◇第63回全日本学生室内選手権大会◇8月21日◇有明テニスの森室内コート
[女子シングルス準決勝]
○髙山2(4-6,7-5,6-3)1田邑(早大)
[女子ダブルス準決勝]
○髙山・中島組2(3-6,7-6(1),10-6)1岸本・櫻田組(筑波大)
● 荒川・上田組1(7-5,0-6,4-10)2長谷川・松村組(亜大)
[女子シングルス準決勝]
自身初となる全国大会の準決勝。髙山揺(ゆら=商3)は落ち着いた表情でコートに立った。2ゲーム連取でリードを奪うも、その後2ゲームを返され試合は振り出しに戻る。互いにキープするも、第7ゲームで均衡が崩れた。互いにライン際を攻め、何度もデュースを繰り返す。しかし、あと1歩のところでゲームを奪われた。その後の相手のサービスゲームは点を重ねることができず。ゲームカウント4-6で第1セットを献上した。続く第2セットの序盤は拮抗(きっこう)した展開となるが、山本未来主将(文4)の「ゆらのテニス!」の声かけで切り替える。コートを広く使い、相手を左右に動かしゲームを連取する。ここから勢いに乗り、第12ゲームではデュースを制しゲームカウント7-5でセットを奪い返した。間もなくして始まった第3セットは相手に1歩リードを許した状態で試合が進む。しかし、ゲームカウント3-3に追いつき逆転。サーブのキレも良く、また相手のミスを誘い着実に得点を重ねる。ラストポイントを決めると、安堵(あんど)の表情を浮かべた髙山。あすの決勝への切符を手にした。

[女子ダブルス準決勝]
髙山のシングルスを横目に、上田結生(文1)・荒川愛子(人1)組の準決勝が行われた。上田のサーブで試合が始まる。序盤3ゲームを連取するも、4ゲームを奪われゲームカウント3-4に。しかし、荒川のボレーなどで得点を挙げ、ゲームを取り返す。ここからは息を吹き返したように得点を重ね、ゲームカウント7-5で第1セットを奪った。だが第2セットはミスを重ね、流れが相手に渡る。1ゲームも奪えずセットを献上した。ファイナルセットの10ポイントタイブレークでは2人の息がうまくかみ合わず、なかなかリードを奪えない。最後はスマッシュがアウトとなる。上田・荒川組はベスト4で室内インカレ終幕となった。


髙山・中島莉良(人2)組は序盤一気に3ゲームを奪われる。相手に流れが渡り、勝機を見出だせないまま第1セットを献上した。しかし、第2セットは気持ちを切り替え、 得点を重ねる。相手にストレートを抜かれることもあったが、中島のボレーがさく裂。「いろんなことをして相手を混乱させて、流れをつかみたかった」と髙山が語るように、フォーメーションや戦略を変えて少しずつ流れを引き込む。ゲームカウント0-3から3ゲーム連続で取り返し、その後も相手のミスを誘い第2セットを奪った。運命の10ポイントタイブレークでは、高山のリターンエースや中島のボレーで得点し、相手に流れを渡さないまま勝利。悪い流れを断ち切り、優勝まであと1歩に迫った。

強敵相手にも屈せず戦い抜き、勝利をつかみ取った。惜しくもベスト4となったダブルスの思いも背負い、あすの決勝に臨む。【文/写真:中山桜希】
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