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◇2026年春シーズン第3節・第81回早関定期戦◇対早大◇5月9日◇関西大学中央グラウンド

[第1Q]関大0一0早大
[第2Q]関大0-12早大
[第3Q]関大15一3早大
[第4Q]関大3-0早大
[試合終了]関大18-15早大

華麗な逆転劇で春シーズン3連勝だ。日本最古の東西定期戦である、早大との1戦に挑んだKAISERS。前半は流れをつかめずランで運ばれ、パスで2タッチダウン(TD)を奪われた。しかし第3クオーター(Q)では打って変わり、QB高井法平(人4)からオフェンス陣へのパスが次々と決まる。WR足立淳成(文1)、WR辻野慎之助(文3)がTDを決めると、TE勅使河原巧(文1)がツーポイントコンバージョンを成功させた。第4Q終盤には、K鈴木康太郎(法2)が逆転のフィールドゴール(FG)を沈める。そのまま逃げ切り、今シーズン最初のビッグゲームを勝利で飾った。

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△QB高井

通常とは異なり、正式な1Q15分形式で行われた。関大のリターンで試合が開始。ファーストプレーでフォルススタートの反則を取られると、ダウンを更新できず、攻撃権は早大へ。相手RBのランに苦戦するも、LB橋本幸樹主将(経4)らディフェンス陣の粘りで得点は許さない。その後も反則が絡みながらダウンを更新できず、早大の攻撃が長く続く苦しい展開に。それでもロングゲインは許さず、互いに無失点で第1Qを終えた。

試合が動いたのは第2Q。関大のファーストシリーズ4thダウンのパントをブロックされ、自陣41㍎から早大の攻撃となる。4thダウンギャンブルで右サイドを駆け上がられ、先制のTDに。トライフォーポイント(TFP)のキックはブロックしたものの、先制点を献上した。直後の関大の攻撃はスリーアンドアウトで切られるが、P佐々木之太朗(商4)のパントで自陣13ヤード付近まで陣地を回復。早大のシリーズはDL熊田凌(商2)にQBサックが飛び出し、大きくロスを奪った。

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△DL熊田

だが流れはつかめないまま、第2Q最後のシリーズでも、相手RBのランを止められず大きくゲインを許す。前半終了残り15秒でパスを通され、TDを決められた。その後のツーポイントコンバージョンは防ぐも、0-12と2ポゼッション差をつけられる。1度もTDを決めることができないまま、試合を折り返した。

「(ハーフタイムで)自分たちがミスをしないということを強く言った」(LB橋本主将)。自滅のような展開になった前半から修正を図り、後半に挑んだ。早大のファーストシリーズをスリーアンドアウトで切り、直後の関大のシリーズでスコアが動く。QB高井がスクランブルでダウンを更新し、WR足立へのパスを何度も通す。最後も相手ディフェンスをかいくぐりながら、エンドゾーン左にいたWR足立にパスを通してTD。TFPも成功させ、7点を返した。

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△WR足立

だが、直後の早大のシリーズの4thダウンパントで、関大の選手が触れたボールを早大の選手がリカバー。自陣深くで早大の攻撃が続くこととなった。それでも、ディフェンス陣の早い集まりで、FGは決められるもTDは取らせず。少しずつ流れをつかみかけていた中で、同点劇が生まれた。リターナーDB吉田優太(文4)が相手陣35㍎という絶好の位置までリターンすると、ランとパスを織り交ぜながら前進。第3Q12分には、WR辻野へのパスが通り、エンドゾーンに駆け込んでTDを決めた。TFPはツーポイントコンバージョンを選択。エンドゾーン左にいたTE勅使河原へのパスが通り、同点に追いついた。

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△TE勅使河原

決着がつく運命の第4Q。第3Qで同点に追いついた勢いのまま、LB橋本主将、DL出原真之介(経3)のロスタックル、DB岡田拓大(文4)のQBサックで相手を前進させない。関大は自陣23㍎からの攻撃シリーズで、QB土井翔和(文2)がRB前川礼男(経4)へのスクリーンパスを決めてビッグゲイン。その後もRB向井大貴(政策2)、WR新井力央(文4)へのパスを通し、時間をかけながらも着実に前進する。試合終了残り40秒でK鈴木が33㍎のFGを成功させ、ついに逆転した。

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△K鈴木

最後となった早大のシリーズでは、DL出原の2連続となるQBサックがさく裂して試合終了。伝統の一戦を、逆転勝利で飾った。

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△DL出原

前半は相手のランを止めきれず、引きずられて失点する場面が目立った。オフェンス陣もパスが通らず、苦しい展開に。しかし後半は攻守がみ合い、鮮やかな逆転勝利を見せたKAISERS。次節は、甲子園ボウル連覇中の立命大と対戦だ。ビッグゲームが続くが、厳しい試合を勝ち切り春から強さを見せつける。【文:市場薫/写真:市場薫、松浦翼】

▼LB橋本主将
「(早大戦にむけ準備してきたこと)先週は早大戦に向けて、早稲田対策のようは練習をメインでしていて。その前の週は、チームでもう一回フィニッシュやファンダメンタル、基礎のところをしっかりしようという練習をやっていました。(前半は反則も絡んで思うような展開にならなかった)和久監督もおっしゃっていたように自滅みたいなところがすごく大きくて。もちろん早大のディフェンスにもすごい選手はいっぱいいたんですけど、やっぱり自分たちの反則であったり、ディフェンスならタックルミスとか、そういった部分が目立った結果かなと思います。(早大RB長内選手に引きずられるシーンが目立った)やっぱり長内選手は強いですし、足をかいてドライブされたので、いいRBでした。そこに対してディフェンスが集まり切れなかったり、タックルがしっかりできていなかったというのがドライブされた原因かなと思います。(後半は攻守かみ合った展開に。前半から変えたことは)前半できていなかった、集まりや基礎の部分、自分たちがミスをしないという部分をもう一回しっかりしようということを一番大きく言いました。(次節は対立命大とビッグゲームが続く)昨年2連覇しているのもありますし、次節は向こうのスタジアムに行くので、やっぱり厳しい試合になると思う。チームとして、基礎の部分をもう一回やり直すのと、フィジカルも立命大の強い選手に負けないように、2週間しっかり準備していきたいです」

▼K鈴木
「(今春からスタメン出場が続いている。意識していることはあるか)基本的にはいつも通りの準備をしようというのを心がけていて。特に変なことをしないというのをいつも心がけています。(FG、タッチバックを取るシーンが多い。自身の強みは)僕の強みは飛距離、キックのパワーだと思っていて。他の人よりも遠いところから蹴れることが強みです。(決勝点となったFGを蹴る前の心境は)案外冷静に蹴れて。自分がここが苦手というのが分かっていたので、そこがしっかりできたら決まるというイメージは湧いていました。(背番号を15にした理由は)中井さん(=慎之祐・25年度卒)の真似をして引き継いだと思われがちなんですけど、中学からサッカーをしていて、その時からずっと15番をつけていて。高校も15番で、その延長で15番をつけたいと思っていたら、ちょうどキッカーの先輩が15番だったというだけなんですよ。リスペクトもあるんですけど、どちらかといえば、自分がずっとつけていた15番を大学でもつけたいなと思って。(春シーズン最初の試合は緊張したか)「キッキングの関大」と言われたりするので。その名前を汚してはいけない、自分がこのまま維持していくという思いでした。(次節は立命大戦)次の試合もFGはしっかり決めて、キックもしっかりタッチバック狙ってできるような、落ち着いたメンタルで臨みたいと思います」

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