◇令和5年度関西学生秋季リーグ戦◇9月23・24日◇三段池公園テニスコート◇
【男子】
[第1戦]
〇飯田・木下4-1松村・仲村
〇波多野・西端4-2林・大原
●山住3-4沼尾
〇中別府・池田4-1土居・滝瀬
●石原・内藤3-4松本・長根
〇関大3-2同大
[第2戦]
〇飯田・内藤4-3石井・松本
〇波多野・西端4-1黒川・福島
●山住3-4深堀
〇中別府・池田4-2和氣・関
●石原・木下2-4平川・辻
〇関大3-2天理大
[第3戦]
〇石原・木下4-1森・野口
〇波多野・西端4-1木村・黒木
●山住2-4前川
〇中別府・池田4-2野田・正木
〇飯田・内藤4-2山口・高橋
〇関大4-1関外大
[第4戦]
〇石原・木下4-2山内・溝渕
●波多野・西端2-4山西・丸尾
●山住0-4高谷
〇中別府・池田4-2鈴木・斎明寺
●飯田・内藤3(7-9)4吉山・中西
●関大2-3立命大
[第5戦]
〇石原・木下4-2岩崎・服部
〇波多野・西端4(7-1)3酒井・山田
●山住0-4近藤
〇中別府・池田4-1高木・田中
●飯田・内藤2-4坂本・北原
〇関大3-2関学大
[最終結果]
4勝1敗 1部リーグ優勝
【女子】
[第1戦]
〇北山・西村4-2馬渕・高岡
○浅見4-1岸浦
○江口・川口4-2白鳥・北川
○関大3-0同大
[第2戦]
〇北山・西村4(8-6)3八木・浪岡
○浅見4-1望月
○江口・川口4-1山田・筒井
○関大3-0天理大
[第3戦]
〇北山・西村4-2渡辺・山住
○浅見4-2柴田
○江口・川口4(7-2)3大津・福田
〇関大3-0立命大
[第4戦]
●永橋・武田3(6-8)4小西・小林
○浅見4-0澤井
○江口・川口4-1満留・大井
○関大2-1関外大
[第5戦]
●北山・西村0-4石原・矢野
○浅見4-2本間
●江口・川口2-4藤井・安田
●関大1-2神松蔭女大
[最終結果]
4勝1敗 1部リーグ準優勝
昨年、男女で正反対の結末となった秋季リーグ。今季は、男子が3位入賞、女子が1部優勝を目指し、大会に臨んだ。1年前に悪夢の2部降格を味わった男子。昨季オフに立て直しを図り、春に最短での1部復帰を決めた。1部復帰戦となった今回はまずは残留を決めることが最優先事項。その中で初日を全勝で終える。早々に残留を決めると勢いのままに2日目は立命大との天王山に挑んだが、惜しくも敗戦。しかし、気持ちを切り替えて最終戦の関学大との一戦に勝利し、4勝1敗で全試合が終了。他大学の結果により、52年ぶりの優勝となった。一方で、昨年の秋にリーグ制覇し、連覇を狙う女子は最終戦の神松蔭女大との直接対決までは無敗で首位を快走する。だが、直接対決ではダブルスで2敗を喫し、黒星。一歩及ばず準優勝で幕を閉じた。
男子の1日目は同大、天理大、関外大と対戦。ダブルス4試合とシングルス1試合の計5戦で2勝した方が勝利となる。関大は中別府凌前主将(商4)ら4年生4人が大会に参加。それでも、1戦目の相手である同大は春の関西王者だけあって難しい展開が予想された。だが、1番手の飯田昂平(政策2)・木下颯汰(人1)組と2番手の波多野倫(政策4)・西端隆汰(経4)組が連勝。シングルスの山住尚也(商4)が惜しくもファイナルで敗れたものの中別府・池田匠吾(人3)が確実に勝利し、勝ちが確定。石原仁(安全3)・内藤拓磨(人1)組の結果を待たずして白星発進を決めた。
初戦を勝利した勢いのままに天理大、関外大相手にも堂々のプレーを見せる。天理大戦では、飯田・木下組、石原・内藤組から石原・木下組、飯田・内藤組に変更。その飯田・内藤組の勝利もあり、3-2で連勝。わずか2試合が終了した時点で関大の残留が決定した。
関外大戦でも飯田・内藤組は白星をつかむ。内藤は今年入学したばかりのルーキーだということを感じさせないほどの生き生きとしたプレーでチームをけん引した。さらに、1本目に出場した石原・木下組も4-1で勝利。波多野・西端組、中別府・池田組もそれに続く形で勝利を奪い、4-1で関外大を圧倒。初日を3連勝で終えた。「初戦の同志社戦に勝てたのが大きかった。みんな士気が上がっていって自信がついた」と石原主将。単独首位で大会を折り返し、優勝も視野に入り始めた。
