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◇第61回全日本大学男子選手権大会◇2回戦◇対日体大◇9月6日◇富山県岩瀬スポーツ公園

関 大 000 00=0
日体大 002 14x=7

1(中)倉田
2(遊)金谷
3(二)榎
4(左)桑島
5(DP)井上勝
6(捕)小葉竹
7(右)田和
8(投)小松
9(三)井上裕
FP(一)古賀

昨年王者を相手にコールド負けを喫した。先発の小松琉晟(るいせい=法3)は序盤を無失点に抑えたが、3回に2点適時三塁打を献上。その後は相手の勢いを止めることができず、打ち込まれた。打線は井上勝裕(情4)の安打のみと、相手投手に苦戦。投打で圧倒され、全日本大学男子選手権大会(インカレ)は2回戦敗退となった。

インカレ初戦を難なく勝利し、迎えた2日目。今日も多くの観衆が応援に駆けつけた中、大会3連覇を狙う日体大と対峙(たいじ)した。

関大は初回から苦しい展開に。打線がテンポ良く3人で抑えられると、守りでは先発・小松が投じた初球を豪快に捉えられ、先頭打者の出塁を許す。犠打で得点圏への進塁を許し、打順はクリーンアップへ。だが、最後は小松が力強い速球で押し込む。なんとか0点に抑え、ガッツポーズを見せた。

IMG_4038-200x133 【ソフトボール男子】日体大にコールド負けを喫し、インカレは2回戦敗退
△ガッツポーズを見せる小松
IMG_3957-200x133 【ソフトボール男子】日体大にコールド負けを喫し、インカレは2回戦敗退
△ナインに迎えられる小松

2回、先頭の桑島宏輔(情1)が豪快に引っ張るも、捉えた打球はファースト正面へ。後続も出塁することができない。悪い流れの中、小松は再び先頭打者に安打を浴びる。しかし、このイニングは守りが光った。ランナーがスタートを切ると、小葉竹伸(安全4)がドンピシャりの送球を二塁へ。金谷柊(情2)の素早いタッチもあり、二盗を阻止。ナインはガッツポーズを見せた。その後小松は再び安打を浴びるが、2つの三振を奪う。スコアボードに0を並べた。

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△小葉竹

関大は3回も出塁することができず、攻略の糸口をつかめない。守りでは、1死から相手打者に粘られ、四球で出塁を許す。進塁打と内野安打で2死一、三塁となり、相手の4番打者を迎えた。小松は2ー2と追い込むが、5球目を捉えられると、打球は右中間へ。2点適時三塁打となり、均衡が破れた。その後も死球を与えピンチを拡大するが、榎上総主将(経4)が一二塁間の打球をバックハンドで処理する好プレーを披露。なんとか2失点に抑え、小松は援護を待つ。

4回、二巡目の攻撃となった関大だが、簡単に2死を奪われる。打席には3番・榎主将。「第1打席から感覚は良かった」と初球からフルスイングで振り抜く。レフト方向へ特大の当たりを放つが、惜しくもスタンドには届かずレフトフライに。「少しこすったけど、入ったと確信した。風に戻されたと思う」と榎主将。一塁を回った辺りで思わず頭を抱え込んだ。守備では、小松が1死からセンター最深部へ特大のソロ本塁打を献上。3点のリードを許す。

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△頭を抱える榎主将

反撃したい関大は4回、1死から井上勝がレフトへチーム初安打を放つ。力強いガッツポーズを見せ、ベンチの盛り上がりは最高潮に。小葉竹の邪飛で進塁し、2死二塁とこの日初の好機を作る。しかし、後続の田和直人(法2)は内野ゴロに打ち取られ、無得点に終わった。

IMG_4247-200x133 【ソフトボール男子】日体大にコールド負けを喫し、インカレは2回戦敗退
△初安打を放った井上勝

裏の守りでは、日体大打線の勢いを止めることができない。先頭打者の出塁を許すと、際どい判定も重なり4連打を許す。3点を追加され、スコアは0-6に。なおも2死三塁と、走者を返せばコールド負けとなる厳しい局面を迎える。慎重に攻めたいところだったが、初球を捉えられると打球は左中間へ。センターの倉田雄太(情4)が懸命に飛びつくも、ボールにグラブは届かず。サヨナラ安打を許し、日体大ベンチから歓喜の声が響いた。

