◇2023年度第49回西日本大学女子選手権大会◇決勝トーナメント戦◇対帝塚山大◇7月8日◇於・広島県立総合体育館
[第1セット]関大17―25帝塚山大
[第2セット]関大13―25帝塚山大
[第3セット]関大25―19帝塚山大
[第4セット]関大16―25帝塚山大
[セットカウント]●関大1―3帝塚山大
8強の座を懸け、戦ったのは強敵・帝塚山大。春季リーグでも敗北した相手だけに、勝利への思いは強かった。しかし強力な攻撃陣に阻まれ、関大のペースに持ち込むことができず。西カレはベスト16で終幕した。
試合は児玉光涼主将(文4)のサーブでスタート。日野美里(人4)で先制するも、すぐに追いかける展開となる。川上良江(文3)の速攻や、相手のミスで得点を重ねるものの、中盤に6連続失点。9点リードとされた。内田千晴(人2)のサービスエースやスパイクも飛び出したが、開きすぎた点差を追いつくことができず。第1セットを落とした。
第2セットも相手の猛攻は止まらない。伊関万絢(まひろ=文2)や土屋美咲(情1)のスパイクが光るも、リードを奪うことができない。コースを狙った強烈なアタックに苦しめられ、主導権を奪えず。最後は3連続得点を許し、このセットも落としてしまった。
もう落とせない第3セット。伊関のサーブで相手を崩したところに鮫嶋優香(政策1)が押し込むなど、関大のペースで試合が進む。土屋のエンドライン近くに突き刺さるスパイクや、冨井綾音(人3)のサービスエースなど2度の4連続得点で勢いに乗った。林川涼(経4)のサーブでは、2連続で相手のミスを誘うなど、もう後がない状況で粘りを見せた。最後は伊関が得点し、この日初めてセットを勝ち取る。
第4セットもものにし、最終セットに持ち込みたいところ。しかし第3セットほどの勢いはなくなる。中盤までは互角の展開だったが、10―11から3連続得点を許すと、徐々に相手のペースに。日野のサービスエースや、川上の速攻で得点するが点差は縮まらず、そのまま試合終了となった。
西カレは昨年と同じベスト16で閉幕。リーグ戦も7位と、春は悔しいシーズンとなった。狙うは関西、そして全国の頂。児玉女バレはまだまだ成長を続ける。【文/写真:島田采奈】
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