ベスト尽くすも悔しい結果に
◇第55回関西学生自馬馬術大会◇8月26・27日◇三木ホースランドパーク◇
[第1競技 馬場馬術競技C]
大石・千騅組 最終得点率 46.808%
[第5競技 ジムカーナ競技]
森本・千歌組 失権
宮本・千歌組 失権
[第6競技 障害飛越競技C]
山本・千秀組 総減点23 タイム75.31
平田・千騅組 減点0 タイム53.24
マクレーン・千歌組 失権
佐柄・千騅組 減点0 タイム49.44
阪口・千歌組 棄権
[第7競技 障害飛越競技B]
田中・千龍組 総減点4 66.60秒
向井・千秀組 総減点8 68.47秒
金折・千明組(OP) 総減点23 90.68秒
清水・千渓組(OP) 総減点8 61.48秒
2日間とも肌を焼き付けるような日差しの中で、関西学生自馬馬術大会(秋学)が行われた。関大からは12人の選手がエントリー。それぞれがベストを尽くしたが、多数の選手が悔しい結果となった。その中で、障害飛越競技Cにおいて佐柄森広(文2)・千騅組は3位に。手応えと課題が見つかる大会となった。
1日目馬場競技に登場したのは大石茉帆(外4)・千騅組だ。演技開始直後から軽やかな足取りで競技をこなす。試合途中に止まってしまう場面があったものの最後まで演技をやりきった。最終得点率は46.808%となった。
ジムカーナ競技では2人の選手が登場。1組目は、森本陽奈子(法1)・千歌組。1番障害は難なく突破したが、2番障害に苦戦し、進むことができない。4番障害の前でも止まってしまう。その後4番障害を突破するも惜しくも失権となってしまった。2組目は、宮本彩葉(法1)・千歌組。3番障害までは止まることなく進む。しかし4番障害の前で止まってしまい、その後何度もトライするも超えることができず失権となってしまった。
2日目は障害競技が行われた。障害飛越競技Cにトップバッターとして登場した山本ちひろ(社2)・千秀組。バーを1本も落とさなかったものの、反抗を見せたことにより、減点。タイムもかさんでしまい、大きな減点となってしまった。次に登場したのは、平田舶翔(政策2)・千騅組だ。6本目のバーが足に当たってしまうが、落ちることはなく。減点を0に抑え、53.24秒のタイムを記録した。マクレーン・美咲・ヘザー(商2)・千歌組は、1本目のバーの手前で止まってしまう。2度目で飛び越えることができたが、4本目のバー前で反抗し、落馬。悔しい失権となった。馬場整備が終わり、佐柄・千騅組の番が回ってきた。ゆったりと入場し、競技開始。1本目のバーが後ろ足に当たってしまうが、落ちることはなかった。そのまま順調に進み、タイムは49.44秒。障害減点も無く、3位入賞を果たした。阪口瑛太(情2)・千歌組は棄権。
続いて、障害飛越競技Bが行われた。初めに登場したのは田中輝人(情1)・千龍組。1番目の障害でバーを1本落とすが、その後はミスなく他の障害を飛び越えた。次に、向井朔生(シス理3)・千秀組が登場。1番目と2番目の障害は飛び越えたが、3番目の障害でバーを2本落とす。その後、順調に障害を飛び越えていたが、10番目の障害でまたもバーが落ち減点。両者とも減点が響き、入賞まであと一歩のところで大会を終えた。
大会に初めて出場した選手や、今大会で引退する選手など、それぞれが思いをもって大会に出場。関大は障害飛越競技Cにおいて、佐柄・千騅組が3位となったが、多くの選手が悔しい思いをした。次大会で上位に食い込むべく、日々の練習により熱が入る。【文/写真:岩口奎心、森奈津子、湯浅あやか】
▼大石
「(試合を振り返って)結果は良くなかったんですけど、落馬とかして恐怖心があったんですけどちゃんと帰ってこれたのでよかったなって思ってます」
▼森本
「(試合を振り返って) 普段早足を得意としているので、その得意な早足での競技うまくいかなかったのは結構渋いかなって思いますね(今日の結果を踏まえて)やっぱり早足が本番ででなかったっていうのは痛いのでこれからも早足も駆け足も次の障害につなげれるように頑張っていきたい」
▼宮本
「(試合を振り返って)まず大木で止まってしまってゴールできなかったのが悔しかった。(今日の結果を踏まえて)早足を頑張って続けられるように頑張りたいと思います」
▼山本
「(試合を終えて)出番が1番で、馬の状態も上手くまとまりきらずに悔しいことになってしまったんですが、学生戦でいい経験をさせてもらったので、これからも頑張りたいと思います。(次の大会に向けて)今年あと最後、年末の学生戦だけなので、そこで今乗ってる馬のデータを見て一緒に頑張って今年の学生戦を踏まえたいい結果が残せるといいなと思います」
▼佐柄
「馬の脚の調子があまり良くなくてこれまで練習ができなかったんですけど、千騅は大会には強くて障害を全部飛んでくれてよかったです。(これから取り組みたいこと)今回は斜めに障害に入ることが多かったんで、真っ直ぐは入れるように練習をしていきたいです。(次の大会に向けて)安定性を上げてまた表彰台に登れるように頑張ります」
Share this content:
コメントを送信