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◇令和8年度関西学生春季リーグ戦第1節◇対近大4回戦◇5月13日◇GOSANDO南港

関 大 000 010 100=2
近 大 000 000 010=1

(関)米沢、中原-笠井
(近)宮原、森-岸本、伊藤

1(指)渡邊拓
2(二)金森
3(右)中村
4(中)山本峻
5(遊)宮本青
6(一)澤村
7(捕)笠井
8(三)森内
9(左)河田
先発 米沢

決着をつける時が来た。春季リーグ開幕戦で、互いに1歩も譲らぬ戦いを繰り広げた両者。優勝に向け絶対に負けられない戦いに、関大ナインは部員200名の思いを背負い挑んだ。先発の米沢友翔(人4)は、完璧な立ち上がりで試合を作る。1球で勝負が決まってもおかしくない展開に、先に仕掛けたのは関大。5回、澤村凪人(情2)が安打でチャンスメークし、先制点を奪う。極めつけは、7回の加藤蔵乃介(安全2)の1打。振り抜いた打球は左へぐんぐん伸び、スタンドへ。これが決定打となり、リーグ制覇へ王手をかけた。

初回、先攻の関大は三者凡退に。裏では、エース・米沢が先頭から球種をうまく使い分け三振に打ち取る。ドラフト候補投手の投げ合いに、約50名のスカウト陣も熱い視線を送った。

S__107937802_0-200x133 【野球】投手戦を制し、優勝に王手をかけた!
△米沢

王座を懸けた大一番は拮抗(きっこう)した試合に。その静寂を破ったのはやはり関大。5回、先頭の澤村が右前安打で出塁すると、ベンチはすぐさま渡邊貫太(経4)を代走に送る。続く7番・笠井康生(法4)のバットがこの日もチームを盛り上げ、二塁打で無死二、三塁に。そして打席に立つのは、森内大奈主将(情4)。チームバッティングで転がし、その間に渡邊貫が生還させる。貴重な先制点をつかみ取った。

S__107937805-200x133 【野球】投手戦を制し、優勝に王手をかけた!
△澤村
S__107937803_0-200x133 【野球】投手戦を制し、優勝に王手をかけた!
△笠井

7回、スタンドから『大空を超えて』が響く中、6回の守備から登場した加藤蔵乃介(安全2)が1死から打席に立った。「そろそろ打たないといけないと思っていた」と、その言葉通り初球からフルスイングを見せ、打球は左方向へ上がる。勢いそのままにぐんぐんと伸び、レフトスタンドへ。加藤のリーグ戦初安打は、大一番のダメ押し弾で飾られた。

S__107937801_0-200x133 【野球】投手戦を制し、優勝に王手をかけた!
△加藤

流れを完全につかんだと思われたが、8回の裏に山場が訪れた。ここまで完封の好投を見せていた米沢が、内野安打で2死一、二塁に追い込まれる。この危機を乗り越えたのは、やはり守護神・中原海晴(商4)。代わり端の打者には右前に運ばれ1点を献上するも、次打者をゴロに打ち取り逃げ切る。

S__107937804_0-200x133 【野球】投手戦を制し、優勝に王手をかけた!
△中原

運命の最終回。ここでも加藤のバットが火を吹き、左中間越二塁打を放つ。この一打で、球場は完全に関大ムードに。後続が倒れ追撃とはならなかったものの、裏へ流れを持ち込んだ。続投の中原は、先頭の早い打球をうまく取り投直に打ち取る。最終打者にはコースビタビタに投げ込み、見逃し三振に。大きな1勝をもたらした。

残すところあと1節の春季リーグ戦。大きな壁を幾度も乗り越え、勝ち点を落とすことなく京大戦へ臨む。『情熱の野球』の真価は、まだこれからだ。【文:宮寧彩/写真:宮寧彩、水井陽菜】

▼澤村
「(先輩からキャンプMVPに選ばれた。力を入れた練習は)初球からしっかりと振ることです。後ろに、笠井さんとか、大奈さん、河田(流空=文4)さんという頼れるバッターがいるので、とにかくその人たちにつなげるということだけ意識しています。(5回の一打で試合が動く。打てた時の心境は)本当に、『ここで(流れが)変わったな』と思いました。まだまだここからだとは思っていましたけど、うれしかったです。(ベンチからはどのような声を)ベンチでは、とにかくチームに貢献できるように声を出していました。守備の態系とか、そういうことも。(ボールは狙っていたか)狙っていたわけではなかったんですけど、ストライクやと思って振りにいったらヒットになったという感じでした。(次の試合に向けて)きょう加藤が活躍してしまったので、次のスタメンもどうなるかとなってきたんですけど、僕自身ベストナインを狙っているので、チームプレーを徹底しつつ、自分の結果にもこだわっていきたいなと思います」

▼加藤
「(7回の打席にはどのような心境で入ったか)相手もプロ注目の投手ということで、真っすぐが早いということは知っていました。今までのバッティングは、初球を見逃したりという消極的なプレーが多かったので、その真っすぐをしっかり振り抜いていこうという気持ちでした。(プレッシャーは)点差もあって、ベンチからもリラックスして思い切りいけというふうに声をかけてもらっていたので、あまり感じなかったです。(宮原との対戦は1回戦ぶり。攻略は)前は大雨の中のバントだったので・・・。真っ直ぐが多いということがデータにあったので、それを狙って振ったら入りました。(打てた時の気持ち)めっちゃうれしかった。素直に、うれしかったです。(きょうは二塁打も。打撃の調子は)きょうがオープン戦以来のヒットで、ちょっと調子は落ちていて。監督にも、『ランナーがいなくてもお前にはバントさせるぞ』と言われたくらい。そっちのプレッシャーの方が大きかったかも(笑)(次の試合に向けて)まだ2試合残っていて、きょうで優勝が決まったわけではないので。その2試合でも、関大の『守り勝つ野球』で勝って、優勝したいです」

▼米沢
「(きょうの調子は)調子はあまり良くなかったですけど、勝てて良かったです。(近大の打線をどう封じ込めたか)笠井とは、甘い球を投げず厳しく攻めようという話をしていたので、うまくいって良かったです。(中原のリリーフを見て)リリーフのエースですし。絶対的守護神は心配しなくても大丈夫なので、安心して見ていました。(次の試合に向けて)一戦必勝で頑張ります!」

▼中原
「(8回からは緊急登板だったのか)いつでもいける準備をしておけと言われていたので、緊急というわけではないです。ランナーが溜まったら、おれはいつでもいけるので。その準備ですね。(ピンチでの登板。マウンドへはどのような気持ちで)米沢がナイスピッチングで試合を作ってくれていたので、その流れを継いで、しっかり抑えられるようにと思っていました。(次の試合に向けて)一試合一試合しっかり勝てるように、任されたイニングを抑えて、優勝できるように頑張ります」

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