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△試合後の集合写真

「小松の調子は良かったと思うが、日体大のレベルが高かった。ただ、本気で日体大を倒すためにやってきて、勝てると思っていたので。正直すごく悔しい」と榎主将。試合後のミーティングでは多くの選手が涙を流し、悔しさをあらわにした。ここまでチームを引っ張ってきた4年生は今大会で引退となる。「後輩たちは、この試合で味わった悔しい気持ちをずっと忘れずにやって欲しい」(榎主将)。榎世代がかなえることのできなかった関大ソフトボール部男子の夢は、次世代の後輩たちに託された。【文/写真:上田峻輔】

▼榎主将
「(連覇中の王者にコールド負けを喫した)ある程度苦しい試合になることは分かっていた。自分たちの勝つパターンとしては、苦しい展開を耐えて粘り、ワンチャンスをものにするというところだったので、序盤は本当に自分たちの思惑通りにゲームを進められていたと思う。ただ、日体大のレベルがすごかったです。小松の調子は全然良かったと思うけれど、厳しいコースでも学生とは思えないスイングではじき返されて。点差が開いてからもしっかり関大らしく、雰囲気を落とさずに試合自体は楽しかったと思うし、最後負けるまで『まだ勝てる』と本気で思えるようなゲームだったと思います。チームの成長を感じますし、結果だけ見ればコールド負けで大敗ですけど、スコア以上にも食らいつけれたと思います。(第1打席からフルスイング)打席の方の感覚は割と良くて。日体大も自分のことや他の選手を調べて試合に挑んでいたと思うので、ちょっと最初インコースの厳しいところを攻められた。最初はピッチャーの体力があったと思うので、結構いいボールが来ていましたけど、2打席目以降はピッチャーも疲れてきていたので、打てると感じて打ちました。(スタンドまで)行った!と思ったけど、行かなかったですね(笑)(打球は)少し風で戻された感じですかね。ちょっとだけ擦った。(本塁打を)確信していたけど…。上で風が吹いていたのかな。(競技人生を振り返ると)全国優勝を何度もしましたし、全国準優勝も初戦敗退も2回戦敗退も3回戦敗退も…。多分10回以上全国大会に出場した。ソフトボールを選んだことに対して全く悔いはないですし、関大に誘っていただいて入学したことも全く後悔していないです。今回は勝てなかったけれど、学生スポーツならではの雰囲気の中で盛り上がりを感じることができたし、最後まで強豪相手に食らいつけたというところは、自分のソフトボール人生のターニングポイントであったと思います。いい引き際かな(笑)(ミーティング後には涙を流すシーンも)負けてしまったけれど、本気で日体大を倒すためにやってきていましたし、ほんとに勝てると思っていたので。正直すごく悔しいけれど、これも勝負の世界。それを受け止めつつ、同期とは4年以上やってきましたし、後輩たちもしっかりついてきてくれたので、その辺の感謝を思い返していると、やっぱりちょっと感極まってしまいました。(4年間で一番の思い出)自分たちの代は結構居残り練習をするタイプで。毎日『ちょっとバッティングを見てくれよ』とか『ちょっと練習を手伝ってくれよ』みたいな会話が飛び交っていて、先輩たちから『まだ帰らへんの』って見られることもあった。それくらいソフトボールが好きな人たちと、何気ない自主練習の日々っていうところが、自分の一番の思い出かな。(後輩たちに向けて)人数は少ないけれどやるしかないし、人数が少ないからこそできることもあると思う。直人(=田和)とか琉晟(=小松)とか、今日もだいぶ悔しい思いをしていたけれど、その悔しい気持ちをずっと忘れずにやって欲しい。今回の負けをプラスに捉えて、自分たちがかなわなかった『打倒・日体大』を。まだまだレベルアップすると思いますので、次世代に夢を託したいかなと思います」

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