◇第62回西日本学生選手権大会◇8月9日◇対朝日大◇於・スカイホール豊田
[前半]関大16-11朝日大
[後半]関大14-17朝日大
[試合終了]関大30-28朝日大
予選リーグ2日目は東海地区の朝日大と対戦。試合は前半から白熱した展開を見せる。両者交互に得点するも、関大が連取をはさみ、徐々に点差をつけた。ディフェンスとオフェンスで選手をうまく入れ替えながら試合を進め、5点リードで試合を折り返す。しかし、後半は序盤から相手のペースに。タイムアウトを挟むも4連続得点で、勢いは止まらず。しかし、山田凌裕(経4)や林航琉(経1)を投入するなど、選手を入れ替えながら立て直しを図った。そして、前半につけた点差を守り切り、30-28で西カレ2連勝を収めた。
試合は福島悠大(文3)の鋭いシュートから始まった。「絶対1点目は自分が決めよう 」と強い気持ち通り、先制点を獲得。直後には相手に7㍍スローを与えてしまうも、白井祐登(人3)や松本大昌主将(文4)のディフェンスを抜いたシュートで4-1と流れに乗った。中盤には、積極的なパスカットや相手のミスからチャンスを作り連取。サイドからは木村道人(文4)や上ノ原龍哉(人4)がしっかり決め、リードを徐々に広げていった。そしてさらなるチャンスが。松本主将がシュートを打った際に、相手が2分間退場を言い渡される。松本主将が7㍍スローや、パスカットからエンプティーゴール。好機を生かし、16-11で試合は折り返しを迎える。
後半最初は、両者点の取り合いとなった。福島が相手ディフェンス上からの高いシュートや、ドリブルから抜け出して連続得点。しかし、直後から相手の勢いが増す。見方の2分間退場も響き、3連取を許した。関大はタイムアウトをはさむが、ミスも重なり苦戦する。ここで、サイドに山田凌裕(経4)が入った。守備も含め、速攻のチャンスでは冷静にシュートを決め、試合の流れを引き戻す。再び退場者を出してしまう場面もあったが、相手に連取は許さず。羽渕晴一朗(情3)のポストシュートや、松本主将が鋭いシュートを決めた。終盤は、山田が着実に得点を重ねる。出場時間は短かったものの、5得点を挙げる活躍で後半の試合を支えた。そして、30-28でチームは勝利。
10日は、高松大との対戦だ。予選リーグ最終戦も勝利を飾り、頂を目指す。【文:松尾有咲/写真:村中望乃】
▼松本主将
「(最初は攻撃メインでの出場だったが)今チームは、誰がディフェンスに入っても、誰がオフェンスに入ってもぬけめのないチームになっているので、入るメンバーによって他に守ってくれる子もイルから交互にやっているというか、選手層が厚いかんじです。(自身の役割りは)センターなので、自分自身が点を取るのもあるし、周りを生かしながら、周りを生かす動きが大事になってくるので、最初はオフェンスに集中しました。(前半を振り返って)最初に1、2点くらい取れたので、そこで少し冷静になって攻撃プランや相手との間合いがうまく取れました。前半のできとしては、良かったかなと思います。(相手の勢いが増した後半を振り返って)少し流れが悪くなることは大会を通してあるので、それをどううまくチームとして立ち直せるかが問題だったんですけど、後半はそこの修正がまだ足りていなかったと思います。うまく修正できずにずるずるいってしまったので、今後はキャプテンとしてももっとチームを引き締めて、後半まで自分たちのペースでできるように頑張りたいです。(西カレの意気込み)明日で予選リーグが終わりということなので、決勝トーナメントにいい形でつなげられるように1、2試合目で出た修正点を改善しつつ、みんなでチーム一丸となって頑張っていきたいと思います」
▼福島
「(スタートからどういう気持ちで臨んだか)毎回スタートから出るということではなくて、最近少しずつ自分の調子も上がってきて、それに伴って結果も少しずつ出せててという流れでスタートで出してもらったので、絶対1点目は自分が決めようという気持ちで臨めたと思います。(昨日と比べて調子は)昨日に比べたら、相手も昨日よりも強かったので、その分自分の力がどこまで通用するかとか、チームとしてどこまで相手に対してやれるかという面で、昨日よりかはモチベーションも高く臨めたかなと思います。(自身のプレーを振り返って)立ち上がり1本、先制点を決めることができて、気持ちよく試合に入れて、前半も2、3点くらい取ったかなという印象です。個人としてはまあまあという感じでした。後半に入ったら、ディフェンスの方がチームとして崩れてしまって。点差を離せるところで離せなかったり、きつかったかなという印象です。(相手が後半から点を取りだしたが)関大のディフェンスが組織で守れていなかったので、相手を勢いづけてしまったかなと思うんですけど、めっちゃやられるという感じもしなくて。まあまあって感じでした。(西カレの意気込み)明日で予選リーグが終わるので、決勝トーナメントにつながるようないい試合をして、今後のインカレとかで去年の悔しい思いを晴らせるよう、いいゲームにしていきたいなと思います」
コメントを送信