◇第104回関西学生リーグ前期第11節◇対大体大◇7月11日◇大阪体育大学人工芝サッカー場
【前半】関大1-0大体大
【後半】関大0-1大体大
【試合終了】関大1-1大体大
スターティングメンバー
GK山田
DF桑原、池末、和泉、藤井龍
MF兎澤、和田、宮川、岩﨑
FW山村、徳田
前期リーグ最終戦を勝利で締めくくれなかった。相手にボールを握られる中、前半35分にDF藤井龍也(情2)が見事なボレーシュートを決め切り、先制点を奪う。しかし、後半12分に同点弾を献上。その後は両チームチャンスを作るが決めきれず。悔しい引き分けとなった。

前節、首位・京産大に完敗を喫した関大。GK山田光真(経3)が開幕戦以来のスターティングメンバーに並ぶなど、メンバー変更を行い大体大に挑んだ。会場には多くの大体大サッカー部員が訪れ、大声援がピッチに響く。異様な雰囲気の中、試合開始のホイッスルが鳴り響いた。
大体大はロングスローを中心に、前線へボールを送る。開始早々ピンチを迎えるが、GK山田がセーブし序盤の失点は許さない。関大のファーストチャンスは前半7分。DF桑原航太主将(社4)のアーリークロスに、逆サイドのMF岩﨑天利(人1)が反応し、シュートを狙う。相手ゴールを脅かすが、その後はセカンドボールの回収に苦しみ、大体大がゲームを支配。同15分には、GK山田のパスを回収されサイドに展開される。クロスを合わせられるが、GK山田が左手一本で好セーブ。「全員で声を出して、相手の気迫に押されないようにした」(DF藤井龍)と、体を張って全員でゴールを守り抜く。

苦しい展開が続く中同35分、関大はコーナーキック(CK)を獲得。MF兎澤玲大(れお=法3)のクロスは、マイナスにポジションを取るDF藤井龍の元へ。「練習の形が出た」と、ワンタッチで左足を振り抜くと、シュートはゴールに突き刺さった。「自分で決めることができて、純粋にうれしかった」と、DF藤井龍はチームメートが待つベンチに走り、喜びをあらわに。見事なゴールに会場は静まり返った。関大はこの1点を守り切り試合を折り返す。

後半も変わらずペースは大体大に。同8分、ドリブルで自陣に攻め込まれシュートを放たれるが、DF和泉圭保(けいた=社3)が体を張ってブロック。さらに3分後にも、サイドを展開され強烈なシュートを浴びるが、GK山田がまたしても好セーブを見せる。しかし直後のCKで、折り返されたボールを押し込まれ同点に。ここまで守り抜いていたが、空中戦を制された。

その後も大体大にボールを支配される展開が続く中、MF真田蓮司(法4)などの攻撃陣を投入。すると関大にもチャンスが増え始める。同27分、DF桑原主将が倒されフリーキックを獲得。MF兎澤の鋭いボールを1度ははじかれるが、MF宮川大輝(文3)が拾いDF藤井龍へラストパスを送る。左足で再びミドルシュートを狙うが、わずかに枠の上へ。さらに8分後には、MF真田蓮がボールを拾いドリブルで攻め込む。FW山村チーディ賢斗(社1)にスルーパスを供給し、相手GKと1対1に。しかし決め切ることはできず、シュートは枠外へ。2分後にはロングボールに途中出場のFW河野晟也(情4)が抜け出す。相手GKと交錯しボールはFW河野の元へこぼれるが、バランスを崩しシュートを打てない。決定機を決め切ることができず、時計の針が進む。

試合終盤は、勝利を狙う両チームがオープンな展開を繰り広げる。関大は同45+2分、CKをDF和泉が折り返し、FW河野が頭で合わせた。ヘディングシュートは惜しくもバーの上に。2分後にはMF兎澤がボールを奪われ、ロングカウンターを浴びる。カットインシュートを放たれるが、わずかに枠の外へ。両チーム見せ場を作るが、スコアは動かず。試合終了のホイッスルが響くと、両チームの選手がピッチに膝をついた。

「最後1歩寄せれなかったり、競り勝てずに失点して勝ち切れなかった」とDF藤井龍。これで前期リーグ戦は3位以下が確定し、最終節の観客動員試合をつかむことはできなかった。しかしインカレ出場権獲得に向け、まずまずの位置につけた関大。「この夏しっかりと練習して、リーグ優勝と日本一を取れるようにやっていきたい」とDF藤井龍は意気込みを語った。長い夏の期間を経て、より強い関大を作り上げる。【文/写真:上田峻輔】
▼DF藤井龍
「(前節の完敗から今節に向けて)前節は個人としてもチームとしても全然やれなかった。一人一人が個人として成長することを、この1週間意識して今日に挑んだ。ただ、最後1歩寄せれなかったり、競り勝てずに失点して。勝ち切れなかったので、もっとしっかり突き詰めないといけない。(ロングスローやセットプレーで押される展開が続いた)まずは全員で声を出して、気迫に押されないようにした。あとはとにかく先に触ることを意識して、全員で守った。(先制点は喜びをあらわに)前期リーグで1点も決めることができなくて、自分で点を取りたかった。今日決めることができて、純粋にうれしかった。(セットプレーの形は)前日にセットプレーをして、そこで練習をした形がうまくできた。(強度が必要なサイドで活躍できている要因は)まずは対峙(たいじ)した相手に負けないという気持ちと、身長が小さいからというのは、試合に入ったら関係ないと思う。大きい相手に、まず自分は気持ちで怯まないように意識してやっている。(後期リーグに向けて)自分たちが目指してるのは日本一。関西で1位を取れなければ、日本一もないと思うので。大臣杯優勝のチャンスもないので、この夏自分たちでしっかりと練習してチームとして強くなって、リーグ優勝、日本一を取れるようにやっていきたいと思う」
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