◇ 第58回関西学生自馬大会・第6回関西学生レースホースカップ ◇8月29・30日◇三木ホースランドパーク
【関西学生自馬大会】
[馬場馬術競技A]
諸石・千令組(OP) 最終得点率65.594%
[障害飛越競技B L-A]
1位 寺西・千宝組 タイム62.67 総減点0
2位 辻・ホッコーメヴィウス組 タイム67.68 総減点8
6位 清川・千騅組 タイム86.84 総減点19
關・千渓組 落馬E
王前・千宝組 落馬E
[障害飛越競技A M-D]
1位 木田・千騅組 タイム59.99 総減点12
森本・千龍組 落馬E
[クオリファイジャンプ]
1位 加藤・千駿組 タイム61.13 総減点0
[障害飛越競技C L-C]
1位 馬庭・千龍組 タイム43.06 総減点0
2位 侍留・千渓組 タイム47.62 総減点0
加納・千騅組 タイム59.95 総減点0
加藤・ジオフロント組(OP) タイム58.64 総減点4
[団体結果]
2位 関大
【関西学生レースホースカップ】
[障害飛越競技L-A]
2位 寺西・千宝組 タイム62.67 総減点0
3位 辻・ホッコーメヴィウス組 タイム67.68 総減点8
清川・千騅組 タイム86.74 総減点19
關・千渓組 落馬E
残暑が続く中行われた関西学生自馬大会(秋学)。1日目の馬場馬術競技Aでは、諸石ひかり(文3)・千令組が全体トップとなる得点率をたたき出す。よって、春学の結果と合わせて、10月に行われる全学の出場権をつかんだ。障害飛越競技では、実施種目全てで優勝という快挙を遂げる。また、加藤諒大(人3)・千駿組はクオリファイジャンプを1位で完走。千駿の全学の出場権をつかみ取った。
1日目に行われた、馬場馬術競技A。この種目で全体トップとなる得点率を出せば全学の出場権を獲得できる、重要な試合だ。開始から落ち着いた演技を見せる、諸石・千令組。ところどころでミスは出てしまったものの、頭絡は下がり、手前の変換もスムーズに成功する。全体トップとなる65%を超える得点率をたたき出した。これにより、春学の5課目Aの結果と合わせて全学の出場要件を満たすことに。諸石は、障害、馬場、総合3種目全てで全学出場を決めるという快挙を成し遂げた。

朝から日差しが照りつける中競技が始まった2日目。障害飛越競技B L-Aには、5組が出場した。寺西浄慶(情3)・千宝組は、開始から安定感のある走りを見せる。慣れてきたというLAのコースをミスなく回り切り、優勝を果たした。秋学が学生馬術ラストランとなった、清川円(安全4)・千騅組。ときおりペースが落ち、また2つの障害落下がありながらも無事に完走する。6位入賞となり、最後を笑顔で締めくくった。辻結人(文1)・ホッコーメヴィウス組は、今大会が初コンビ。ダブル障害の1本目と8番障害を落としてしまうも、少し荒れた様子のホッコーメヴィウスをなだめながらうまく走り切り、2位となった。關駿樹(情3)・千渓組は7番障害で、王前優弥(情3)・千宝組は4番障害でそれぞれ落馬してしまう。悔しい結果となった。

障害飛越競技A M-Dに出場した、木田琉煌(情1)・千騅組。3、5、6番と障害を落としてしまうが、スピードを保ったまま完走して1位に。これにより、全学のMクラス障害飛越競技Dの出場権を手に入れた。森本陽奈子(法4)も、秋学がラストランに。千龍とのコンビで挑むも、5番障害で反抗、6番障害では落馬と悔しい結果に終わる。それでも、春学よりもレベルを上げた障害に挑戦し、最後は笑顔を見せた。

クオリファイジャンプには、加藤・千駿組が出場。加藤が千駿に乗り出したのは、8月の中旬ごろ。経路走行は1回のみと、十分な乗り込みができないまま秋学を迎えた。「昨日も障害を飛ばせたけど、何度も止まっていた。(千駿の)調子は最悪」と、千駿の状態に不安は残っていたものの、馬をしっかりと前に出して走る。何度かバーを脚に当てるも落とすことはなく、減点0で完走。千駿の全学出場権を手に入れ、安堵(あんど)の表情を浮かべた。

