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立命大との全勝対決に敗れ、優勝遠のく

立命大との全勝対決に敗れ、優勝遠のく

◇2023秋季関西学生リーグDiv.1第5節◇対立命大◇10月29日◇於・王子スタジアム◇

【第1Q】関大7-7立命大
【第2Q】関大3-7立命大
【第3Q】関大3-14立命大
【第4Q】関大14-10立命大
【試合終了】関大27-38立命大

立命大との全勝対決に挑んだ関大。昨秋は勝利したものの、今春は敗れた相手に、試合前から「挑戦者として戦う」という声が飛び交った。ただ、強豪の壁は高かった。前半こそ互角の戦いを繰り広げたが、後半は関大のミスも重なり地力負け。優勝戦線から遠のく手痛い1敗となった。

△円陣を組む選手たち

K中井慎之祐(法2)のキックで幕を開けたこの試合。いきなりビックリターンを許すと、その後もランプレーを中心にファーストダウンを立て続けに奪われる。DB石川慧(文4)の好守備もあったが、先制のタッチダウン(TD)を許してしまう。

直後の関大のオフェンス。QB須田啓太(文3)からWR横山智明主将(商4)へのパスが通り、ファーストダウンを獲得すると、RB小野原啓太(安全4)のランプレーも光り、着実にゲインを進める。ゴールまで残り1㍎に迫ると、QB須田が自ら持ち込みTD。すぐさま追いつき、同点で第1クオーター(Q)を終えた。

△QB須田

ディフェンスから始まった第2Q。DB上柴遼介(法4)のタックルが決まるなど簡単にゲインは許さない。しかし、20㍎地点から一瞬の隙を突かれ、TDを許す。

再びリードを奪われた関大は、DL大西聡太郎 (環都4)の好ディフェンスから流れをつかむ。RB阪下航哉(社3)のランプレーでゲインを進め、相手陣32㍎まで攻め込む。この好機でK中井がフィールドゴール(FG)をしっかりと決め、4点差とし前半を終えた。

△K中井

関大のオフェンスから始まった勝負の後半戦。RB阪下、RB山嵜紀之 (経2)ら関大自慢のRB陣がランプレーで躍動する。さらに、QB須田からWR岡本圭介(文3)へのパスも通りゲイン。K中井が狙えるFG圏内まで進めると、そのK中井が51㍎にも及ぶロングキックを成功させ、1点差に詰め寄った。

そのまま一気に逆転といきたい関大だったが、相手はここまで8度の日本一を誇る立命大。一筋縄ではいかない。ラン、パスともに練り上げられた戦術を前に苦戦。QBによるランTDを2つ決められ、14点ビハインドで最終第4Qを迎えた。

△P金森陽太朗 (社3)

勝負の第4Q。DL大西のタックルなどで立命大オフェンスを封じる。直後の関大のオフェンス。QB須田からWR井川直紀(商4)へのパスが通り、ファーストダウン獲得。エンドゾーンまで30㍎とすると、TE桃木大治郎(商1)が走り抜きTDを奪った。

その後の立命大オフェンスを守り切り、残り4分32秒。関大のオフェンス。QB須田からのゲインを狙ったパスは立命大ディフェンスにインターセプトされてしまう。与えた攻撃権をものにされTD、FGを続けて許し万事休す。終了間際にRB阪下がリターンTDを決め一矢報いるも反撃はそこまで。27ー38で今季初黒星を喫した。

△TE桃木

2年連続の下剋上を果たすべく健闘した選手たち。この試合にかける思いの強さは、試合後の選手たちが流した涙の量が物語っていた。それでもまだ日本一の可能性が途絶えたわけではない。わずかに残された道を歩むには残り2節で2勝が絶対条件。奇跡の逆転優勝を見すえ、まずは2週間後の京大戦にベストを尽くす。【文:稲垣寛太/写真:湯浅あやか、稲垣寛太】

▼WR横山主将
「悔しいのが一言目に出てきます。自分たちのミスが多かったことと、相手が1枚上手だった、それだけかなと思います。(主将として試合前に何か話したことは)昨年勝って、今年も勝つ、挑戦者として挑もうということでした。前半は全員が気迫こもったプレーが続いていたと思うんですけど、なかなかやはり強いですし、タフな試合で怪我人も出たりして、どんどん後半に失速していったかなと思います。(オフェンスチームは3TDを挙げながらも、相手のDLに押される場面も)立命大のDLが強いことは分かっていましたし、それに向けての対策もしていたので、QBサックはいくつかされて悔しさはあるんですけど、ほとんど想定内でオフェンスとしてやることはできたと思います。少し想定が低かったのと、相手がうまかったり、今までの対戦相手よりもスピードが速かったというのはあります。(まだ優勝の可能性が完全に消えたわけではない)日本一の可能性が残っている限り、100%を尽くすのが自分たちにできることだと思うので、主将としても残り2節にかけようと言い続けます。勝ちます」

▼RB阪下
「途中、関大に流れが来ているなっていう時もあったんですけど、オフェンスで色々なミスが重なって、インターセプトやフォルススタート(関大の反則)もあって、流れを持っていかれたと思います。(この試合にどのような気持ちで挑んだか)前日も当日も試合前もワクワクしていて、誰も負けるつもりなかったですし、勝つ気持ちで臨んでいました。(チームとして3TDを挙げながらも、最後まで立命大DLは強かった)ランもパスも途中すごく通っていて、それでも立命大のDL、LBが強くて速くて、関大のオフェンス陣も負けていなかったんですけど、止められたし自分たちのミスも大きかったかなと思います。(試合終了後には涙を流す場面も)去年立命大に勝ってみんなでうれし泣きして、それを今年も4年生に、後輩に見せてあげたかったなっていう悔しさがありました。(まだ日本一の可能性が完全に消えたわけではない)まだ甲子園諦めていないので、自分たちにできることをして、全部勝ちます」

▼K中井
「とにかく悔しいという気持ちがあって、自分も最初のキックオフでロングゲインされてしまうくらいのキックをしてしまって、そこでそのまま流れを持っていかれたので、最初からベストを尽くせないという新たな課題が見つかったかなと思います。(どのような気持ちでこの試合に挑んだか)自分の特徴のロングキックでオフェンスを救って、3点ずつ縮めていって、あとはオフェンスディフェンス頼むというのが僕の考えだったので、FG全て決めれたというのは一ついい収穫だったかなと思います。(今日の自身のパフォーマンスを振り返って)キックオフを含めて自分の力を最大限発揮できたかというとまだまだ足りないですし、51㍎のFGも自分のキックとしては飛距離としては届いていないものなので、全然まだまだ成長できるところはあると思います。(次節に向けて)変わらずキッカーとしてオフェンスを救うというのが一つの目標として持って、それに加えてどんな㍎でも決めることを一番大事にしたいです」

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