◇2023年度関西大学連盟周期リーグ戦第9日◇対神院大◇10月21日◇於・近畿大学記念会館◇
[第1セット]関大25ー21神院大
[第2セット]関大40ー38神院大
[第3セット]関大25ー19神院大
[セットカウント]〇関大3ー0神院大
前試合を快勝で終えた関大。今試合もその勢いのまま白星をつかみたいと挑んだ。第1セットは一進一退の展開に。しかし、終盤に連続得点でセットを先取した。第2セットは、デュースとなり手に汗握る場面が続く。関大のブロックや多彩なスパイクが光りこのセットを手に入れた。最終セットは難なく点を重ね、ストレート勝ち。2戦連続で白星を手にした。
第1セットは金子玄(人4)のサーブで試合開始。ボールがネットにかかり先制点は相手に渡す。互いに点を決め合う時間が続いた。金子のレシーブに反応した安平溜也(商3)がトスを上げると金子がスパイクのフェイントをかけ、陰下雄太主将(情4)がスパイクを打つと相手は反応できず。ここで同点に追いついた。しかし、その後は相手に得点を重ねられる。試合の流れがどちらにも傾いていない時、ラリーが続く展開に。ここを制して流れをつかみたいところ。落ちそうなボールを久保田滉平(情4)が拾うと右からのスパイクで関大の得点に。流れを引き寄せる。その後、投入された川内歩人(ほと=商1)のサーブが相手を翻弄(ほんろう)し、点を重ねた。最後はブロックで得点。セットを先取した。
両者ともに手に入れたい第2セット。相手がコートラインギリギリにサーブを放つ。関大は対応することができなかったが、直後、陰下主将の素早いスパイクで取り返した。その後流れが相手に傾きかけ4点差。関大はタイムアウトを要求する。タイムアウト後は関大が勢いを得た。中島康介(文2)のサーブで相手が体勢を崩すと、その間に点を重ねていく。その後も、中島や久保田のスパイクで同点を保った。だが、その後は相手が得点を重ね3点差でセットポイントに。このセットを渡したくない関大は、再びタイムアウトを要求した。緊張した雰囲気の中、相手がスパイクを決めてくるがこれを安平が正面からブロックで止めると、チームからは歓声が。デュースに持ち込んだ。
互いに1歩も譲らず、手に汗握る展開が繰り広げられる。久保田や陰下主将のスパイクで点を追加し、セットポイントとなるもサーブミスでデュース状態が続いた。長いラリーが続きどちらがこのセットを手にしてもおかしくない。38-38となったところで試合が動く。陰下主将のスパイクは相手に返されてしまうも、安平、陰下主将、矢倉龍人(人2)がブロックで得点。その後、陰下主将のサーブに相手は反応できず、40-38で粘り勝ちした。
ストレート勝ちしたいところ。最終セット開始直後は相手が点を重ね、関大はボールを拾えない時間が続いた。しかし、すぐに関大に勢いが。隅田嵐(社3)のボールを押し込んでの得点や、隅田、久保田のスパイクで関大が点を重ねる。相手はなかなか点を追加することができない。そのまま関大がセットを手にし、ストレート勝ちとなった。
ブロックからの得点が目立った今試合。一進一退の展開が多かったが、勝ち取り自信と勢いを得た。連続して試合があるが、最終戦も勝利を手にする。【文:写真/村中望乃】
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