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◇第63回西日本大学選手権大会◇5月24日◇近畿大学記念会館

[男子組手団体]
ベスト4
広沢 優秀選手賞

[女子組手団体]
2回戦敗退

[男子個人形]
土橋 準優勝
大城戸 ROUND1敗退
石田 ROUND1敗退

[女子個人形]
古瀬 優勝
松宮 3位

西日本の多くの選手が集まる西日本大学選手権大会。女子個人形の古瀬智菜(社3)が優勝するなど、個人形の選手が成績を伸ばす。男子組手団体は強敵相手に善戦したが、昨年と同じくベスト4となった。

初めに行われたのは男子団体組手。シードで2回戦から出場し、宮崎産経大と対戦した。先鋒の巴波矢斗(情2)は相手の隙を狙う。開始56秒に上段突きで先制点を挙げると、その後も上段突きを連発。3-0で勝利し、関大は幸先の良いスタートを切った。続く次鋒は岸本日向(商2)。開始54秒に蹴りからの上段突きを決め、先制点を奪う。その後は互いに攻撃のタイミングを見計らう時間が続くが、残り37秒で再び岸本が上段突きを入れる。2-0で勝利し流れを作った。中堅の池田剛基(人3)は開始53秒、1分に連続で有効を獲得し主導権をにぎる。その後も点差を守り抜き、関大の勝利を決定づけた。副将として現れたのは古俣登也(ビジ1)。開始わずか9秒で1点を先取すると、勢いに乗り連続で得点を獲得する。さらに残り11秒、7秒でも得点を重ね、5-0で勝利。期待のルーキーが、西日本の舞台で圧倒的な実力を見せつけた。大将・広沢暖我主将(はるが=人4)は相手の棄権により不戦勝に。全勝で3回戦へ駒を進めた。

3回戦では阪大と対峙(たいじ)。先鋒・大賀滉世(人3)は開始早々積極的な姿勢を見せ、23秒で中段蹴りを決める。20秒後に突きで1点を追加すると、直後に一本。55秒を残して勝利を決め、大賀の独壇場となった。続いて次鋒として出場したのは西川遥輝(法2)。相手との間を取りながらも積極的に技を仕掛けていく。開始33秒、40秒に連続で上段突きをお見舞い。勢いに乗った西川は残り55秒に上段蹴りを繰り出し、その5秒後に1点を追加する。相手に隙を与えることなく、関大の勝利へ王手をかけた。試合の分かれ目を任されたのは中堅・広沢主将。試合が始まるとわずか6秒で1点を先取する。攻撃の姿勢を緩めることなく着実に得点を重ね、残り53秒時点で4-0。その後得点はなかったが、相手の攻撃をかわし逃げ切る。3勝目を挙げ、難なく準々決勝進出を決めた。

準々決勝では天理大と対戦。先鋒・池田は執念のぶつかり合う戦いを繰り広げた。開始20秒に突きで先制したが、すぐさま相手に連続で有効を取られてしまう。しかし、池田も再び連続で得点し逆転。残りわずかな時間で相手に迫られたが、4-3でなんとか逃げ切った。次鋒の古俣は上段突きを連続で決め、2点を先取。このまま逃げ切りたいところだったが、残り40秒で中段蹴りを食らい追いつかれてしまう。同点に終わったが、判定により古俣の負けとなった。続く中堅・広沢主将は安定感を見せる。得点は1点だったが、相手に点を取る隙を与えない。自分のペースを守り抜き2勝目を挙げた。勝利に王手をかけてバトンタッチされたのは、副将・巴。両者共に決定的な技を出すことができずに試合が進む。先取なしの同点で試合が終わるかと思われたが、残り6秒で試合が動いた。一瞬の隙を突かれ1点を献上してしまう。しかし、後がない状況で巴が底力を発揮。残りわずかな時間で同点に追いつく。巴は引き分けとなり、大将・西川へ順番が回った。開始53秒に先制点を入れられると、なかなか点を取り返せない苦しい状況に。それでも残り19秒に意地を見せ上段突きで得点。さらにあと1点を取ろうと攻めたものの、同点に終わった。相手が先取したため惜しくも敗北。それぞれの結果は2勝ずつに並んだが、全員の得点差によってなんとか勝利をつかんだ。

B26FB9FF-DA9F-4345-9FEC-4CFBA2B64792IMG_9747-200x133 【空手道】女子個人形・古瀬が西日本優勝だ!
△男子組手団体の選手たち

準決勝で対峙(たいじ)したのは昨年王者の近大。準々決勝までの試合時間から1分長い3分間で行われる。先鋒の岸本は、監督や仲間に背中を押され試合に挑んだ。距離を取りながら攻撃のタイミングをうかがうが、なかなか点を奪えず指導を受ける。しかし残り34秒に上段突きで念願の1点を先取。その後追いつかれたが、先制点を奪っていたため白星を挙げた。続く次鋒・池田はここでも粘り強さを発揮。徐々に差を詰めていき、残り3秒でついに相手に追いつく。しかし最後に再び相手に点を入れられ、惜しくも敗北してしまった。中堅には今大会負け知らずの広沢主将がエントリー。相手に隙を与えず、着実に点を量産していく。全日本選手権ベスト8の相手に3-1で勝利し、確かな実力を見せつけた。続いて副将で出場したのは、今大会初試合となった前野魁琉(人2)。初試合ながらも相手の動きをしっかりと見極め、攻撃をかわしていく。しかし残り1分を切ったところで相手が波に乗り始めた。次々と点を入れられ、4-1で敗北。試合の行方は大将の西川に委ねられた。慎重に相手の隙を見計らいながら試合を進める西川。決定打が出ないまま残り1分を切ると、相手に先制点を奪われる。直後に1点を返され同点になったが、試合終了目前にして相手が点を追加。善戦を繰り広げたが、惜しくも敗れてしまいベスト4に終わった。

