◇2026年春シーズン第2節◇対神大◇4月26日◇関西大学中央グラウンド
[第1Q]関大7一0神大
[第2Q]関大10-0神大
[第3Q]関大0一0神大
[第4Q]関大14-0神大
[試合終了]関大31-0神大
前節に続き、快勝を収めたい今節。相手は、昨年のリーグ戦で無念の引き分けを喫した神大だ。第1クオーター(Q)序盤からタッチダウン(TD)を奪い、試合の主導権を握る。ディフェンス陣もエンドゾーンを割らせない活躍で神大オフェンスを0点に抑え、白星を挙げた。
試合はK鈴木康太郎(法2)のキックで幕が上がる。互いにファーストダウンの更新を許さない中、今節初のTDが飛び出したのは第1Q6分。DB吉田優太(文4)がインターセプト後フィールドを駆け抜け、ロングリターンでエンドゾーンへ。K鈴木がポイントアフタータッチダウン(PAT)のキックも難なく成功し、得点を重ねる。その後の守備ではDB山路大蒼(文2)のロスタックルで流れを手繰り寄せたが、直後のシリーズでファンブル。相手にリカバーされ攻守が入れ替わり、第1Qを7-0で終えた。

第2Qでは、序盤に相手のインターセプトを受ける。さらに20㍎の前進を許し押し込まれる展開となるが、ここでまたしてもDB吉田がエンド際でインターセプト。試合の流れを一気に引き寄せた。直後のシリーズでは、QB高井法平(人4)がWR辻野慎之助(文3)へのパスを通し、着実にゲインする。RB向井大貴(政策2)はランで2度ファーストダウンを更新し、QB高井がスクランブルで前進。4thダウンではフィールドゴール(FG)を選択。K鈴木が決め切り、追加点を挙げた。次のシリーズでは、守備陣の活躍が光る。DL山口航平(経4)がタックルで2ndダウンをノーゲインに抑え、4thダウンではRB森亮介(商4)がパントのファンブルリカバーで好位置を確保。攻撃は敵陣深くからのスタートとなった。RB向井が力強いランでダウンを更新し、ゴール前1㍎に迫る。RB前川礼男(経4)が相手ディフェンスを振り切り、エンドゾーンまで押し込みTD。その後のPATも成功し、17-0で前半を折り返した。

第3QはDB吉田がキックオフをリターンし、相手陣38㍎付近まで一気に駆け上がる。だが反則も絡み、スリーアンドアウトで攻撃を終えた。しかし次のシリーズでは、LB橋本幸樹主将(経4)が粘り強いタックルでノーゲインに抑え込む。相手は4thダウンギャンブルに出るも失敗。関大は相手陣35㍎地点から攻撃を開始した。2ndダウンではRB前川が15㍎の好走でファーストダウンを更新。4thダウンではパントで相手陣深くまで押し込み、攻守交代。好位置からの守備だったが、相手にロングランを許し、一気に自陣深くまで押し返される。それでも、守備陣のタックルやパスカットで相手をノーゲインに封じた。次のシリーズでは、QB土居翔和(文2)からWR稲本怜(商1)への的確なパスでファーストダウンを更新。流れを取り戻し、リードを保ったまま第4Qへ突入した。
勝負の最終Qも関大が主導権を掌握する。QB土居やRB向井がフィールドを駆け抜けダウンを更新。さらに、WR稲本のパスキャッチでエンドゾーン目前に迫る。そして、RB畑生武之進(商4)が相手のタックルを振りきりTD。その後も関大の勢いは止まらない。執拗(しつよう)なタックルやパスカットでノーゲインに抑え込み、次のシリーズでは相手陣44㍎地点から攻撃開始。QB高井からWR稲本へのパスで、着実にゲインを重ねる。第4Q8分、相手陣25㍎付近からQB高井が中央からフィールド左にいたRB畑生へパスを送り、勢いそのままにTD。PATも決めきり31-0と完全に相手を突き放した。

