◇第57回全日本学生大会◇11月5日◇日本武道館◇
【演武】
[男子三段以上]
横林勇太(シス理1)・チョキ(シス理3)242点11位
[男女二段以上]
玉井凛(社4)・岩本朋大(化生4)255点8位
[男子初段]
正井駿大(政策3)・藪谷朱一輝(しゅいき=安全2)249点7位
[女子茶帯]
嘉手納光梨(安全3)・𠮷川由希菜(環都1) 245点9位
[男女茶帯]
北野(法2)・花井達哉(経2) 246点12位
[単独有段]
井芹悠翔(化生4)249点9位
[単独段外]
楊拡(経3)249点12位
【立合評価法】
[女子中量級]
玉井 第6位
[男子中量級]
井芹 第2位
[男子軽量級]
正井
藪谷 第6位
4年生が引退となる全日本学生大会。それぞれが、日頃の稽古の成果を発揮すべく試合に臨んだ。午前に演武部門予選、午後に本戦と立会評価法による試合がそれぞれ行われた。初めに行われたのは、行われたのは演武部門。関大からは、5組と単独2人の計12人が出場、惜しくも予選突破とはならなかった。
男子初段の部。関大からは正井・藪谷が出場。蹴りや突きなど息のあった演武で高い技術点を獲得する。多くの主審が85点以上の高得点で評価したものの、表現度で点数を伸ばす事ができず本戦に駒を進めることはできなかった。
男女二段以上の部では、ラストイヤーにペアを組み出したという玉井・岩本が出場。引退試合に集大成をぶつけた。演武終盤にミスがあったものの、他の組に劣らない素晴らしい演技を披露。拮抗した男女二段以上の部で演武引退試合を有終の美で終えた。
単独有段の井芹はキレの良い突きとしなやかな動きで演武を披露し、最高学年としての意地を見せた。
午後からは、立会評価法が行われ、玉井、井芹、正井、藪谷の4人が出場。玉井、藪谷、井芹が入賞した。
初めに登場したのは玉井。「全勝するために全力を出し切った」と大学4年間の全てを3試合にぶつけた。2戦目に強豪・早大の選手と相まみえた際に三本有効を取られ、悔しい思いをした。しかし、最終戦は積極的に突きや蹴りを繰り出し、三本の有効を獲得。掉尾を飾った。
忠良級に登場した井芹は素早い突きと連続した足技で多くの有効を獲得。3試合内で多くの有効打を獲得した結果、第2位に輝いた。
今大会では、演武の部で予選突破とはならなかった関大。しかし、個々人が己の実力を発揮し、しっかりと結果を残したことは12月に控える関西大会への望みとなるだろう。4年生が引退した今、正井主将率いる新体制の活躍に注目だ。【文/写真:丸山由雅】
▼井芹主将
「最後の試合だったが、最初は立ち上がりが悪かった。そこから立ち直って2試合目3試合目になっていくにつれて、内容が良くなっていったところは最後の集大成として自分を褒めれるところかなと思う。4年間、本当に成長した。最後の1年間、主将として過ごした時間は人生で一番成長した期間だった。こんな環境を作ってくれた少林寺拳法部に本当に感謝しているし、これからも何らかの形で恩返しをしていきたい」
▼岩本
「4年間一生懸命やってきたので、結果こそ最後残せなかったが何よりも楽しい4年間でした。今日はミスがあったので結果はしょうがないが、ミスを補うくらいの実力がなかったかなと思う。(相方玉井について)社会人になっても相方とは組む機会があると思うので、それに向けてのスタートだと思っている。相方は忙しい方だったので中々練習ができず、お互いに気分が落ち込んだこともあったが4年間ずっと一緒だったのが玉井だったので一緒にいてくれてありがとうという気持ちです。(後輩に対して)僕がいなくなると残された後輩たちは寂しいと思う。実力の備わった後輩たちがたくさんいるのでみんなでもっと練習を頑張るぞという気持ちでいてほしい。先輩として出来は良くなかったが、ついてきてくれてありがとうと言いたい」
▼玉井
「悔しさもあり、嬉しさもありという色々感情が混ざった大会だった。最後1年間を岩本と組んだが、2人とも気持ちの波があった。2人で支え合いながら最後までやりきれたので、集大成を発揮できたと思う。最後の立合評価は3戦3勝したくて2戦目三本有効を取られて悔しかった。次は絶対に取らなければいけないと思って力の尽くす限り戦った。岩本には『ありがとう!!!』と言いたい。(後輩に向けて)私は、1年間はとても長いと思うので濃い時間を過ごして楽しいんで最後までやり切ってほしい。1。2年生は今回の経験を活かしてワンランク上を目指してほしい」
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