女子団体組手は初戦で沖国大と相まみえる。先鋒には小西永遠(文2)が出場。序盤は互いにけん制し合い指導を受ける場面も。しかし開始32秒に上段突きで先制点を奪うと、2点目も得点。堅実な戦いで1勝を挙げた。続く次鋒・中川あや(経4)はリラックスした表情で競技場へ。開始1分こそ得点を挙げられなかったものの、タイミングを計って連続で2点を入れた。残り時間がわずかとなったところで勝利が確実かと思われたが、中川はさらに攻める。相手の姿勢を崩し一本を決め、6-0で余裕の勝利を飾った。最後に村山鈴音(情2)が大将として現れたが、相手不在で不戦勝に。全勝で2回戦に進んだ。

2回戦では関学大と対峙(たいじ)。先鋒・小西は積極的に技を繰り出そうとするも、なかなか相手の隙を見つけられない。最後まで蹴りを入れるなど食らいついたが、惜しくも敗れてしまった。勝利のために譲れない一戦は副将・中川が務める。相手に先制を許したものの、残り14秒で意地を見せ1点を返した。試合が再開すると一瞬の隙を見逃さず、再び突きを入れる。見事に逆転を果たし勝利への道をつなぎ止めた。勝敗の行方をにぎったのは大将・村山。リスクを恐れることなく、突きを決めようと果敢に攻める。しかし決定打が出ず試合終了まで0-0に。引き分けとなったが、全体の得点差により惜しくも2回戦敗退となった。

IMG_9599-200x133 【空手道】女子個人形・古瀬が西日本優勝だ!
△女子組手団体の選手たち

男子個人形には4年生の3名がエントリー。石田元気(文4)、大城戸太陽(法4)はクルルンファを披露する。キレのある演武を行ったものの、次へ進める11人中4人という狭き門を突破することはできなった。その中で土橋輝太郎(社4)は、ニーパイポで19.8点をマーク。グループ1位となり決勝進出を決めた。

決勝ではこれまでも対戦してきた同大の選手と競うことに。土橋は後攻でチャタンヤラ・クーサンクーを披露。力強く無駄のない動きで演武を行った。27.4点と高得点をたたき出したが、相手に0.4点及ばす準優勝となった。

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△土橋

女子個人形には、古瀬と松宮千夏海(法3)が出場。共にクルルンファを披露し、古瀬が19.8点、松宮が19.1点でROUND1を突破した。

3位決定戦に進んだ松宮は、凛々しい表情でスーパーリンペイを演武。終始美しい所作で25.0点を獲得し、昨年に引き続き3位となった。

IMG_0536-200x133 【空手道】女子個人形・古瀬が西日本優勝だ!
△松宮

決勝に進出した古瀬は、集中力を高めつつ出番を待つ。相手の演武が終わり競技場へ進み出ると、スーパーリンペイを宣言した。緩急のある洗練された動作で会場の空気を支配し、得点は27.4点。準優勝が続いてきた中、ついに西日本優勝を果たした。

IMG_9661-200x133 【空手道】女子個人形・古瀬が西日本優勝だ!
△古瀬

西日本の舞台でも各選手が力を尽くし、関大の名を轟かせた。次なる戦いは全日本個人。好成績を収めるべく、空手道部の成長は止まらない。【文/写真:川元咲季】

▼古瀬
「(優勝した率直な感想)最近優勝することができていなかったので、優勝できてシンプルにうれしいです。(1番印象に残った演武)スーパーリンペイです。練習通り出せたというわけではなかったのですが、前の試合よりも自分の意識してきた重さなどを出すことができて良かったと思います。(前回の試合から意識して練習したこと)技と技の間が早くなったりして、落ち着きがない形になってしまったのですが、間で落ち着くことを意識していました。(次戦の目標)今回は西日本でしたが、全日本個人で関東でも通用するようにこれからも練習を頑張っていきたいと思います」

▼土橋
「(準優勝の率直な感想)大学に入ってから、特に最近は準優勝が続いていて、決勝で勝ち切れないというのがすごく悔しいです。今日もあんまり納得のいく形をできなかったのですごく悔しいです。(昨年より成績を伸ばした)決勝に行く力はついていると思ってるんですけど、決勝で最後勝ち切る力がまだないなというの痛感しました。なので、インカレに向けてもっとそこを磨いていけたらなと思っています。(一番印象的な演武)予選の形(ニーパイポ)はのびのびと自分の思うように打てたというのが印象的でした。また、決勝の形が全く練習通りに行かなかったのが逆に印象的でした。(今日までの練習で意識したこと)ルールが新しくなってそれに適用することがすごく難しくて。どれだけルールに適応した上で自分の良さを出せるかという両立がすごい難しかったのでそこを意識していました。(全日本個人の目標)全日本個人では絶対優勝します」

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