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木科、白岩、鈴木なが全日本への切符掴む

木科、白岩、鈴木なが全日本への切符掴む

◇第49回西日本フィギュアスケート選手権大会◇10月28日◇於・ひろしんビッグウェーブ

[男子FS]
5位 木科 132.92

[女子FS]
4位 鈴木な 105.63
6位 白岩 95.96

[男子最終結果]
5位 木科 200.02

[女子最終結果]
4位 鈴木な 161.88
7位 白岩 146.21

12月末に行われる全日本への切符をかけ、最後の戦いが幕を開けた。前日、男子ショートプログラム(SP)を6位につけた木科雄登(安全4)。直前の織田(大阪スケート倶楽部)が圧巻の演技を披露し、会場のボルテージが上がった中での演技となったが、気迫のこもった演技で滑り切り、フリースケーティング(FS)5位に入る。最終結果は5位で、見事全日本出場の6枠に入った。また、女子FSでは鈴木なつ(人2)が4位、白岩優奈(文3)が6位に。そして、女子2人も全日本への切符を手にした。

第3Gの5番目に登場した木科。音に合わせてポーズを決め、滑り出す。冒頭のトリプルアクセルは惜しくも回転不足になってしまう。しかし、続く3回転ルッツや、ダブルアクセル+3回転トーループのコンビネーションジャンプをきれいに決め切った。静かな閑散とした音楽とともに、スピード感のある滑りを見せる。中盤には3回転サルコー+ダブルアクセル+2回転トーループの3連続ジャンプを成功。ステップでは複雑な動きをこなしながら、気持ちのこもったスケーティングを見せた。演技後半には3回転フリップや3回転ルッツをきれいに着氷。最後はスピンを2本決めるなど、演技をまとめた。終了後には納得した様子で、胸を力強くたたく様子も。プレッシャーが大きくかかる中で、観客を沸かせる迫真の演技を披露した。

△木科

最終Gの最初に登場した白岩は、表現力豊かでしなやかな滑りで観客を魅了した。最初の3回転ルッツは回転が抜けてしまう。しかし、続くダブルアクセルや幅のある3回転フリップをきれいに着氷させた。中盤のステップシークエンスでは、緩急のついた丁寧な滑りを見せる。そして、スピードに乗って3回転ルッツ+2回転トーループ+2回転ループの3連続のコンビネーションジャンプを成功。勢いそのままに、コレオシークエンスでは美しいイナバウアーを披露。優雅なスケーティングで曲を盛り上げた。そして、最後はレベル4のスピンを連続で決め、演技を終えた。

△白岩
演技後、観客に礼をする

白岩の2つ後に登場した鈴木な。冒頭から3回転トーループ、3回転ループ+2回転トーループ、ダブルアクセルと、高さのあるジャンプを次々と決めていく。続けてレベル4のスピンを見せる。ここまでノーミスの演技。しかし、続く3回転ループを手をついてしまった。だが、演技後半にも美しいコンビネーションジャンプを2本決め、迫力のある演技を披露する。曲が盛り上がる終盤には、長く美しいスパイラルやイナバウアーで、観客を魅了。さらに、全身を使ったスピード感のあるステップで『The Phantom the Opera』の世界観を盛大に演じ切った。ほとんどのジャンプを着氷させた上、スピンは全てレベル4を獲得。高得点を叩き出し、FS4位、最終結果4位に輝いた。

△鈴木な
演技後の様子

今大会の結果より木科、白岩、鈴木なの全員が、全日本への出場を決めた。12月末、狭き門をくぐり抜けた3選手が、日本トップの舞台で最高の演技を披露する。【文:松尾有咲/写真:中吉由奈】

▼白岩
「(今日の演技を振り返って)まず、この大会をけがなく滑り終えたことにほっとしています。練習でできていたことができなかったことが悔しいです。(試合の難しさからか)はい。私の場合は試合でのコントロール力のなさが今回の試合で出てしまったなというのがあります。緊張してしまったら、緊張して固まっている体の状態のまま演技をしてしまうということが失敗の原因だと思うので、緊張している中でどうやって心と体を持っているのかというコントロールの力をつけていきたいとなと思います。(素晴らしい表現力だったが、表現に関して)まず、自分の演技が始まる前にたくさんの方がバナーを振ってくださっていて、とても心強かったですし、勇気をもらいました。この会場で滑られるということに感謝しながら、楽しく滑り始められたことが良かったと思います。そして、楽しいという気持ちを継続して滑ることができて、『The Mission』に合った表現につながったと思います。(全日本に向けて)全日本選手権はミスが1つも許されない大会だと思うので、日本で一番大きな大会に出られるということに感謝しながら、全日本選手権という舞台を精一杯楽しんで終えられたらいいなと思います。(ファンに伝えたいこと)本当に勇気をもらえますし、滑る前は沢山の方が(バナーを)振ってくださっているのが、心の支えとなっています。演技が終わった後も沢山の方が温かい拍手をしてくださるので、試合に出るという決断をして良かったなと思います。これからの大会でも感謝の気持ちを忘れず、スケートが楽しいという気持ちを皆さんにお伝えして、私が楽しんでスケートをしている姿を皆さんにお見せしたと思います」

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