伝統の関関戦で2年連続の完全勝利!
◇第46回総合関関戦◇対関学大◇6月10・11日◇関西学院大学西宮上ヶ原キャンパス弓道場◇
【試合結果】
[男子の部]
〇関大123-121関学大(全160射)
[新人の部]
〇関大56-52関学大(全72射)
[女子の部]
〇関大61-56関学大(全80射)
[最終結果]
〇関大3ー0
両校の誇りとプライドを懸けた伝統の関関戦。弓道は男子、女子、新人の3部で勝敗を争う。昨年は3戦全勝を収めた関大。連覇を目指し、試合に臨んだ。まず、1日目は男子が接戦を制し、幸先良く先勝。さらに、2日目も新人、女子ともに勝利して今年も完全勝利となった。
1日目に行われた男子の部。前立は、大下拓真(シス理4)、伊藤光翼(社2)、柴山周(文4)、佐々木大河(法3)で構成された。ここでは、柴山のいきなり皆中も飛び出し、合計10中を収める。さらに、吉村匡由(人1)、久保祐果(環都3)、國米雄太(社4)、髙本真生男子主将(法4)が先発出場した後立は、全員が3中以上を記録。合計13中と好スタートを切った。
2立目でも選手交代はなく、またも柴山が皆中を達成。それに加えて、吉村匡と國米も皆中となり、計48中で相手との的中差を3中とした。
3立目からは西本知生(文4)が出場。その西本が皆中を収め、リリーフとして結果を残した。だが、相手の好的中もあり、ここで逆転を許す。
それでも、4立目で合計26中。意地を見せ、再び関大がリードを奪う。大下、久保、髙本男子主将が皆中となった。1中差で最終立を迎える。
僅差での最終立だが、後立の活躍が目立つ。吉村匡、久保、髙本が皆中を達成し、15中。前立でも佐々木が皆中で計25中を記録。5立合計123中で関学大に2中差上回り、見事勝利となった。
2日目は、新人の部、女子の部が行われた。新人の部では、吉村匡、鈴木聖菜(経1)、柴山、久保、中辻愛衣子(社4)、吉村涼(人3)が先発を務めた。1立目は、1年の吉村匡が皆中で全17中。
2立目から、中辻に代わり、リリーフで折戸千紘(環都4)を投入。吉村匡、鈴木、吉村涼の3人が皆中で、19中と好成績を残す。しかし、相手も同じ数だけ的中させたため、リードには至らない。
2立目まで1中の差をつけることもなく迎えた最終立。吉村匡、柴山、久保、吉村涼の4人の皆中もあり20中と健闘した。大前を務めた吉村匡は3立全てにおいて皆中を達成。最終立で関学大を引き離し、新人の部でも勝利となった。
午後は女子の部が開催された。鈴木と吉村涼は新人の部に続き、女子の部にも出場。植木鈴華(商4)、鈴木、小原沙輝(法4)、吉村涼から成る4人で構成された。鈴木が皆中で12中をマーク。関学大に1中差をつけて1立目を終えた。
2立目では全員が初矢をあてたが、記録を伸ばし切れず。逆転を許し、わずか1中差ではあるが、関学大にリードを許した。
2立目からうまく切り替え、植木、鈴木、小原が皆中。計15中と好的中を記録した。2立目でつけた差をすぐに埋め、関学大を2射上回る。
3立目に続き、4立目でも高い的中率を維持。全員が3中以上的に矢を収め14中と、徐々に関学大との差を広げていく。
最終立では11中と的中数を落とす。が、合計61射で、5中差をつけ、女子の部においても関学大を下した。
昨年と同様、全ての部において完全勝利を収めた関大。2週間後には、全国大学選抜大会を控える。昨年は、男子が1中差で予選敗退、女子が準優勝とどちらもあと一歩及ばなかった。今年こそは頂点を目指し、再び歩み始める。【文・写真:大森一毅、貴道ふみ/写真:早川莉央】
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