2日目の初戦は立命大と相まみえる。2勝1敗と関大より1勝少なく初日を終えた立命大。だが、勝ち数が並んだ場合は直接対決の成績が順位決定に採用されるため、絶対に負けられない一戦だ。石原・木下組が白星をもたらし、好発進。しかし、波多野・西端組は敗戦。波多野は「立命戦は大事なところで勝てなかった。本当に申し訳なかった」と振り返る。だが、その敗戦をカバーしたのは同じ4年生の中別府。4-2で勝利し、成績をイーブンに戻す。5戦目は好調の飯田・内藤組が出場した。取って取られての好ゲームを展開すると、ファイナルに突入。最後まで会場を沸かせたが、最後はデュースで勝ち切れず黒星。2-3で立命大からは勝ち点を取りこぼした。
最終戦は関学大との関関戦に。今年6月に行われた総合関関戦では勝利を収めている。優勝の可能性を残しているだけに絶対に負けられない伝統の一戦だった。その思いに応えるように石原・木下組、波多野・西端組が勝利。シングルスでは相手の近藤が力を見せ、敗戦となったが、中別府・池田組が勝ち切る。これで中別府・池田組は今大会5戦5勝。関大の勝ち頭が意地を見せ、関学大との一戦は3-2となった。
関大の最終結果は4勝1敗。昇格後初のリーグ戦で堂々の成績を残した。その裏で行われたのが立命大と天理大の一戦。立命大が天理大に敗れた場合、関大が優勝となる。関大ソフトテニス部に関わるすべての人の優勝への強い思いが届いたのか3-2で天理大が勝利。それにより、71年秋以来の52年ぶり関西学生リーグ制覇となった。
女子は昨年の秋季リーグで優勝。今年も浅見今日子新主将(人3)率いる新体制でリーグ制覇を目指した。7月の西カレで優勝、3週間前に行われたインカレではベスト8と実力は申し分ない。
その前評判通りに神松蔭女大との最終戦までは4連勝を収める。活躍が目立ったのはダブルスでは北山いるみ(人2)・西村ゆめ(社2)組。結成して間もないペアだったが、同級生同士の息のあったプレーで初日に3連勝を記録する。さらに、江口咲良紗(社1)・川口真歩(文3)組もさすがの安定感で4戦4勝となった。シングルスでは浅見が全試合に出場し、勝利。22年の関西シングルス女王が力を見せ、4連勝で神松蔭女大との最終戦に臨む。
そして、迎えた神松蔭女大戦。1組目の北山・西村組は1ゲームも取らせてもらうことができず、出鼻をくじかれる。だが、苦しい時にチームを支えたのは主将に就任したばかりの浅見。シングルスで確実にチームに1勝をもたらし、1勝1敗で勝負の行方は江口・川口組に託された。持ち前の鋭いストロークと力強いボレーで相手を翻ろうする。しかし、最後は一歩及ばずに2-4で敗戦。春に続き、リーグ戦は準優勝で終幕となった。
関大ソフトテニス部の歴史を塗り替えた今大会。関大らしさを発揮し、その名を轟かせた。今シーズンのリーグ戦は終了となったが、オフシーズン明けには春季リーグが控えている。男子は王者として迎え撃つ春に、女子は1年半ぶりの王者奪還を目指す戦いとなる。今回は惜しくも逃した男女アベック優勝。春は男女で関西の頂点に立ち、全国の舞台でも上位入賞を狙う。【文/写真:大森一毅・写真:貴道ふみ、長鴫海莉】
【男子】
▼古渕敦史監督
「インカレが終わってから4回生と話して、4人の選手が残ってくれた。春に1部に上げてくれた4人なので、戦力的には間違いないと思っていた。最後まで勝ち頭で頑張ってくれて、チーム一丸となってやれたのが一番大きかった。立命も4回生が出て2位となっているのを見ても、4回生が出てくれたことはうちにとって大きなアドバンテージになった。(春季リーグで1部昇格を果たしたが)戦力的には厳しいものがあったが、まずは最短で1部に戻ろうというのが春での目標だった。それを達成することができてうまく流れを作れたと思う。ただ、今回に関しては立命には負けて他校の試合結果で優勝が決まった。本音としては全部勝って優勝を決めたかった。(今大会は4年生の活躍が目立った)2番とシングルス、4番の真ん中3つで出てくれたので、オーダーを考えるのも1番と5番をどうするかを石原と話しただけ。本当に心強かったし、その背中を見て3年生以下も来年から頑張ってくれると思うのでありがたかった。(チームの雰囲気が良かったが)全員で応援するのがうちのカラー、関大らしさだと思うので、ルールの範囲内で今回のように盛り上げてくれたらいい方に向かう。今後この応援の中から選手が出るように頑張ってもらいたい。(今後に向けて)今年の春は2部で王座を目指すチャンスもなかった。来年の春は1部で戦えるので、半年でしっかりチームを作って関大らしいテニスで王座を目指して頑張っていきたい」
