◇第29回西日本学生選手権大会◇4月29日◇Asueアリーナ大阪
男子1部予選リーグ戦
〇関大7-3京産大
〇関大7-2桃学大
男子1部決勝トーナメント
[準決勝]
〇関大6-6大産大(代表戦)後藤1-0
[決勝]
〇関大6-4-1関学大
女子トーナメント
[1回戦]
先鋒 〇大谷2-0
中堅 ●綾木0-1
大将 〇倉田2―1
〇関大B2-1同大B
[2回戦]
先鋒 ●倉田0-2
中堅 ●綾木0-2
大将 ●大谷0-2
●関大B0-3立命大A
先鋒 〇前田2-0
中堅 〇中井2-0
大将 〇岩木1-0
〇関大A3-0大公大杉本
[準決勝]
先鋒 〇岩木2-1
中堅 ●中井0-2
大将 〇前田2-0
〇関大A2-1同大C
[決勝]
先鋒 〇中井2-0
中堅 〇前田1-0
大将 △岩木1-1
〇関大A2-0立命大A
[最終結果]
男子 優勝
女子A 優勝
女子B 2回戦敗退
後藤琉碧主将(るきあ=文4)率いる関大拳法が始動。男女共に『完全制覇』を掲げ、新チーム初となる団体戦で見事にアベック優勝を成し遂げた。女子は3連覇、男子は2年ぶりの優勝となる。最優秀選手賞には、小浜守哉(商2)と中井天鈴(てんり=法3)が選出された。

新進気鋭のルーキーも迎え、新たに始動した関大拳法。今大会は男子が7人制の勝ち抜き方式で行われるため、1人がどれだけ多くの相手を倒せるかが鍵になる。決勝トーナメントに進むべく、まずはブロック別の予選リーグ戦に臨んだ。
初戦の相手は京産大。先鋒・毛利和馬(ビジ2)が敗れたものの、次鋒の神田アレクサンダー蒼輔(法4)が4勝を挙げる。三鋒・村井博信(経2)は敗れたが、中堅のルーキー・舩津佳晃(法1)が3勝を挙げ、初戦で白星をつかんだ。

続く2戦目・桃学大戦では、2戦を不戦勝で先取。先鋒・平松玲(商1)が1勝を挙げると、三鋒・小浜がストレートで4勝する大健闘を見せる。予選リーグ戦を首位で通過し、決勝トーナメントに進出した。

準決勝の相手は、大産大。ライバル校として挙げていた大商大に予選で勝利し、決勝トーナメントに上がってきた相手だ。先鋒・村井は、胴突きで1本を取ったものの、敗北。しかし、デビュー戦となったルーキー・下村翔真(経1)が堂々とした戦いで3勝を挙げる。さらに、舩津も2勝を挙げ、あと2人に迫った。三将・小浜が1勝したものの、田村(大産大)の勢いを止められず敗戦。副将・内畑谷将(法4)も敗れ、大将対決に。後藤主将は面突きで1本を先取したが、取り返され同点とされる。そのまま時間切れになり、無制限一本勝負が開始。互いに攻撃の機会を伺う中、距離を縮めた後藤主将が1本を取り切り、決勝進出を決めた。


決勝の前に行われた女子トーナメントBチームの初戦は、同大Bと対戦。先鋒・大谷理緒(社2)は、2本勝ちを収める。中堅・綾木花純(法3)は1本を先取されそのまま敗北。大将・倉田音香(法3)は1本を取られたが、重みのあるパンチで2本を取り切り、2回戦進出を決める。しかし、強敵・立命大と当たり勝利を挙げることができず、無念の敗北となった。

連覇を果たしているAチームは、シードで2回戦からの登場。危なげなく勝利し、準々決勝に進んだ。先鋒・岩木美朱(法4)は1本を取られたが、面突きで2本を取り勝利。中堅・中井は敗北したが、大将・前田望結(文2)がストレートで勝利し、3年連続となる決勝の舞台に進んだ。
決勝の相手は、やはり立命大。昨年の全日では完全制覇を掲げ挑んだものの、決勝で敗北となった。『また1から』。再び完全優勝を目指し、ついに西日本の決勝戦を迎えた。先鋒・中井の相手は、穴生(立命大)。昨年の全日個人では準々決勝で敗れた相手だ。それでも、中井は試合開始から積極的に攻めていき、面突きで1本を先取。さらに得意の蹴りで2本目の取り、貴重な勝利を収めた。

中堅・前田は、相手ペースの中でも前に出る拳法で相手の場外を誘い、1本を奪う。その後は両者得点できずに、時間切れ。前田が勝利となり優勝が決まった。大将・岩木は、先に1本を許したが、終了間際に面突きで取り返す。決勝の大一番で敗戦を作らずに、3年連続となる優勝を果たした。