次のシリーズでは、DB古谷涼太朗(人3)やDL石原諒太(情1)、LB村上周優(社1)のタックルが炸裂する。さらに、DL熊田凌(商2)のパスカットで相手の前進を許さない。だがその後の関大オフェンスのFGは惜しくも決まらず、相手陣30㍎付近から守備に臨んだ。鋭いパスが通り、ファーストダウンを更新されエンドゾーン前まで迫られてしまう。ラストプレーではパスインターフェアの反則を取られるが、パスは封じて試合終了。最後まで相手に得点を許さず、31-0で完封勝利を収めた。

ディフェンス、オフェンス共に躍動し、相手を無失点に抑え込み快勝を果たした。次節は早大と対峙(たいじ)。80年以上続く日本最古の東西定期戦を、昨年に続く勝利で飾ってみせる。【文:石川玲奈/写真:市場薫】
▼RB畑生
「(前節・名城大戦から中1週間)昨年神大と引き分けということもあって、因縁みたいなものもあったので。チームでしっかりビデオを見たりして、意識しながら対策しました。(前半はオフェンスとしては苦しい展開)吉田くんのインターセプトタッチダウンとか、森くんがファインプレーでパントを止めていて。ですが、オフェンスとしては結構苦しい前半でした。入りが悪いというのはずっと反省としてあって、次節では直したいなと思っています。(ハーフタイムで修正したことは)入りが悪いことは仕方のないことなので。切り替えて、後半の最初から飛ばしていこうということは意識してやっていました。(後半は2つのTDを決めた)1本目は前川くんがギリギリまで持っていってくれたラッキーな形で。ごっつぁんみたいな形でいけました。2本目はパスで、少しラッキーな感じでしたけど、結果つながってタッチダウンできて良かったです。(今年の4年生の雰囲気は)橋本くん中心に幹部もいいメンバーがそろっていて、リーダーシップを持ってやってくれていて。4年生がちゃんとついていけるようにこれからやっていくことが課題だと思っていますし、下級生についてきてもらえるように、4年生が引っ張っていくことが大事だと思います。(今年のオフェンスのメンバーについて)特に注目なのは1年生だと思っていて。足立くん(淳成=文1)とか稲本くん(怜=商1)とかが前節からいい結果を残している。けれど、上級生だと前川くんが抜けているので、4年生がもっと引っ張っていけるようなチームになるのが大事だと思っています。(2週間後には早大との定期戦)伝統的な一戦だと言われていて、絶対に勝たないといけない試合だと思う。今日のままではまだまだ及ばないと思うので、しっかり2週間かけて準備して、圧倒できるように立ち向かいたいと思います」
▼DB吉田
「(前節から中1週間。対神大に向けて準備していたことは)前回の名城大戦で出たミスを1個1個つぶしていって。やっぱり昨年勝てていなかった相手ではあるので、絶対に勝ち切ろうという気持ちで、ディフェンスが攻めてオフェンスを助けようというふうにやってきました。(前半はインターセプトTD、エンドゾーンでのインターセプトと良いプレーが出た)そんなに自分は大したことはしていないと思っていて。自分の役割を全うしていたらたまたまそこにボールが飛んできて、うまい具合にいいセットができた。リターンの方はキックとかでやっているので、そこも生きたのかなと思います。(ハーフタイムに修正したこと)オフェンスとしてはまだ全然点が取れていなかったので、ディフェンスとして絶対に0点で抑えようというところを意識して。またディフェンスで点を取れるように、攻めたディフェンスをしていこうと声をかけました。(反則はあったものの、後半も0点で神大を抑えた)ディフェンスはやってはいけない反則であったり、ラン出されるところを出されたりした。このままでは次節の早大とか、関学大、立命大には勝てないなというふうに思うので、そういうところをつぶしていきたいです。(今年の4年生の雰囲気は)みんな本当に個性が強くて仲がいいなと感じていて。スローガンが『WAVE』になったのも、みんなのノリの良さが(由来に)つながっている。本当にノリが良くて、個性が爆発するような4年生なのかなと思います。(幹部はどんなメンバーか)橋本は本当に人望が厚くて。誰よりもストイックというところが橋本のいいところ。前川はプレーで引っ張るタイプで、熱く背中で引っ張るプレーヤーです。西井(紘冬=法4)は冷静さが彼の売り。でも時には熱いところもあります。(次節は早大との定期戦)今日以上の活躍を目指して。ディフェンスは0点に抑えて、オフェンスはしっかり取り切るというところを体現できたらいいなと思います」
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