▼石原主将
「初戦の同志社戦に勝てたのが大きかった。向かっていく気持ちで挑んだ結果勝つことができて、みんな士気が上がっていって自信がついた。それによって勢い付くことができたと思う。(結果について)勝つべきだと思っていた立命館大学に負けてしまったのは悔しかった。最後の立命館と天理大学の試合が終わるまでは優勝という成績がわからない状況だった。自分たちが立命館に勝っていれば、もっと気持ちを楽にして最後の試合に臨めていたと思う。(昇格即優勝となったが)めちゃくちゃうれしい。自分が主将に就任して、正直入れ替え戦にいくことも覚悟はしていた。優勝という結果を想像もしていなかったので、何と言っていいかわからないくらいうれしい。(4年生の存在は)めちゃくちゃでかかった。中別府・池田が全勝してくれた。関大の大将として全勝してくれたのはありがたかった。色んな事があったが、最後の大会で中別府さんが4回生の意地を見せてくれたなと思う。(インカレからの成長は)応援は今まで声を出す人と出さない人が別れていてインカレでもそれが目立っていた。今回はみんなががんばって応援してくれたおかげで選手も頑張れたと思う。(主将として初めての大会になったが)就任して一発目から入れ替え戦、2部降格になったらOBの方とかに顔向けできないし、ここで2部に落ちてしまったら次の春リーグも厳しいと思っていた。そういうところでプレッシャーは大きかった。(優勝は52年ぶりの快挙)自分たちの3つ上の世代とかは強い人がいっぱいいた。そういう方でも成し遂げられなかった関西リーグ1位を達成できて、素直にうれしい。(関学大戦は)関学に勝ったら最後の立命と天理の試合次第で優勝もあるというのは自分たちもわかっていた。ここで優勝の可能性を途切れさせないようにというのはみんなの共通認識としてあった。試合前の円陣で『最後の試合やし、これ勝てば優勝も見えてくるから最後はみんなで全力で戦おう』と声をかけた。(今後に向けて)春リーグは完全に4回生がいなくなる初めてのリーグ戦。まずは絶対に2部降格は避ける。そして、今回1位のプライドを持ってしっかり戦っていきたい」
▼木下
「今回初めて全試合に出してもらって、5試合中4試合が1番手だった。キャプテンの石原さんと組ませてもらって、1番手のプレッシャーの中で試合させてもらったので元気を出してチームを盛り上げる気持ちで試合に臨んだ。(大会前の意識は)ペアが変わることもあって、当日どうなるかわからない部分はあったが、先輩と組むことは確定していたので自分がプレーを合わせようという気持ちでいた。(4年生の存在は)技量や練習への意識を含めて4回生が引っ張ってくれたので、今日の結果になったと思う。次は4回生がいなくなるので、うまく自分が埋め合わせできるように明日からも頑張っていきたい。(応援の雰囲気は)本当は試合に出たかった人もいると思う。その気持ちを抑えて選手を応援してくれたのでチームがいい雰囲気になった。関学大戦でも気持ちを切らさずに最後まで応援してくれたのが一番良かったと思う。(今後に向けて)春に向けてまだ個人戦はあるので、そこでしっかり結果を残して自信を持って春リーグに臨んで連覇したい」
▼波多野
