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前期リーグを連勝で締めくくる 次戦勝利で首位の可能性も

前期リーグを連勝で締めくくる 次戦勝利で首位の可能性も

◇第101回関西学生リーグ前期第11節◇対同大◇7月23日◇たけびしスタジアム京都◇

【前半】関大2ー0同大
【後半】関大1ー0同大
【試合終了】関大3ー0同大

GK 石井
DF 川島、木邨、谷岡、吉本
MF 堤、吉永、和田、菊地
FW 西村真、百田

前節、勝利を収めインカレ圏内の4位に浮上した関大。今節は前日に首位・関学大が敗れたため、勝てば首位までの勝ち点差を2に縮めることができる重要な一戦となった。相手は同大。前半にFW百田真登(経4)の2得点でリードすると、後半にもMF前田龍大(人3)のゴールで1点を加える。そのまま、3-0で快勝。今季2度目のリーグ戦連勝となり、3位で前期リーグを終えた。

△MF前田龍

前半開始早々から、攻撃ではFW西村真祈(法4)が遠目から果敢にゴールを狙う。守備でも、2試合連続のスタメン出場となったGK石井飛雄馬(商4)のファインセーブも飛び出した。両チーム好機を作りながら、決め切ることができない。スコアは動くことなく、クーリングブレイクに入る。

△FW西村真
△GK石井

そのような状況の中、均衡を破ったのは関大。前半34分にMF菊地孔明(人4)のスルーパスにFW百田が抜け出す。「課題としてファーストチャンスでゴールを決め切れないところがあった」と分析したが、この日はしっかりと最初の決定機を生かした。

△MF菊地
△FW百田
△先制後

前半終了間際に同点を狙う同大にDF谷岡昌(社4)、DF木邨優人(政策3)の2CBが対応し、攻撃の芽を摘む。公式戦直近3試合でスタメン定着したルーキーのMF和田健士朗(人1)も安定したパフォーマンスを見せた。

△DF谷岡
△DF木邨

このまま1-0で前半終了かと思われた45分。左サイドからDF吉本武(情4)の折り返しにFW百田が合わせ、追加点を獲得した。FW百田の得点ランキング単独2位となる今季9ゴール目で2点のリードを奪い、試合を折り返す。

△MF和田
△DF吉本

後半スタートからFW西村真に代えてFW浅田彗潤(人2)を投入。FW浅田は、第2節の立命戦以来の出場となった。暑さが際立つ中でさらなる追加点を狙う。

△FW浅田

しかし、後半に入って体力的に負担が増え、守備機会が多くなる。MF堤奏一郎(社4)、MF吉永陸人(商3)からDF桑原航太(社1)、MF藤﨑琉依(商2)に交代。総力戦で白星をつかみにいく。

△MF堤
△MF吉永
△DF桑原
△MF藤﨑

さらに、ピッチを縦横無尽に走り回ったMF菊地とDF川島功奨(社3)を下げ、MF真田蓮司(法1)とMF前田龍がピッチへ。その直後にFW百田のクロスにMF前田龍が頭で合わせ、ダメ押し弾となった。

△DF川島
△MF真田

3-0の快勝で順位を3位に上げた関大。首位までの勝ち点差2で後期リーグへ挑む。まずは、総理大臣杯前にナイトゲームが3試合開催される。この3戦で勝ち点を取りこぼさないことが、リーグ優勝、そして勢いを持って総理大臣杯に入るために重要だ。後期開幕戦の相手はすでに今季2敗している立命大。『3度目の正直』を目指し、およそ3週間の準備期間で練習に励む。【文/写真:大森一毅・写真:岩口奎心】

▼前田雅文監督
「非常に気温が高い中でタフなゲームになった。早いテンポが作りにくい環境で得点3、失点0で勝ち点3を取れたことは良かった。(先制点について)FW百田のゴールでいい流れを作れた。1点が勝敗を決めるゲームになったと思うので、決め切ってくれて良かったと思う。(今後に向けて)大臣杯の前に後期3節が始まる。そこでしっかり戦って、勢いをつけて大臣杯に入っていきたい」

▼FW百田
「前期を勝って終わることを目標にしていた中で、しっかり勝つことができて良かった。(先制点について)守備からの流れでMF菊地がいいパスをくれた。自分の最近の課題としてファーストチャンスでゴールを決め切れないところがあったので、あの場面で決めることができて良かった。(前期を振り返って)去年は後期で失速してしまった。個人のところでは、今9点でもっと伸ばせると思う。対策されてくる中でどれだけやれるかをこだわっていきたい。(今後に向けて)この位置でリーグを折り返せたのは良かったと思う。これからもっと自分たちが質や強度を求めて練習から取り組んでいきたい」

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