秋学最後は、障害飛越競技C L-C。関大最初の加納亜門(安全2)・千騅組は、丁寧な走りで減点0で走り切る。幸先の良いスタートとなった。侍留宏明(情2)・千渓組は、攻めたコース取りを見せる。50秒を切る早いタイムでゴールを切り、障害落下もなし。暫定1位に躍り出た。「(前に走った)同期のことを意識していた」と語ったのは、馬庭陽斗(安全2)。千龍とコンビを組み、本種目に挑んだ。開始から馬を前に出し、コースも内を切る攻めた走りを披露。侍留のタイムを上回り、1位に。関大勢がワンツーフィニッシュを果たした。

またジオフロントは、秋学が競技デビューに。「競走馬を引退して3カ月でデビューはとても順調。内容も良かった」と鞍上の加藤は話す。1つの障害落下については、「まだ馬が走りたがって前に行こうとする。けど、全然これから」と振り返った。今後は来年3月のスプリングトライで100㌢クラスに挑めるよう、トレーニングを積み重ねる。
3頭が全学の権利をつかみ、優勝者も多数出た秋学。今年最後の関西学生大会を良い形で締めくくった。10月には、全日本学生大会が東京のJRA馬事公苑にて行われる。「障害4連覇・個人優勝」、さらには「総合入賞」へ。残り2カ月死力を尽くし、人馬ともに最高の状態で全学を迎えたい。【文:市場薫/写真:市場薫、福井和華葉】
▼諸石
「(夏学では、惜しくも権利が取れなかった)夏はロブ(=千令)がすぐにバテてしまう。夏学で権利が取れなかったので、秋学に出ることになりました。(演技を振り返って)練習期間が短いというのもあって、不安なところもありました。けど、本番の手応えはいい感じだと思っていて。ところどころうまくいかないこともあったし、経路も怪しいところがあったから心配だったけど、良くできたかなと思います。(全学に向けて)自分が乗ると頭が重くなって、脚反応が通らなくなってしまう。そこをあと2カ月で、涼しくなって馬も元気になると思うから、改善していきたいです。柔軟性や左右が硬くなるところも改善していけたらいいなと思う。あとは、自分自身が余裕を持って回れるというか、2度目なので、気持ちの面でも安定して全学に挑めたらいいなと思います(千令は初めての東京)結構テンションが上がってしまう。三木に最初来た時も上がっていたから、向こうでもそうなると予想しています。涼しい時期だし、すごいことになりそうな感じがするから、運動の組み立てをしっかりして、落ち着いて焦らず挑めるようにしたいです」
▼寺西
「(優勝という結果を受けて)素直にうれしいですね。優勝は今まで1回もなかったので。(走行を振り返って)全体的なペースは春学よりも出ていて良かった。けど、踏み切りが合わずに何個かミスがありました。馬自体は良かったけど、人のミスが何個かあったので、そこが改善点です。(次戦は)僕はMDに出たいですね。(やっていきたいこと)もっと考えて乗れるようにしたい。走行中に正しい判断ができるようにしていきたいです」
▼馬庭
「(走行前意識したこと)やっぱり無事に帰ってくることですね。同期も一緒に出るのでライバル意識や対抗心はあったんですけど、まずは無事に帰ってくることを意識していました。(走行を振り返って)思ったよりもいいコース取りができていて、きれいに流せました。このまま頑張って、次に活かせるよう練習に反映していきたいなと思っています。(前に走った同期のことは意識していたか)永遠のライバルというか、普段はめちゃくちゃ仲いいんですけど、試合になると意外とバチバチしていて。最高の同期だなと思います。(千龍の良いところ)普段は一見やる気がなさそうに見えるんですけど、試合となると2、3馬力ぐらいの力を発揮してくれるところが好きですね。(今後の目標は)昨年の4回生の田村昌工さん(25年度卒)が全学で一般生として11年ぶりに総合に出たということで、僕も全学の総合に出ることを目指して頑張っています」
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