「自分は(立命大戦の)大事な場面で負けてしまった。毎回大事なところで負けてしまっていて、正直途中でちょっと諦めてしまった部分もあったが、結果優勝することができて良かった。(代替わりした中での出場となったが)出してもらえるなら絶対に勝たないといけないという思いはあった。一応、勝ち頭で出ていたのでそれなりに勝てて良かった。(昨年は2部降格を味わったが)去年の秋に自分が大事な試合で負けてしまって、それがきっかけで2部に落ちてしまった。春に何とか1部に上がって、今年の秋は実質引退試合だったので去年みたいに落として引退するわけにはいかないと思っていた。(関学大戦は)気持ち的には切り替えられたが、体がしんどくてついてこなかった。何とか勝てたので良かった。(今回の山場は)自分はいつも1試合目がダメで、昨日の1発目の同志社が内容も良くなかった。西端が強くて、ミスをカバーしてくれた。1本目が勝ってくれたのも気持ちの面で大きかった。(石原主将が注目選手に挙げていたが)途中までは期待に応えられたと思うが、立命戦は大事なところで勝てなかった。そこが本当に申し訳なかった。(後輩へのメッセージは)正直この大会が始まるまでは不安もあった。でも、後輩のペアが想像以上に結果を残してくれたので来年も大丈夫かなと思った」
▼西端
「1日目は調子が良かったが、2日目は納得のいくプレーができなかった。悔しい部分もあるが、大学に入ってから団体で優勝するのが初めてなので本当にうれしい。(波多野とのペアに関しては)インカレの時にいい感じに仕上がってきていた。その流れでいいプレーができたと思う。(初戦の同大戦は)春の優勝校に向かっていって勝てたことが良かった。そのから勢いに乗ることができた。(応援については)どの大会でも1番元気がいいのが関大。それを今回も出してくれたので、すごく力になった。(関学大戦は)自分の内容はあまり良くなかったが、チームとしては勝てて良かった。(4年生への言葉)去年は2部落ちという悔しい思いをしたけど、最後は1部で優勝できてみんなでやってきて良かった。(後輩へのメッセージは)今回は4回生が主力で入っていた。来年からはメンバーも変わるので、また1から頑張ってほしい」
▼山住
「僕自身、4回生で出なくてもいい中でインカレが終わってからも関大の力になりたいと思って練習を続けた。優勝は喜ばしい結果だが、自分自身は全敗となってしまって複雑な気持ちもある。(監督からの言葉は)自分の調子が上がらない中でも悲観的なアドバイスはなく、『自分のテニスをすればいい』とポジティブな言葉ばかりだった。自分の気持ちとしても楽にやることができた。その中で自分のテニスをできなかったことが悔しかった。(応援の存在は)自分の気持ちを鼓舞してもらえた。出てない人も一緒に戦ってくれて力になった。(4年生への言葉は)中別府や西端は高校の時から同級生で一緒に切磋琢磨してきた。あの2人がスポーツ推薦で関大に入ったから、自分も関大に入ろうと思えた。一緒に頑張ってくれたから自分自身もここまで成長できたと思う。波多野くんは小学校の時から京都で戦ってきたライバルだった。そういうライバルがいたから負けたくないと思って頑張れた。(後輩へのメッセージは)リーグ戦でシングルスは3番手に出る重要なところ。次の春リーグではそこで勝てる選手が後輩の中から出てくれたらうれしいなと思う。石原キャプテンを筆頭に常に高みを目指して日々練習に取り組んでほしい」
▼中別府
「4回生にとっては今回がほぼ引退試合。自分自身は下級生の力になりたい気持ちが強かったので、貢献することができて良かった。(自身のプレーは)大学入ってから今回が一番調子も良かったし、いいテニスができたと思う。(チームの雰囲気は)下級生に応援団長がいてその子を筆頭に盛り上げてくれたので、選手も応援のために頑張れた。応援の力は大きかったなと思う。(結果を振り返って)一番勝たないといけなかったのは立命戦。結果的に優勝はできたが、その部分では悔しさもある。(4年生で話し合いは)インカレの団体戦が終わった後に4回生だけでの集まりがあった。その中で『下級生のために頑張ろう』という話はあった。(個人では5戦5勝)いつもリーグ戦ではどこかで調子を落とす部分があった。今回は1日目に3勝できた時点で優勝を狙いにいくという目標ができたので、ペアでいい形につなげていけた。(関学大戦は)立命に負けたが、優勝の可能性は残っていたので関学戦で最初の1、2本が勝ってくれたのが優勝につながった。今大会を通して1番、2番がチームの雰囲気を作ってくれたので、ぼくたちもテニスをやりやすかった。(後輩への言葉)今回は9人のうち4人が4回生。主力が抜けてまた厳しい戦いにもなると思うが、石原主将がしっかり練習に取り組んでくれているので、自分たちもまた応援にいきたい」
