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◇第52回西日本大学女子選手権大会◇準決勝、決勝◇対京橘大、名院大◇7月2日◇ヴィクトリーナ・ウインク体育館

【準決勝・対京橘大】
[第1セット]関大25-17京橘大
[第2セット]関大25-15京橘大
[第3セット]関大25-23京橘大
[試合終了]〇関大3-0京橘大

【決勝・対名院大】
[第1セット]関大25-17名院大
[第2セット]関大25-23名院大
[第3セット]関大25-18名院大
[試合終了]〇関大3-0名院大

[最終結果]優勝

西カレもいよいよ最終日。決勝トーナメント戦を勝ち進んできたベスト4のチームが出そろった。準優勝では関西1部に所属する京橘大をストレートで下し、初となる決勝進出を決める。決勝では西日本一の座を懸け、今春の東海王者・名院大と対戦。最初はビハインドがあったものの、全員で拾って全員で決めるバレーで相手を圧倒し勝利を挙げる。決勝トーナメント戦を全てストレートで勝ち上がり、初の西カレ優勝を果たした。

2019年以来7年ぶりの進出となった準決勝。相手の京橘大は何度も対戦経験があり、絶対に負けられない相手だ。関大のサーブから第1セットが始まり、土屋美咲(情4)がラリーを制し、いきなりブレイク。2点目は鮫嶋優香(政策4)がスパイクを決め、連続得点で好スタートを切った。その後も土屋のスパイクで乱れたボールを後山七星(ななせ=政策3)がブロックで封じると、直後に土屋がエンドライン上にサービスエースを決める。花岡明里(商2)や牛田音羽(人1)の得点もあり、8-3と序盤から相手を突き放した。中盤にも、後山のサービスエース、土屋や森﨑美春(情3)のブロックなど好プレーを連発し、さらに点差を広げた。しかし終盤、相手のサーブに乱され5連続失点で関大はタイムアウト。直後は田中結姫(ゆいき=人4)がしっかりとサーブをセッターの元に返し、牛田の得点で流れを切る。ラリーの中でも花岡がリバウンドを取ってからスパイクを決めるなど冷静に得点。相手のミスもありセットポイントを握ると、最後は後山が相手コートの空いたところにロールショットを落とす。25-17で第1セットを先取した。

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△牛田

第2セットも鮫嶋のスパイクで関大が先制。2-2から、後山のブロックと2本のサービスエースを含む5連続得点を挙げる。森﨑は乱れたボールを押し込んだり、押し合いを制したりとネット際でのプレーが光った。また森﨑は、ミドルブロッカーと後山や土屋を絡めた時間差攻撃を組み立て相手を翻弄(ほんろう)する。ブロックを振りスパイカー陣が得点し、堅い守備でコートにボールを落とさず関大の強みを遺憾なく発揮。終盤相手にミスが増え順調に得点を重ねると、25点目を森﨑のサービスエースで取り、ストレート勝利に王手をかけた。

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△森﨑

第3セットは相手の先制点で開始。すぐに土屋が取り返し、相手のミスで3-2と関大が一歩前に。しかし、ここから相手に連続得点を奪われこの日初めてリードを許す。このセットも後山がサービスエースを決めチームを盛り上げたが、依然点差は縮まらず、相手の連続得点で点差は5点に広がった。しかし、牛田の得点で流れを切ると、ノーブロックのスパイクを何度もレシーブで上げ土屋が得点。ギャラリーの部員の「ここから」の声援に応えるように土屋や後山が力強いスパイクで得点し、関大に流れをもたらす。最大6点にまで開いた点差を4点差に縮め、関大の猛攻を恐れた相手がタイムアウト。直後の得点は奪われたが、その後関大の4連続得点で同点に並ぶ。森﨑のトスフェイントや乱れたボールを押しこんだ巧みなプレーで逆転。その後は点数の取り合いになり22-23と逆転されたが、後山のストレートスパイクで3連続得点を奪う。手に汗握る攻防を制し、関大が決勝進出を決めた。

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△得点に喜ぶ後山(左)と森﨑

ついに迎えた決勝の舞台は、関西王者・関大と東海王者・名院大の王者対決に。特設コートが設置され、会場の視線は西日本の頂点が決まる試合に注がれた。緊張感が高まる中始まった第1セット。関大は序盤から鮫嶋、花岡のミドルブロッカーを中心とした攻撃を展開する。序盤から2点差を追いかけたが、6-8から森﨑と土屋のブロックが連続で決まり追いついた。その後はリリーフレシーバーの須藤幸来(文2)も入り、安定したサーブレシーブから後山、牛田、花岡が得点。逆転すると、その勢いのまま花岡と土屋が得点し3点差に。相手がタイムアウトを取った後も関大は安定感を見せた。19-16からは、土屋のサーブから5連続得点とさらに点差をつける。相手ブロックを利用して牛田がブロックアウトを決めたり、ラリー中の二段トスを後山がスタンディングでスパイクを決めたりと、個々の能力の高さを発揮。25点目は、土屋が相手スパイクに飛び込んで反応したボールがそのまま相手コートに返り、レシーブポイントで第1セットを先取した。

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△花岡

第2セットは1点目から関大の流れに。後山が時間差やブロックアウトでスパイクを決めると、牛田が力を抜きいなしで得点。その後も牛田の1枚ブロックや土屋の落ちるサーブでのサービスエースなどで、6-0と走り出した。しかし相手も意地を見せ、8-6と追い上げられ関大がタイムアウト。直後の3点は相手のミスで奪ったものの、12-7から相手にブレイクを許し12-12に。名院大に流れが渡りそうだったが、2度目のタイムアウトで流れを切り、再びリードに変える。その後も一進一退の白熱した攻防が続いたが、森﨑のサービスエースで先にセットポイントに到達。相手の猛攻を振り切り第2セットを奪い、初優勝まであと1セットとした。

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△土屋

第3セットも関大の得点で開始。このセットもブロックタッチやスパイクレシーブからラリーに持ち込み得点を決める流れを序盤から作り、攻守に渡る精度の高さを発揮した。牛田の時間差攻撃や後山のサーブがコート奥に決まると、花岡がブロードを連続で打った後フェイントを落とし、相手ディフェンスを崩す。関大は全員で拾うバレーで粘り強くボールをつなぎ、土屋や花岡がブロック、スパイクで得点。第1セット同様、大幅なリードを保ち危なげなく試合を進めた。中盤からは後山と花岡を中心に得点を重ねる。最後は何度もレシーブで攻撃を作り直し、牛田がブロックアウトで得点。優勝を決め、会場には大きな歓声が湧く。選手たちには笑顔と涙があふれ、コートで歓喜の輪を作った。

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△優勝の瞬間

予選初戦を落としまさかのスタートを切ったものの、チーム全員が下を向かず戦い続けた西カレ。関大史上初の決勝進出から初優勝を成し遂げ、近年の悔しい結果を糧に積んだ努力が最高の結果で実を結んだ。関西女王の名を携え、西日本をも制した関大。秋シーズンからの試合も、王者の座は関大のものだ。【文/写真:松嶋奈央】

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