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仁部主将が8位入賞!

仁部主将が8位入賞!

◇全日本学生大会2023・第66回全日本学生賞典総合競技大会◇11月5・6日◇於・三木ホースランドパーク◇

[馬場馬術競技]
漆原・千優組 最終得点率 53.88%
中沢・千功組 最終得点率 62.93%
仁部・千翔組 最終得点率 60.06%

[クロスカントリー競技]
漆原・千優組 総減点11.2 タイム 5:40
中沢・千功組 総減点10.0 タイム 5:37
仁部・千翔組 総減点0 タイム 4:55

[総合障害競技]
漆原・千優組 減点0 タイム 66.6
中沢・千功組 68.1 減点4.8 タイム 68.1
仁部・千翔組 63.4 減点0 タイム 63.4

【個人結果】
8位入賞 仁部・千翔組 総減点39.9

【団体結果】
4位 関大 総減点 149.1

2日間に渡って開催された総合競技大会。1日目は馬場馬術競技、2日目はクロスカントリーと障害飛越が行われた。2日目で、得点差を縮めるも初日の馬場が振るわず団体の結果は4位に。しかし、仁部泰夢主将(情4)・千翔組が8位入賞。有終の美を飾った。

全選手の中で15番目、関大のトップバッターで出場した漆原竜吉(情2)・千優組。ゆったりと落ち着いた様子で入場するが、直後H地点左回りで少し指示に反抗する様子が見られる。さらに馬が度々鼻声を鳴らしてしまい、減点に。後半区間に移動後は、冷静さを取り戻す。首を大きく垂れて移動し、理想的な体制を維持しながら演技を進める。最後の止まる際、馬の顔が少し上下に揺れてしまうがなんとか耐えて静止。千優の首をなで、演技を終える。最終得点率は53.88%と、あまり記録を伸ばすことはできなかった。2日目のクロスカントリーは水濠まで順調に進んだ。水濠も難なくクリア。けがなく走り切ったが、目標のタイムインはできず。しかし、無事に帰ったことで障害につなげた。「もう少しできたら団体3位になれたと思うので悔しい」と試合を振り返る。

△漆原・千優組

最後の種目である障害では、日本王者ということもあり、多くの注目が集まる中走行スタート。高さのあるジャンプで1番障害を難なく飛び越え、その後も軽やかに障害を飛び越える。「5番障害から6番障害のラインは決められた完歩数がある。うまく5番障害を越えられたから、6番障害は少し待とうとした。でも、待ちすぎた分踏み切り地点が遠くなってしまって。そこを千優が助けてくれた」と漆原は振り返る。今レースは先日の障害競技で優勝した大会とは違うペアで出場。しかし、人馬共に助け合いながら規定タイム内でフィニッシュする。雨というコンディションがいいとは言えない中、減点0で走行を終え王者の実力を見せつけた。

△漆原・千優組

次に登場したのは、中沢壮(情3)・千功組。入場前に首を大きく振る様子が見られるが、落ち着きを取り戻し軽やかなステップでイン。その後のH地点左回りもミスなく進める。大きな減点なく前半区間を終えた。後半区間への移動の際に少しリズムが崩れるが、それでも大きなミスはなく演技を終了。最終得点率は62.93%。60点代前半に乗るまずまずの結果となった。

△中沢・千功組

最終日の午前に行われたクロスカントリーでは、想像していたよりも良い走りができた中沢。水濠前では千功に声をかけながら障害を超えていった。そのままクリアし、障害につなげた。迎えた最終競技の障害。1番障害と2番障害を流れるようなリズムで超えていく。しかし、4番B障害で前足が当たり、バー1本落としてしまう。「5番障害は下見の時に、馬がここ見るかもってコーチと話した」と中沢。千功が5番障害を見て少し詰まりそうになったが、危なげなく飛び越えた。その後も障害を難なく飛び越え、ダブルの最終障害を軽やかに飛び越えフィニッシュ。「千功はどちらかというと足が速い馬ではない。今回は規定タイムより1秒ぐらい溢れた。そこを来年に向けて修正したい」と中沢は振り返った。

△中沢・千功組

関大勢最後に登場したのは、仁部・千翔組。スムーズな入場からスタート。軽やかな足どりで演技を進め、ほぼノーミスで前半区間を終えた。続く後半区間では、尾を回す動作や首を上下に振ってしまう様子が見られる。細かい減点が重なったが、終始安定した演技で観客を魅了。最後の静止もしっかりと決め、最終得点率は60.06%となった。

