあったものの、ホッケーをやってきた中で一番いい試合だったと口にした4年生は笑顔でコートを後にした。春から着々と実力を上げている関大。さらに上を目指す個性豊かな新チームに期待が高まる。【文/写真:村中望乃、櫻田真宙】

▼MF森川
「(試合を振り返って)春リーグに負けている相手なので何とか拮抗(きっこう)した展開に持っていけるようにと思いながら試合に臨んでいた中で結果は負けてしまったのですが、自分たちのできる限りのホッケーはできたのではないかなと思います。(2点目のアシストで意識したこと)とりあえず中にボールを打てば、誰かが触ってくれるだろうと思い、下に転がす意識でパスしました。(4年間を振り返って)色々なことがありましたが最後の集大成で1番良いホッケーができたのではないかなと思います」

▼MF紀野主将
「(引退試合だったが)昨日いい試合だったので、今日も勝とうという気持ちでやった。今日の試合はこの1年間でも、僕が4年間やってきた中でも一番いい試合ができたと思いました。(次主将は)優吉(=FB森)は実力も優しさもあって、みんなが信頼してついていくような主将だと思います。(この1年を振り返って)春はバラバラでどうなるかと思った部分もあっったんですけど、チームの状況も良くなっていいチームになったと思います。(新チームは)実力もあるし、個性も豊かなチームだと思います。ここがまとまるとすごく強いチームになると思うのでそばから応援し続けたいです」

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