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中西・中川組が決勝進出!

△得点後

中西・中川組が決勝進出!

◇令和5年度関西学生新進トーナメント◇3月8日◇於・万博テニスガーデン

【女子ダブルス準決勝】
○中西・中川組2(7-5,0-6,10-7)1菰方・久保組(同大)

【男子シングルス準決勝】
●堤0(2-6,2-6)2増成(関学大)

女子ダブルス、男子シングルスの準決勝が行われた大会7日目。10ポイントタイブレークにもつれ込む接戦を制した中西夢乃(経3)・中川桃(商3)組が見事決勝進出を決めた。

△得点後

△得点後

女子ダブルス準決勝。中西・中川組が7番コートに登場した。中西のサーブ権から始まった試合は、相手の甘いリターンを見逃さず中川がボレーを決める。先制に成功すると、その後も連続得点。相手にポイントを与えずキープに成功した。ゲームカウント1-1で迎えた第3ゲームは、点の取り合いに。中西のスマッシュがオーバーしてしまい、ブレイクされてしまう。そのまま一気に流れは相手ムードになり、ゲームカウントは2-5。窮地に追い込まれた場面で、中西・中川組が本領を発揮する。中西のスマッシュで連続得点し、ブレイクに成功。さらにリターンエースもさく裂し、立て続けにポイントを獲得する。2人の息のあったプレーで、ゲームカウント5-5まで追い上げた。勢いづいた中西・中川組はさらに2ゲームを奪い取り、第1セットを先取。勝利へ一歩前進した。しかし第2セットに入ると、相手の逆襲が始まる。中西がサーブ権を持った第1ゲームをブレイクされると、その後連続で失点。相手の勢いにのまれ、1ゲームも奪うことができず第2セットを落としてしまった。悪い流れを断ち切りたい10ポイントタイブレークは、相手のポイントからスタート。しかし直後に取り返し、突き放すことは許さない。その後点の取り合いとなるが、長いラリーの末、中西のリターンが相手のアウトを誘発しポイントしたことを皮切りに、一気に得点。マッチポイントを獲得し、勝利が目前に迫った。そして最後は中川のスマッシュが刺さり、ゲームセット。大接戦を制し、決勝進出を決めた。

△中西

△中西

△中川

△中川

男子シングルス準決勝。堤隆貴(社2)の相手は強敵・関学大の増成だ。堤のサーブで試合が開始。ラリー中にスライスを織り交ぜるなど、多彩な攻撃で第1ゲームをキープする。続く第2ゲームはラリー戦でのミスや、リターンのアウトで失点。そしてゲームカウント1-1で迎えた第3ゲームから相手が勢いづいた。相手を前後左右に振るが粘り強く追いつかれ、逆に堤がネットミスをしてしまう場面も。相手のボレーやライン上へのショットも決まり、ゲームカウントは1-4に。相手がサーブ権を持つ第6ゲームではパワフルなリターンを決めるなど、0-40から逆転しブレイクに成功する。しかし第7 、8ゲームは相手が主導権を握った。ラリー戦で左右に振られなんとか追いつき返球するもスマッシュを決められるなど、相手が得点を重ねる。相手の勢いを止められず、ゲームカウント2-6で第1セットを終えた。第2セットに入っても相手の流れを断ち切れない。第1ゲームではいきなり相手がブレイク。第2、3ゲームは互いにキープするが、その後相手に連続で2ゲームを奪われ、1-4に。ラリー戦では左右に振られ、追いつくのがやっと。相手のペースで試合が進んでいく。続く第7ゲーム、サーブ権を所持しているのは堤。なんとかキープして次につなげたいところだ。しかしラリー中に堤の放ったドロップショットが甘くなると、相手は見逃さずに強打。その後は相手のアウトや堤のサービスポイントで40-15とリードを奪う。だがラリー戦になると相手が一枚上手。ボールを左右に振られて堤が追いつけないことや、ストロークがアウトとなり失点し、40-40。そして次のポイントでは堤の放ったドロップショットがネットにかかり、ゲームセット。新進シングルスはベスト4という結果に終わった。

△堤

いよいよ明日は決勝戦。ここまでくれば、あとは頂点を目指すのみ。駆けつけた応援の声援を受け、熱い火花を散らす。【文/写真:合田七虹、森奈津子】

▼中西
「(試合を振り返って)いつも大体スタートがすごく悪くて、結構焦ったりとかするんですけど、最後のファイナルの10ポイントタイブレークは練習を多くしてきたので、結構自信を持ってできたのが大きかったかなと思います。(決勝戦への意気込み)決勝初舞台なので、とにかく2人で応援を沸かせることができるように頑張ります」

▼中川
「(試合を振り返って)最後まで諦めずに流れをつかむということを意識して、10ポイントタイブレークでもみんなの応援を信じながらチームみんなで戦えて、勝ち取れた勝利かなと思うので良かったです。(10ポイントタイブレーク前に話し合ったこと)とにかくもうやるしかないので、今まで何回も何回も3年間失敗してきたので、もう思い切ってやるしかないと、もっと強い気持ちを持って挑もうと話をしました。(決勝戦への意気込み)思い切りやるしかないので、ペアも応援もみんなのことを信じて、みんなで勝ち取りたいと思います」

▼堤
「(試合を振り返って)少し簡単に負けてしまいました。相手は全国でも勝っている実力のある選手ですが、技術的な面というよりかは、自分が無理してできないことをしようとしていたのが要因かなと思います。自分の弱点を突かれてポイントを取られたりしたことでプレッシャーをかけられていて、その場面で僕が簡単にミスをしてしまっていました。その結果、相手がメンタル的にも楽な形で、僕が苦しい形が続きました。それで苦しいまま自分からミスして相手は何もせず勝たせてしまった形です。(調子について)そこまで悪くないのに、悪いと思ってしまうような形に相手にさせられました。試合中は焦ってしまっていたので、もう少し視野を広く持てていたら改善できたのかなと思います。(春関にむけて)春関で勝つことによってインカレでシードをもらえるので、インカレで勝っていくためにも、春関で優勝目指して頑張ります」

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