◇令和3年度関西学生男子秋季1部校学校対抗戦第3日目◇対甲南大◇9月8日◇日野ゴルフ倶楽部キングコース(7035ヤード、パー72)
◯関大8.5P−7.5P甲南大
合計 1勝2敗 15ポイント
[シングルス]
4勝3敗1分 4.5ポイント
◯山形−木下 4and3
●河合−畑 1down
−釣浦−友添 A.S.
◯森継−松岡 3and1
●上田−樽井 8and7
◯真鍋−木下 8and6
◯ニコラス−河上 3and2
●岡山−上野 3and2
[ダブルス]
2勝2敗 3ポイント
●釣浦・ニコラス−松岡・河上 1down
●鶴久・岡山−樽井・木下 3and1
◯河合・真鍋−友添・畑 6and5
◯山形・森継−上野・杉原 2and1
断続的な雨に見舞われた3日目。春の学校対抗戦で競り負けた甲南大と対戦した。シングルスでは4勝3敗1分とリードも、ダブルスでは先に2敗を喫し窮地に立たされる。しかし、最終組の山形吏輝(社2)・森継章仁(人4)が1ホールを残して2アップで決めた。重要な一戦を制し、春の1部昇格後初めての勝利をつかんだ。
シングルスでトップスタートの山形は、前半スコアが動かないホールが続いた。だが、後半に入ると連続バーディーでリード。一気に4アップにし、1勝目をつかんだ。この日から合流した河合慈英(経2)は、後半パットが決まらずまさかの逆転負け。相手が強かった釣浦郁真(人2)は追いかける展開も、オールスクエアに持ち込む。森継も競り合う展開にされたが、最後は3and1ときっちり勝利。
4番目の上田悠樹(商4)は敗れたものの、この大会ここまで負けなしの真鍋和馬(文1)が取り返す。前半は追いかける展開だったニコラスアドリアン(商2)が勝利し、シングルスで勝ちを決めた。最終、岡山友哉(文4)は拮抗した試合となったが終盤に連続で決められ敗れた。
4勝3敗1分とポイントでは1点リードしたものの、全く油断できない状況。気合を入れ直し、午後のダブルスに臨んだ。1組目の釣浦・ニコラスは序盤はリードも、最終ホールまでもつれ込む戦いに。しかし、最後は1ダウンで惜しくも敗れた。3組目の河合・真鍋組が圧倒的実力を見せ、先に決着。5ホールを残して勝利し、1組目の負けを消した。続く鶴久・岡山組は中盤まで1ダウンの好勝負を演じるも、1ホールを残して負けが決まり絶体絶命の状況に。
最終組の山形・森継組が引き分け以上でなければ、シングルスからの逆転負けが決まる。リードする場面もあったが、終盤まで同点でスコアが動かない時間が続く。この状況を打ち破ったのは山形のパッティングだった。終盤の16番ホールできっちり沈め、2ホールを残し1アップとリード。さらに、17番の外せば最終ホールまで持ち込まれるピンチも決め切り、接戦をものにした。
3日目にして歓喜の勝利をつかんだ関大。次はここまで負けなしの近大と対戦する。格上相手だが、この1勝を自信に総力戦で迎え撃つ。【文/写真:牧野文音】
▼山形
「みんなで全国に行くという目標を掲げてやっていたので、その中で自分がどこかで勝っていかないと上にはいけないので、全体を通して頑張ろうと思っていた。(今日の甲南大戦は)3日目で、絶対に取らなきゃいけない試合だった。1日目、2日目と負けてしまったので、その思いを晴らすためにも、なんとか勝とうと強い思いで臨んだので、結果につながってよかった。(シングルスでは)前半は結構分けていてしんどかったけど、後半は自分のパットが入りだして4つとれた。ダブルスは接戦で、午前中はとったりとられたりで、ずっとパーが続いていた。後半も16番までずっと分けていて、どこでどっちがとるか、流れを引き寄せるかという状況で、16番でしっかり自分が決めて流れを呼びこんで、17番で終われたので、それが一番よかったかな。16番までもずっといいところにはつけていたけど、なかなか決めきれてなくて、ここでしっかり決めないとという思いで打ったパットが入ってくれてた。(調子は)昨日とかに比べたら結構よくて、自分の中でも手応えはあったので結構いけるかなとは思っていた。(明日の近大戦に向けて)どの学校も結構疲れがたまっていると思うし、その中で誰がどこに出るかという戦いになると思う。自分もしっかりと疲れをとって、明日に向けて準備していきたい」
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