△仁部・千翔組

クロスカントリーでも順調に障害を飛び越えると、水濠へ。その後も良いペースで進み、クロスカントリーの減点0。午後の障害につなげた。

△仁部・千翔組

大学生として最後の走行は障害飛越。「千翔は派手な障害に対して、びっくりして飛ばなくなる癖がある。そこを自分がサポートする」(仁部)。1番障害から余裕のあるジャンプを見せる。5番障害と7番障害は派手な見た目をする障害だが、仁部のサポートで難なく飛び越えた。最終障害もバーを落とすことはなく、減点0で最後の走行を終了。部を引っ張った主将として堂々たる姿を見せた。

△仁部・千翔組

クロスカントリーや障害で点差を縮めるも、馬場の得点率が伸び悩み惜しくも団体4位という結果で終えた。しかし、個人で仁部が8位入賞。大学生最後となる大会を有終の美で終えた。今大会が終わり、新体制となる関大馬術部。今大会では障害競技で個人、団体ともに日本の頂に立った。1年後の同大会で期待される連覇。王者として重圧のかかる1年となるが、プレッシャーを跳ね除け、再び頂点に立つための日々が今始まる。【文:合田七虹、村中望乃、岩口奎心/写真:岩口奎心】

▼仁部主将
「(馬場について)千翔は馬場が得意ではないけれど、ミスを抑えようと挑んだ。上位との差をできるだけ縮めようと意識しました。得点率が60%台にのれたのでよかったです。(クロスカントリーについて)千翔はクロスカントリーが得意な馬なので、タイム減点と障害減点を0で帰ってくることが目標。他の人がミスをするかもしれないので、自分がミスしないようにして、他大との差を縮められたらいいなと思いました。(障害について)午前中にクロスカントリーだったので、馬も疲労していたと思います。そこで障害に対しての馬のリアクションが悪くなってくるので、サポートしながら乗ることを意識しました。(4年間を振り返って)1年生の時はコロナの影響で試合も少なくて、あまり試合に出られなかったです。2年生から予選や全日本学生の大会に出してもらえました。2年生と3年生の時は全日本学生の障害で団体3位、2年生の時は総合でも団体3位で、障害が2年連続3位だったけど、今年は最後に障害の団体1位を取れて、個人でも総合8位取れたので終わり方としてはよかったと思います」

▼漆原
「(馬場について)千優はカリカリする馬で、馬場が苦手なところもある。そこをうまくカバーしきれず、得点率が悪いところからスタートしてしまって、団体の成績に響いてしまったと思います。(クロスカントリーについて)コーチからけがなく無事にゴールすることを言われて、それが目標でちゃんと帰ることができた。自分の中では5分12秒以内にはゴールしたいと思っていた。少し遠回りの道を通ってタイムインはできず減点が付いてしまったけど、無事に人馬ともにけがなく次の障害に進むことができた。(障害について)千優はクロスカントリーも障害も得意な馬なので、自分が得意とする障害では減点がつきたくないなと思いました。クロスカントリーからの障害となると、馬も障害に対して引いてくるところあると思うので、そこをうまくカバーしたところが減点0につながったと思います」

▼中沢
「(馬場について)コンビを組んだ千功とは初めて馬場に挑みました。思ったよりテンションが上がりやすい馬で、そこをどう落ち着かせて演技するかを意識しました。初めてのコンビだったけど、思ったよりも得点率が高かったと思います。千功は関大の馬の中でも馬場が得意な馬なので、得意分野でチームに貢献できたと思います。(クロスカントリーについて)千功とコンビを組んだのは今年の8月から。長い間乗っている馬ではないので、クロスカントリーもそこまで練習できていませんでした。でも、馬が結構経験のある馬で、自分の思った通りにできました。最後タイムが溢れてしまいましたが、全体的にみるとすごくいい感じで終われたと思います。(障害について)午前中にクロスカントリーを走りましたし、千功は少し高齢な馬なので体力的にきついところがあったと思います。だから、そこをカバーしながら乗ろうと走りました。1落でタイムも溢れて、減点が少し出てしまいましたが、障害も全体的に良かったと思います」

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