▼池田
「正直、びっくりする結果になった。(4年生の存在は)良くも悪くも引っ張っていってくれる存在だった。(試合結果について)自分自身の調子はあまり良くなかったが、ペアの中別府さんの気合いに乗せられ、結果的に全勝できて良かった。(今後に向けて)今回の結果に満足せず、1勝ずつ確実に積み重ねることを目標にしたい。結果はそのあとでいいと思う」
▼飯田
「正直、1部残留できるかどうかだと思っていたので、信じられない気持ちが強かった。1日目で残留を決められたことが気持ちの面で大きかった。(春季リーグで昇格を果たしたが)春は2部でその前の秋に降格した。その時の入れ替え戦で僕が負けてしまった。そのせいで2部に落ちてしまったが、みんなのおかげで1部に戻ってこられた。僕も頑張らないといけないと思ってやってきて、結果を残すことができて良かった。(4年生の存在は)めちゃくちゃ大きかった。大黒柱の2ペアのうち3人が4回生でシングルスも4回生で頼りっぱなしだった。(応援の存在は)自分がポイントを取った時にみんなガッツポーズをして全力で喜んでくれて心強かった。(今大会の山場は)負けてしまったが、立命館大戦。5番勝負で最後に回ってきて、自分の中ではいいプレーができた。悔いはあるが、出し切れた試合だと思う。(初戦で春の王者に勝利したが)同志社は正直厳しいかなと思っていた。1番手で出たので、流れを作らないといけないと思っていたが、自分が勝って勢いづけることができて良かった。(今後に向けて)次のリーグでは4回生が完全に引退して頼れることもなくなる。自分たちの力でもう1回1部で優勝できるように頑張っていきたい」
▼内藤
「春リーグに1部に上がったので、今回は1部に残ることを目標にしていた。1年生なので思い切ったプレーをして先輩方の足を引っ張らないように頑張ろうと思っていた。(結果について)石原主将の練習の雰囲気が良くて優勝できたと思う。感謝している。(4年生の存在は)本当に大きかった。チームに貴重な1勝をもたらしてくれて助かった。(インカレからの成長は)チームとしては仲間のために1勝する気持ちとか、今まで負けていたところに勝てたのが成長だと思う。勝ちに執着することができた。(今回の勝因は)4回生がでてくれたことと、3回生のキャプテンがプレーで引っ張ってくれたこと。それに下級生がついていけたので、その2つが大きかった。(立命大戦は)最後の方でプレーに迷いが出た。最後までやり切れたらなという部分が課題として残った。ファイナルゲームはレシーブでそれまでクロスばかりに打っていたので、センターとかに打ち返して勝負しにいった。前衛としてポイントを取れなかったのが悔しかった。(関学大戦は)優勝が完全になくなったわけではなく、まだ見えている状況だった。やっぱり先輩方が勝ってくれたのが大きかったと思う。(今後に向けて)今回出てくれた9人のうち4人が4回生。その全員が抜けるので、自分が主力になるつもりで絶対に春リーグも勝ちたい」
▼安東稔覚(安全4)
「前回の秋に降格してから悔しくて出場する人だけでなく、応援も一丸となってこの大会に臨んだ。新キャプテンの石原くんがしっかりチームをまとめてくれたと思う。(52年ぶりの快挙となったが)前回の優勝は前監督の堺(陽司)さんの時ということを聞いて、自分たちがそれを成し遂げることができて最高だった。(応援については)前回までは1部の人に偏っていて、他の人はあまり声を出していないという状況だった。今回は全員が声を出して選手の背中を押していい結果につながったと思う。(後輩へのメッセージは)挫折することもあると思うけど、そこから何をするかが大事。自分たちも2部に落ちてからはい上がってきた。常に上を見てくじけずに高みを目指していってほしい。(同期への言葉は)こみあげてくるものがあった。4年間一緒にやってきた仲間が自分たちの代表として出てくれて、最後に結果を出してくれて『ありがとう』と感謝を伝えたい」