女子の優勝を見届け、アベック優勝を懸けた男子決勝を迎える。相手は昨年の全日で優勝を果たした関学大だ。先鋒にはルーキー・下村が登場。決勝の舞台でも堂々とした拳法で、果敢に攻めた動きを見せ3勝を挙げる。次鋒・村井は健闘を見せたが敗北。三鋒・舩津は組み技を仕掛け、抑え込み面突きで1本を取るとそのまま勝ち切る。4勝目を挙げ、中堅・神田につないだ。しかし、勝利を奪うことができず、三将・小浜に託す。面突きで1本を取ると、相手の足を取り抑え込み胴突きで、勝利。2戦目は、果敢に攻めたものの1本とはならず引き分けで副将・内畑谷につないだ。優勝まであと1人となった一戦は、また蹴りで1本を先取する。さらに、相手の体制を崩すと面膝蹴りで1本。待ちに待った優勝の瞬間に、会場は大きな歓声と拍手であふれた。

宿敵・立命大を倒し、西日本3連覇を成し遂げた女子。そして、男子は新たに迎え入れたルーキーの活躍もあり優勝を果たす。2年ぶりとなるアベック優勝を祝し、駆けつけた応援団と共に『逍遥歌』を歌い上げた。『完全制覇』を掲げ、まず第一歩を華やかに彩った関大拳法。6月の選抜大会に向け、またさらに強くなることを誓う。【文:水井陽菜/写真:春田史帆】

▼優勝した女子メンバー
「(今の気持ちは)今年度1発目でもありますし、3連覇も懸かっている中で、優勝できてとてもうれしいです(岩木)。もう、言葉にできないくらいうれしい(笑)(中井)。今年1年間いい流れでやるために、男子、女子共に優勝することをずっと意識して練習してきたので、優勝できてうれしく思います(前田)。(決勝は先鋒戦で2本を取った)急に、いけるわって、やる気が出てきて(笑)もう気合で勝ちました(笑)(中井)。(中堅戦でも勝利した)まさか、警告で1本取ると思っていなかったんですけど、でもペース的には向こうのペースではあって。それでもやっぱり後ろからいけと指示してくれて、前行かないとなと思って行ったら警告が2本になったので。良くも悪くもという感じ(笑)まだまだやなと思いました(前田)。(優勝が決まって大将戦に回ってきた)まずは後輩2人が勝ってきてくれたのは、大将として気楽に行ける試合でもあったし、後輩の成長を見れたなと思います。でも自分的には先に1本を取られて、残り少ない中で取り返すことができて、引き分けで終わったからチームとして負けなしという決勝戦で。それは良かったと思います(岩木)。(男子も優勝して2年ぶりのアベック優勝となった)多分そんな年も空いてないかなと思いつつも久々な感じがあったので、男女共に優勝できて良かったなと思います(岩木)。(今後の意気込み)個人戦は個人の競技なので頑張るんですけど、団体戦は美朱さん(岩木)が最後やし、全部優勝する気持ちで試合します(中井)。西日本個人は連覇することを目標にまた頑張りたいと思うし、選抜大会は、やっぱり立命大も負けた分強くなってくると思うので、このままでは優勝は無理やと思うから、またしっかり自分のだめやったことを動画で見返して、練習でまた良くできるようにしていきたいなと思います(前田)。個人、団体全ての大会が最後になるので、悔いの残らないように、今まで16年ぐらい長くやってきた中の集大成だと思って最後までやり切りたいなと思います(岩木)」
▼後藤主将
「(今の気持ちは)ずっと目標にし続けていたので、ほっとしてる気持ちですね。(準決勝が山場だった)自分も動けてなくて、1発目の試合だったので。でもリラックスはできて全然自信もあったので、勝てるなというのはあって。みんなにも、後ろに回してくれたら絶対にやるよというのは言っていたので、その時が今来ただけやなと思って、状況的には危なかったんですけど、自信も持っていたので、自分のスタイルでできたかなと思います。(決勝の試合を見ていて)みんな自分の思っている通りにできている時が多かったから、勝ち切れたんじゃないかなと思っていて。やっぱりしんどい時でもみんな声を出して顔を上げて楽しんでという自分たちの目標をやってくれたから勝てたのかなと思います。最後は、準決勝で悔しい思いをした内畑谷が勝って決めてくれたので、いい締まりやったなと思います。(1年生の活躍について)元々知っている子たちだったので、やってくれるやろうと期待していた中でやってくれたのはでかかったし、自分たちを助けてくれるいい存在だとめっちゃ感じます。今後にもだいぶ期待しています。(女子も優勝してアベック優勝となった)今年に入った瞬間からずっと口酸っぱく男女アベック優勝しようと言っていて、その1発目の西日本をまず取りに行こうかと言っていた中で、男女共に取り切れたので。直近の試合では、女子は全日で立命大に負けているので、嫌な印象を持ったまま臨んだと思うんですけど、先鋒から勝ち切ってくれたり。雰囲気も良く、楽しく、女子は女子らしくやってくれたかなと思います。(今後について)関東組が増えてきたら、もっとしんどい試合になると思うし、(選抜大会は)人数が少なくなる分、山場は多いなというのは感じていて。時間の使い方とかを意識して、今年全部優勝という目標のまだ2個目で、前期の大きい大会なので、男女共にもう1回優勝という同じ景色を見たいなと思っています」
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