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81㌔山崎祐と100㌔上田が優勝、小倉がベスト4!

入賞者

81㌔山崎祐と100㌔上田が優勝、小倉がベスト4!

◇2022年度関西学生体重別選手権大会◇8月21日◇堺市立大浜武道館

[男子66㌔級]
眞木学人(法3)1回戦敗退
若原涼太(人4)2回戦敗退
内田寿大(経2)2回戦敗退

[男子73㌔級]
竹家和希(人4)3回戦敗退

[男子81㌔級]
広岡侑希(人2)2回戦敗退
井口貫至朗(人1)3回戦敗退
青嶋優(人4)ベスト16
山崎祐士郎(社3)優勝

[男子90㌔級]
南雲空(人3)2回戦敗退
宮部広大(人3)ベスト16
尾古礼夢(人2)ベスト8

[男子100㌔級]
大橋洸俊(人3)ベスト16
小倉樹(法4)ベスト4
上田泰介(人3)優勝

関西体重別2日目には、5つの階級から14人の選手が出場。中でも81㌔級では山崎祐が優勝、100㌔級では上田が優勝、小倉がベスト4と、実力を十二分に発揮した。

尾古代表決定戦
△尾古
宮部
△宮部
△青嶋
大橋
△大橋

81㌔級の山崎祐は1回戦から合計6試合を勝ち抜き、決勝に臨んだ。序盤には相手の技を回避した際に、1つ目の指導を取られてしまった。終盤は釣り手をしっかり掴み、攻めるも決めきれず。残り24秒のところでは両者に指導が言い渡された。これで山崎祐は2つ目の指導となり、苦しい展開に。そのまま戦況が動くことはなく、延長戦に突入。その後も互角の戦いが続いたが、3分のところからは山崎祐が相手に一方的に技をかけ攻め立てた。徐々に相手の体力も消耗し、5分のところでついに相手に3つ目の指導が入り、見事優勝を成し遂げた。

山崎決勝
△山崎祐

2回戦から挑んだ100㌔級の小倉は、準々決勝で技ありを取られた不利な状況から華麗な払い腰を決め一本。準決勝に駒を進めた。準決勝の序盤は、小倉が相手に何度も技をかけ、優勢に見えた。しかし、終盤にかけて相手の勢いが加速する。そして残り5秒という土壇場で投げ技を決められ、一本を取られてしまった。

小倉準決勝
△小倉

上田は1回戦から勝ち上がり、どんどん勝利を重ねていく。迎えた決勝では、積極的に攻めるも指導を2つ取られた不利な状況から、延長戦で大逆転を見せた。序盤は長い組み手の時間が続き、互いに積極的に技をかけた。終盤には上田が相手を崩す場面が多く見られたが、指導を2つ取られ後がない状況に。決めきれないまま、延長戦にもつれ込んだ。開始からまもなく、相手に1つ目の指導が入った。両者互角の展開が続いたが、またもや相手に指導が入り同点の状況に。そして、3分にさしかかり、上田が勢いを見せた。何回も技を決めにいき、ついに相手に3つ目の指導が入り逆転。序盤の劣勢を払いのけ、7分15秒の激闘を制した。

上田決勝
△上田

2日間で14人の選手が躍動。その中で4人の選手が、10月1、2日に日本武道館で行われる全日本学生選手権大会への出場権を獲得した。更なる高みを目指し、全国の舞台へ挑む。【文:松尾有咲/写真:貴道ふみ】

▼山崎
「4月からずっとこの大会に向けて追い込んでいて、何かしらの結果を残さないと、という使命感がありました。今回勝てたので安心感があります。(良かった試合)4回戦の甲南大の奥村選手に決まった小外から、試合の流れを掴んだなという感じです。自分は投げる選手というより指導を取って粘り勝つタイプなんですけど、返し結構早めに一本取れて今日はいけるなと思いました。(全国大会について)高校の時に1回行って、それ以来個人戦は初めてです。大学入って全然結果を残せてなかったので、全国でもう一回結果を残せるように頑張りたいと思います」

▼上田
「正直勝てると思っていなかったので、1試合ずつ勝てたらいいなぐらいの感じで臨みました。(1番良かった試合)準々決勝ですね。延長戦で指導を2個リードしていて、2個取り返されて心が折れそうなったところで、もう1回力を入れ直して頑張れたところです。(今日1番良かったところ)諦めなかったところだと思います。最後も指導2個リードされていて、そこから諦めなかったから3つ目の指導も取れて盛り返せたと思います。(決勝の延長について)指導を2つ取られていて、3つ取り返せると思ってなかったので、どこかでポイントを取らないといけないと思ってたけど、2つ取り返せたので指導でもいいかなって思って戦いました。(全国について)大学では初めてです。1個ずつ勝っていけたらいいなと思います」

▼小倉
「直前で膝を痛めてて、どうかなっていう感じだったんですけど、ギリギリ間に合って、間に合ったからには今回は全国出場は当然、それ以上の決勝まで行って講道館杯の出場権得るところまで勝ちたいなと思ったんですけど、それを達成できなかったので、自分的には50点ぐらいで悔しさがあります。(準決勝について)試合も何試合か重なってきて、ちょうど緊張とリラックスがちょうど天秤がとれた、そんなに気負うこともなく気持ちが緩んでいることもなく、ベストな精神状態ではありました。相手の技も見えていたんですけど、相手の方が上手くて自分のミスで負けてしまった部分があったので、まだまだ足りないなと思いました。(1番印象に残った試合)ベスト8をかけた、大体大の花崎選手と戦った試合です。先にポイントを先制されて、内心どうしようと思ってて。そこで上手く取れたんですけど、ああいうところを消していかないと全国では勝てないと思いました。(全国大会に向けて)去年は自分と階級が同じ1つ上の学年の奥野さん(21年度卒)と一緒に出ました。個人的にも初めての全国だったので、去年はできることをやりきれたらいいなと、奥野さんの背中を見てずっとやってきたんですけど、今年は奥野さんが卒業していないという状況で。自分が今最上級生で、もうぼくしか全日本学生経験したことある人がいないので、次は後輩たちに背中を見せられるように、今回の全国は去年と違ってもう2回目なので、勝ちにこだわって1つでも多く勝てるようにやっていきたいと思います」

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