【女子】
▼浅見主将
「自分たちでしかやってきてなかったからどこまで通用するかわからなかったが、チーム力としては悪くなかった。(新ペアの手ごたえは)誰を使うか迷いはあった。今回新しく出た2ペアについてはどっちを出しても強いなと思った。(残留を最低限の目標としていたが)残留を目指していたら降格してしまうと思っていた。絶対に2部には落ちたくないと思っていた中で1部優勝という強気な目標を立てて、頑張っていこうと思っていた。(個人としては)春は自分が腰を痛めたのもあって、調節できていなかった。それを振り勝って今回は体のことを考えて大会に臨めた。シングルスに気負いすぎないようにすることも心がけた。1番に出る下級生がどんな結果になっても江口・川口に回せるように自分が絶対に勝とうという気持ちで頑張った。(初日を振り返って)初戦の同志社戦は1番の北山・西村が勝ってくれていい流れができた。次の天理戦はその流れのまま勝てた。初日の山場は最後の立命戦。自分もシングルスは勝てるかわからないと思っていた。でも、試合中にたくさんアドバイスをもらってチーム力で勝てた。(初日は全試合同じ組み合わせで挑んだが)同志社戦がいい流れでできたので、次も同じでいこうと監督と話し合った。(2日目は永橋・武田組も出場したが)大きな大会への出場があまりなかったので、経験という面でこの2人を出してもいいんじゃないかという意見を同期からもらった。もし負けてもシングルスと3本目で勝てばいいという気持ちもあったので、監督とも話し合って組み合わせを決めた。(神松陰女大戦は)相手のことを気にしすぎて、自分のプレーができずに終わってしまったことが敗因だと思う。ずっとライバルとしてやってきている分、松陰が相手になると力んでしまうことが多い。これからは落ち着いて自分のプレーを淡々とできるようにしたい。(4年生が応援に駆け付けたが)めちゃくちゃ心強かったし、試合中にしんどい時に見るのはやっぱり4回生だった。4回生を見て頑張ることができて、言葉とかよりも存在で安心感があっていてくれるだけで心強かった。(今後に向けて)オフシーズンを挟んだらまた関大にも他の大学にも1年生が入ってくる。春リーグに向けて松陰だけでなく、他のチームにも強い選手はいるがどこの大学の誰とやる時でも自分たちのプレーができるように技術をもっと磨いていきたい」
▼北山
「ずっとダブル後衛をしていて雁行をするのが久しぶりだった。西村が前にいるから心強くて自分の好きなように試合に臨めた。(ペアが決まった時期は)合宿まで決まってなくて、合宿中にこのペアで2、3試合しただけだった。(初日は3連勝でスタートしたが)最初から緊張していて、ラケットを振り切れなかった。練習通りのプレーができたかというとそうではなかったので、これからの試合では最初から練習通りのプレーをできるようにしたい。(体力面では)結構ギリギリだった。元々3試合いくと決まっていたわけではなかったので、しんどい部分はあった。(今後に向けて)これからペアがどうなるかはわからないが、技術面や試合中に相手に流れがいった時に自分たちがどう立て直していくのかを考えてプレーしていきたい」
▼西村
「直前までこのペアで組むとは思っていなかった。これまで北山はずっとダブル後衛をしていたが、頑張ってくれて自分も期待に応えようと頑張った。(手ごたえは)言いたいことも言い合える中なのでいい感じだと思う。(初日は3連勝でスタートしたが)しんどいところや大事なところでしっかりポイントを取り切れたのは良かった。ただ、簡単なミスやまだ合わない部分もあって、そこはこれから練習していかないといけない。(神松蔭女大戦の敗因は)相手の思うままにされた。自分たちが流れを変える1本を決められるようにしないといけなかった。(体力面は)暑さもあってしんどかったが、気合いと応援のおかげで疲れよりも楽しくできた。力を振り絞って頑張った。(今後に向けて)今回は受け身になってしまう部分があった。受け身にならずに試合を進めていけるようにしたい」
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