第104回関西学生リーグ第5節◇対大院大◇5月2日◇三木総合防災公園陸上競技場
【前半】関大2-0大院大
【後半】関大1-1大院大
【試合終了】関大3-1大院大
スターティングメンバー
GK平野
DF藤谷、髙橋、山本圭、藤井龍
MF兎澤、古河、和田、黒沢
FW山村、徳田
中2日と過密日程の中、大院大相手に完勝を収めた。今季初スタメンとなったMF兎澤玲大(れお=法3)が、1ゴール2アシストと大暴れ。全得点に関与し、勝ち点3獲得に大きく貢献した。次節は宿敵・関学大。最高のムードで、伝統の一戦に挑む。

前節、終了間際に同点弾を献上した関大。中2日と過密日程で行われた今節は、前節からメンバーを変更し大院大に挑んだ。会場の三木防災公園陸上競技場では、今季2試合で2勝を収めている。2試合ぶりの勝利へ、多くの部員が応援に駆けつけて声援を送った。

試合は前半序盤から関大がチャンスを作る。同5分、GK平野稜太(商1)のロングボールにMF兎澤が反応。カットインからシュートを放つ。5分後にも、MF兎澤が右サイドから中央に仕掛けてシュート。今季は左サイドからの展開が目立つ中、今季初スタメン起用のMF兎澤が相手ゴールを脅かす。ボールを保持する関大だが、同14分にFW徳田波音(文1)がトラップ処理を誤りカウンターを献上。左サイドを突破されシュートを許すも、GK平野がセーブし難を逃れる。1分後にも左サイドを突破されニアサイドに強烈なシュートを放たれるが、GK平野が再び好セーブ。ピンチは作るものの得点を許さない。
すると迎えた同19分、ゲームが動く。中盤で相手を剥がし、チャンスを展開していたMF古河幹太(文2)がボールを運び、FW徳田へ。右に張るMF兎澤に展開すると、カットインから左足を振り抜いた。鋭いシュートは相手GKの手に触れたもののゴールへ。「関大の練習と比べると警戒されていないので、意外と勝負にいける」と、得意な形でスタメン起用に応える先制弾を奪った。

さらに同35分、再び右サイドからチャンスが生まれる。DF藤谷温大(あつと=人2)がクロスを供給すると、ニアサイドにポジションを取ったMF兎澤がフリック。逆サイドから中央に走り込んだMF黒沢偲道(人2)が、ダイビングヘッドで飛び込んだ。これで関大は2点リードに。待望の今季初ゴールに、MF黒沢は喜びをあらわにした。追加点を奪い、関大は2点リードで試合を折り返す。

メンバー変更を行わず挑んだ後半。前半とは打って変わり、相手にペースを握られる。同6分、コーナーキックをニアで合わせられるがGK平野がセーブ。難を逃れるが、自陣に攻め込まれる展開が増える。逆手に取った関大は同14分、FW山村チーディ賢斗(社1)が縦パスを受け見事なターンを披露。相手DF陣を置き去りにし、カウンターを展開する。並走するFW徳田にラストパスを供給するも、シュートは懸命に自陣に戻ってきた相手DFにブロックされ得点は奪えない。同27分、再びゲームは動いた。中盤でパスを交換されると、中央から左サイドに展開される。突破されると、鋭いシュートがゴール左上に。技ありのシュートで1点を返された。
「失点前くらいから相手にちょっと勢いが出てきて、少し飲まれた」(MF兎澤)と、関大はなかなかボールを保持できず。苦しい時間を過ごす中、同37分。左サイドでFW堀颯汰(人3)が見事な個人技を見せ時間を作る。「左サイドで時間ができていたのと、今西がセンターバックを引っ張っていたのでスペースがあった」とMF兎澤は中央に。FW堀からパスを受けたMF古河がMF兎澤へパスを送ると、中央のFW今西佑(経3)へ。反転し右足を振り抜くと、シュートはネットを揺らした。勝利を大きく近づける1点を獲得した関大。FW今西は大きなガッツポーズで歓声に応えた。試合はこのまま終了。次節・関学大戦に向け、最高のムードで締めくくった。


「初スタメンで結果を出せて良かった。もっと結果を出せるように頑張りたい」とMF兎澤。連戦の中、少ないチャンスをものにしアピールに成功した。次節は宿敵・関学大。試合後には伊藤瑞希コーチから「絶対に勝とう」と声が響いた。21年の前期リーグ以降、関学大には公式戦で勝利のない関大。紫紺のプライドを胸に、全員で勝利をつかむ。【文/写真:上田峻輔】
▼MF兎澤
「(今季初のスタメン出場)少し緊張はあった。準備はしてきたので、プレー面では心配することはなかったけれど、雰囲気や試合感みたいなところは不安だった。そこに緊張があった。(相手も警戒をしていたカットインシュートから得点を奪った)関大の練習の時の方が左足を切ってくるので、簡単にカットインはできない。ただ、対外試合となったら、練習と比べると意外と勝負にいける。練習の強度と比べたら、今回はうまくいった。(後半は相手にボールを保持され苦戦した)チームとしてそこまでプレッシャーに行くことに囚われていなかったので、ボールを持たれても雰囲気は悪くなかった。ただ、失点前ぐらいからは相手にちょっと勢いが出てきて、少し飲まれたかなと思う。個人的にはもう少しプレッシャーに行くとこは行ききった方が良かったのかなと思う。(勝利を決定づけた3点目は、中央に位置取りした)左サイドで時間ができていたのと、今西がセンターバックを引っ張っていたのでスペースがあった。とりあえずそこに走り込んでみようと。まあ、蓮司(=MF真田蓮)にパスを出したつもりだったけど(笑)(今日のプレー全体を振り返って)今シーズン初のスタメンで結果を出せたのは良かった。ただ、まだまだなところはたくさんあるので、そういうプレーを改善して、もっと結果を出していけるようにやっていきたい。(サイドハーフでのプレーは)高校はサイドだったが、大学入学から2年の春ぐらいまではFWで。空中戦が多くなり、自分の苦手なところがたくさんあるので、それよりはもっとボールを下で触れるサイドの方がやりやすいと思っている。(今後の意気込み)もっと試合に出て、得点を取れるように頑張る」
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