◇第46回総合関関戦◇6月3・4日◇新西宮ヨットハーバー
[470級]
河野大陸(人2)・石本圭佑(安全2)/戸川屋陽生(環都4)/榎本圭佑(法2)
山田咲良(人4)・竹村都羽(文2)/竹田大輝(人1)
竹田/久保旬也(商3)/西川哲生(化生3)・戸川屋/石本/竹村
[スナイプ級]
増田光(経4)・佐田ひなた(人3)/福永晃志(シス理2)
竹中麻結(安全3)・松岡千咲(人4)/奥村悠大(法3)/佐田
赤松佑香(商2)・福永/佐田/松岡/奥村/永留大偉(化生2)
[総合]
●関大371-261関学大
関西の絶対王者・関学大と近年着実に力をつけ成長止まらぬ関大。西宮を舞台に、勝利だけを目指して両校がぶつかり合った。2日間にわたって15レース(R)が行われた今大会。序盤から関学大が上位を独占し力を見せつける。負けじと関大も修正を図るものの、地力の差を痛感。絶対王者から金星とはならなかった。
1日目は良好な風のもと7Rを消化した。まずは470級。関大勢では序盤、山田・竹村組が躍動する。第3Rで2位につけると第5Rでも2位に。開口一番に「素直に悔しい」と話した山田だが、4年生らしく470チームを引っ張った。負けじと上位争いに食い込んだのが河野・戸川屋組。第6Rで1位に輝くなど序盤の失速を取り返した。
一方のスナイプ級。1日目はエントリー3艇、全ての艇が2位以上に食い込むことができず。悔しさが残る結果に終わる。「スタートの部分で差を痛感した」と増田主将は話した。
巻き返しを図り臨んだ2日目。この日も良好なコンディションのもと、全8Rを消化した。少しでも得点差を縮めたいところだったが、470級はこの日も関学大に上位を独占される。それでも迎えた第11R。河野・石本組が1位となり一矢報いる。さらには第13R、山田・竹田組が1位、久保・戸川屋組が2位のワンツーフィニッシュ。息を吹き返した。最終第15Rでも山田・竹田組が首位でフィニッシュを収め、次の大会につなげた。
初日苦戦を強いられたスナイプ級。「1本目から攻めていこう」と話していたと増田主将。経験豊富な主将の言葉通り積極的なレースを展開する。第9Rで竹中・松岡組が2位に入り勢いをもたらした。今大会最大の見せ場となったのは第12、13R。赤松・福永組が連続で首位フィニッシュすると、最終第15Rでも赤松・永留組が首位でゴール。確かな力とともに爪痕を残した。
打倒・関学大を誓いこの冬、幾多もの練習を積み上げた関大。だが、まだまだ関西王者の壁は高かった。終始上位を独占され苦しいレースを強いられる展開に。終了直後には何人もの選手が悔しさを言葉にした。来年こそは宿敵撃破で関大に1勝を。全国優勝への険しき道をこれからも歩み続ける。【文/写真: 稲垣寛太】
▼増田主将
「両日通して自分自身もチームも実力不足を痛感させられた2日間でした。関西で戦うにあたって関学大を倒さないと1番にはなれない。インカレに出てもライバルになるのは入賞常連校の関学大なので、そこと戦えるようになってこそ全日本優勝が近づいてくるのかなと思います。関学大を倒すというところを言っていたけれど実力不足に尽きるかなと思います。(今大会挙がった課題は)スタートの待ち位置であったりとか、スタート後の加速といったところが大きな差につながったかなと感じています。いかに準備して臨めているか、チームとしてもっともっと勝ち気を出していけていれば違う展開になったのかなと反省しています。(2日目後半あたりから徐々に関大も上位争い)1日目スタートに課題があって負けポジションで走っていたので、2日目1本目からどんどん攻めていこうという話はあったので、少しずつ修正できていたかなと思います。(来週以降も大会が続く)関西選手権と個人インカレ予選は本当に自分としてもチームとしても目標にしている大きな舞台なので、いかにして関大が前を走って全国への枠を取れるかにかかってくる。全国に出れば強豪校とか、名のある選手と戦える経験は大きな強みになると思うので、そこに出場して自分たちの実力を測る絶好の機会だと思うので、絶対に勝つという強い気持ちを持って臨んでいきたいと思います」
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