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今年最初の全国大会は悔しさの残る結果に

今年最初の全国大会は悔しさの残る結果に

第35回全国大学選抜大会/6月24・25日/全日本弓道連盟中央道場(至誠館第二弓道場)

【試合結果】
(男子)
[四ツ矢]15中(全20射)
[一手]6中(全10射)
(女子)
[四ツ矢]11中(全16射)
[一手]5中(全8中)

昨年、男子予選敗退、女子準優勝となった全国大学選抜大会。それぞれが昨年以上の結果を目指して大会に臨んだ。予選では男子15中、女子11中でともに同中競射へと移る。しかし、一手ではわずかに及ばず、予選敗退。今年最初の全国の舞台は悔しさの残る結果となった。

初日は男子の競技が行われた。2立目に出場した関大は、大下拓真(シス理4)、吉村匡由(人1)、國米雄太(社4)、佐々木大河(法3)、髙本真生(法4)のメンバー構成で挑む。ここでは、佐々木が皆中を達成し、チームをけん引した。全体としても15中を記録。昨年よりも2本多く的に収めた。だが、今年は予選突破のボーダーラインも上がり、同中競射へと進む。

△大下
△吉村匡

同中競射では、残る3枠を8校で争った。関大は、佐々木、髙本の皆中などで6中を記録するも他校を上回ることができず。予選での敗退となった。

△國米
△佐々木
△髙本

2日目には女子の競技が開催された。先発メンバーには、植木鈴華(商4)、鈴木聖菜(経1)、小原沙輝(法4)、吉村涼(人3)が名を連ねる。まず、1本目を全員が的に矢を収め、幸先のいいスタートに。しかし、2本目では1中となってしまう。その後は立て直し、合計11中を記録したが、男子と同様に同中競射へと進む結果となった。

△植木
△鈴木

同中競射では、小原、吉村涼が皆中で計5中。4校が6中を以上の記録を出したため一歩及ばず、予選での敗退が決まった。

△小原
△吉村涼

ベスト16に迫ったものの、わずかに届かず課題の残る結果となった今大会。それでも2カ月後には、インカレを控える。全国の舞台で得た収穫と課題を生かし、次こそは上位進出を目指す。【文/写真:大森一毅】

▼髙本
「関西選手権で勝ち切れなかった部分があったので、選抜で雪辱を果たそうと意識していました。去年は、予選を通ることができなかったので練習から実力をつけて自信を持って試合に臨もうと心がけていました。(主将として)出場した5人のうち3人が大学に入ってから初めての全国大会でした。いつもと違う環境で弓を引く中で全員がベストなパフォーマンスを出せるように声かけをしていました。(結果について)振り返ると、自分の4本目をあて切ることができなかったところが大きかったかなと思っています。15中は例年より少し高いボーダーではありますが、最後の1本を詰め切っていれば勝てていたので悔いの残る結果になりました。(同中競射では)ここで普段の実力を出し切れていないことがチームとしての課題だと思います。試合でベストを出せるように普段の練習から取り組んでいかないといけないと感じています。(今後に向けて)公式戦で勝てていない現状なので、インカレでは結果を残せるように頑張っていきたいです。そして、自信を持ってリーグにも臨めるようにしたいです」

▼佐々木
「チームとしては、まず予選通過を目指していました。個人では、これまで先輩たちに支えて頂く場面が多かったので自分が3回生になってチームを引っ張っていくということを意識していました。(結果について)まだまだ射に課題はありますが、練習試合でも結果が出ていたので不安はなく、自信を持って挑むことができました」

▼小原
「練習の中では、目標の的中に届く時もあれば、届かない時もありました。その中で、まず1本目と最後の4本目は絶対にあてようという話をしていました。(結果について)1本の大切さを改めて実感しました。11中という結果を最初に出してしまったことで不安を持ったまま競射に進む形になってしまいました。(良かった点)予選で1本目が全員あたったことは良かった点でした。チームとしても自信がついたところだと思います。(今後に向けて)チームとしては、まだまだ未完成だと思います。次は、インカレでまだ2カ月あります。今回の試合でそれまでの過程で自信をつけていって本番に挑むことが大切だと感じたので、練習から1本1本丁寧に取り組んでいきたいです」

▼吉村涼
「チームとして的中が出ない時もありました。それでも、最終の調整では立て直すこともできたし、自信を持って予選に挑みました。(緊張は)アウェイの試合でも的中を落とさないようにどこで引いても同じ射ができるということは、ずっと意識していました。なので、緊張はありましたが、その中でいつも通りの射ができたと思います。(結果について)自分が最後あてていれば、同中競射に進むことなく予選を突破できていたということもあり、1本の差を感じました。(良かった点)これまで、1本目の結果があまり良くなかったことがチームの課題になっていました。今回は全員が1本目を詰めることができたのは良かったところだと思います。(今後に向けて)悔しい思いをしたので、次はもっと自信を持って臨めるように練習から取り組んで勝ちにいきます」

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