◇ムロオ関西大学ラグビー2023最終節◇12月2日◇対摂南大◇於・花園競技場第二グラウンド◇
[前半終了]関大12-12摂南大
[後半終了]関大14-14摂南大
[試合終了]関大26-26摂南大
前節の立命大戦で2勝目を挙げて勢いに乗っている関大は、最終節・摂南大戦に挑んだ。引き分け以上で入れ替え戦を回避できるが、敗戦すると入れ替え戦の可能性も出てくる。決して気の抜けない一戦だ。
摂南大のキックで試合が開始。前半8分、相手ボールスクラムから隙をつかれて先制トライを奪われる。さらに10分、留学生のランを止められずさらに失点。0-12となる。しかし、関大もだまっていない。13分、関大が反撃を開始する。敵陣深くのラインアウトからモールを形成してLO中薗拓海(人4)がトライ。SO池澤尽(人4)のゴールは決まらず。関大はその後も敵陣でプレーをし続け、流れを作った。チャンスを作るも、なかなか決め切れない試合展開が続く。だが、前半終了間際にHO垣本大斗主将(政策4)が意地のトライを決めて同点に追いつき、12‐12で前半を折り返す。
迎えた後半。最初に得点したのは、関大。ラインアウトからモールで垣本主将がこの試合2つ目となるトライを決めた。FB﨑田士人(文2)のコンバージョンゴールも決まり、勝ち越しに成功。だが、後半も摂南大の外国人留学生の勢いを止めることができず立て続けに2トライを献上。ロスタイムに突入しラストワンプレーとなった。ゴール前左のラックから途中出場のPR中岡大暉(政策3)がトライ。コンバージョンゴールも成功した。ここでノーサイドとなり、最終節は引き分けに終わった。
この試合に引き分けたことにより、入れ替え戦出場は免れた。だが、第2試合で立命大が近大に勝利したことにより6位が決定。今年は監督が変わるなど新しい変革があった1年。創部100周年というアニバーサリーイヤーで大学選手権出場という夢は叶わなかったが、確かな進化を感じた1年でもあった。4年生の夢は下級生に託され、101代目が始動する。【文:永松愛/写真:井藤佳奈】
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