◇第57回春季関西学生リーグ戦第2戦◇対羽国大◇4月19日◇大阪大谷大学
関 大 220 000 2=6
羽国大 030 010 0=4
1(右)中野
2(三)荒木
3(中)村上
4(一)玉岡
5(捕)園部
6 (DP)寄田
7 (遊)井上
8(左)松本
9 (二)上田
FP(投)桑原
関大が接戦を制した。序盤に4点を奪ったものの、5回に連打で追いつかれる。同点で迎えた7回、1死満塁の好機で村上心優(文2)が2点適時打を放ち、勝ち越しに成功した。投げては、2番手・石田暖(安全2)が5回1/3を1失点に抑える好投。リーグ戦2連勝を飾った。
前日に大国大に勝利し、連勝を狙う関大。初回、1死から荒木咲音(人3)が内野安打で出塁。「自分がここで先制点を取って、ピッチャーを楽にさせてあげたいと思っていた」と、村上が左翼手の頭を越す適時三塁打を放ち、早々に先制に成功する。さらに園部真央(法2)の犠飛でこの回2点をリードした。先発マウンドに立ったのは桑原和沙(あいさ=人2)。三者凡退に抑え、上々の立ち上がりを見せる。

2回にも連打からチャンスを作ると、荒木がサード強襲の2点適時打を放つ。序盤に4点のリードを得た。しかし、守りでは先頭打者に三塁打を許すと、後続に適時打を献上。その後2死二、三塁となり、二遊間への打球を放たれる。二塁手の上田陽花莉主将(文4)が懸命にグラブを伸ばしたものの、打球を捕球できない。2人がホームに帰り、スコアは4-3となった。次打者にも安打を浴び、桑原は降板。石田暖がリリーフとしてマウンドに立った。先頭打者にこそ死球を与えたものの、「かけてほしい言葉を内野の方がかけてくれたので、緊張もほぐれていつも通り投げられた」と後続を三振で打ち取る。リードを守り抜き、試合は中盤へと進んだ。

その後関大は3、4回と2イニング連続で満塁のチャンスを作ったものの、追加点を奪えず。5回にも上田主将が四球で出塁し、盗塁で好機を演出したものの打線はつながらない。一方、石田暖は「バットが下から出ているバッターが多かった」と、チェンジアップを軸に緩急をつけたピッチングで3、4回と危なげない投球を見せる。しかし5回、先頭打者に安打を許すと、1死一、二塁から右前適時打を献上。ここまで好投を見せていたが、終盤に差しかかる場面でスコアは同点となった。

6回は両チーム無得点で終え、同点のまま試合は最終回へ。すると先頭の松本華奈(社1)が、強烈な左前安打を放ち出塁する。続く上田主将はセーフティバントを狙い、一塁セーフに。ベンチの盛り上がりが最高潮に達する。

その後1死満塁となり、打席に立ったのは先制打を放った村上。「チャンスを何度も潰してしまっていたので、ここでしっかりと決めたいと思っていた」。積極的に初球を振り抜くと、打球は一二塁間を抜けライトへ。上田主将の好走塁もあり、2点を勝ち越した。最終回に2点の援護を得た石田暖は「あまり緊張はしなかった」と、低めにボールを集め三者凡退に抑える。接戦を制し、選手に笑顔があふれた。


『全勝優勝、1部昇格』に向け、大きな2連勝を達成した関大。決勝打を放った村上は「いい打順に並べてもらっているので、しっかりとチームに貢献できるように頑張っていきたい」と今後の意気込みを語った。次戦は大青大との一戦に。目標をつかみ取るため、勝利だけを追い求める。【文/写真:上田峻輔】
▼石田暖
「(ピンチでの登板だった)ピンチの場面だったので、ブルペンで投げている時はすごく緊張しました。ただマウンドに立ったとき、かけてほしい言葉を内野の方がかけてくれたので、緊張もほぐれていつも通り投げられました。(今シーズン初登板の内容は)相手はスイングが下から出ているバッターが多かった。チェンジアップを中心に、緩急をつけた攻めの投球で多くの三振を奪ったり、タイミングをずらしてアウトを取れたので、内容はすごく良かったです。(最終回に2点の援護点が入った)2点のリードがあったので、スコアが0対2だという意識でマウンドに立ちました。とにかく打たして取るという感じで、自分も含めて守備の方が絶対に取ってくれると信じて投げることができたので、あまり緊張はしなかったです。(同期の村上が打で活躍)(村上が)センターで守っている時に、いつもすごく投手に声をかけてくれる。状況によってかけてほしい言葉がすごく明確に合う。ボール球で良い時には「オッケーオッケー、ボールでいいよ」と。ここはボール球勝負でいいんだなと、気持ちに余裕が出る。(打席には2度立った)3球くらいチェンジアップで攻められた。いつもはバッターボックスの後ろに立っているけれど、球の軌道が下がる分前に立ったのでミートすることはできた。もう少し振り切ったほうが良かったかなと思います。(今後に向けて)これから今日の様なピンチの場面があると思う。でも、自分1人で戦っているわけではないので、チームメートを信じて全員で勝利に向かってやっていけたらなと思います」
▼村上
「(第1打席は左越適時三塁打)相手チームとの対戦がいままでなくて、この春リーグが初めての対戦でした。あと、今日の雰囲気もあまり明るい方ではなかったので、自分がしっかりとここで決めて、先制点を取ってピッチャーを楽にさせてあげたいなと思っていました。今日は同期が投げていたので、しっかり打ちたいなと思って打席に立ちました。(昨年守備が苦手と話していたが、好プレーがあった)昨年よりはだいぶ良い感じです(笑)(凡打を繰り返した中、チャンスで迎えた第4打席について)それまでの凡打があったので、ここでしっかりと決めないとチームの負けにつながるなと感じていました。チャンスを何度もつぶしてしまっていたので、ここでしっかり打って投手を楽にさせてあげたいなと思っていました。リリーフで投げていた石田暖も同期で、踏ん張りどころが多い中頑張って投げてくれていたので、しっかりと打って楽にしてあげたいなと思っていました。(直前の上田主将が放った安打でベンチが盛り上がった)結構盛り上がっていたので、とても力になりました(笑)(春リーグの目標)全勝優勝して1部に昇格する目標があるので、しっかりその目標に向かっていきたいです。いい打順に並べてもらっているので、しっかりとチームに貢献できるように頑張っていきたいなと思います」
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