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新チームで迎える初舞台。3グループが西日本で全力演技!

新チームで迎える初舞台。3グループが西日本で全力演技!

◇第27回西日本選手権大会◇3月6日◇丸善インテックアリーナ大阪◇

[チアリーディングスピリッツ演技競技 大学部門]

1位

[自由演技競技 大学部門]
5位 Aチーム

6位 Bチーム

30回目のHELIOS POWERを大成功に収め、1年の活動に幕を閉じたバトン・チアリーダー部。これまでのHELIOSよりさらに良いパフォーマンス、応援を届けるべく宮本明日香(商3)部長を中心に毎日奮闘している。この西日本選手権大会(西日本)は新チームになり初めての大舞台。自分たちの実力を知るための貴重な機会になった。関大からはチアリーディングスピリッツ演技競技(スピリッツ)に1チーム、自由演技競技(自由演技)に2チームがエントリー。

先に登場したのは、スピリッツの8人だ。マットに立つと、1分半を楽しもうという思いを笑顔に乗せて、アイコンタクトを送り合う。それが光り、曲が始まると同時に息の合ったダブルトータッチを見せた。その後、大会規定のアームモーションをすると華麗に転回。HELIOS独自のアームモーションもしっかりそろえる。これまでは全員同じ動きだったが、外側の4人はパイク、残り内側はユニバーサルを披露し、ジャンプのレパートリーをアピールした。再び全員同じ動きに戻り、ここからはダンスの時間。全身を使った動きはダイナミックの一言だ。だんだん疲れが見え始める後半は側転で、数人の軸がずれてしまうも、その後はマットを広く使い挽回した。最後は両手を挙げてフィニッシュ。例年とは異なる構成、ダンスとは思えない高演技を見せ、自由演技競技の2チームにバトンをつないだ。

次は自由演技競技Bの出番。自由演技競技はスピリッツとは異なり、スタンツが演技中に加わる。最初から安定した3層のスタンツを成功させ、良い滑り出しを切った。スタンツを解体すると次はパイク、ダブルトータッチを切り込む。2つ目のスタンツはスイッチの際に落ちてしまったが、その失敗は引っ張らず、トップを飛ばす高難度・シャチを完璧に決めた。大技はまだまだ続く。1人のベースの上にミドルの1人が乗り、さらにトップ1人も上に乗るスタンツを組み立ててみせた。また、移動がともなうスタンツもバランスを崩さず。バラエティ豊かなスタンツで見るものを引きつけた。スタンツをのみならず、一体感のあるダンスも披露。最後は3つのスタンツを連結させる。演技中で最大のスタンツが完成した。上位に食い込むことができなかったが、満足のいくものとなった。

この日関大最後に舞ったのは自由演技競技Aだ。実力者たちで組まれたチームに期待がかかる。その期待を裏切らないエックスアウトでスタートを切ると、マットの角から角に向けて技を決めるタンブリングでは、1回生の活躍が輝いた。ロンダートバク転やバク宙。種類豊富な技を見せる。その際にラインアウトとなり減点となるが、重力を感じさせないパイクとダブルトータッチで持ち直し。ここからAチームは本領を発揮した。両サイドのベースが2人分の体重を支えている間に、真ん中はトップを前から飛ばしミドルがキャッチする困難な技を成功。その後のダンスは、腰を回す動作を皮切りに、大きく見せることができた。最後も、ベース、ミドル2人に対し、トップは3人という至難の業を決め切り、満面の笑みで舞台から下りた。

順位は振るわなかったが、その分、課題を見出せた西日本。次年度は応援団が100年を迎えることもあり、たくさんの出番が待ち受ける。行事も、応援も最高傑作になるよう、今回の収穫を生かしていく。【文:木原綺音/写真:大森一毅】

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