◇第46回総合関関戦本戦◇6月4日◇関西学院大学第3フィールド硬式野球場◇
関 大 100 000 000=1
関学大 000 001 03Ⅹ=4
(関)竹下、岐部、伊藤脩ー福永
(学)田尻、土肥ー中井誠
1(中)藤澤
2(左)日高
3(遊)福留
4(指)中野
5(右)木下
6(三)橋本
7(一)今村
8(捕)福永
9(二)古田
先発 竹下
1~3年生の新体制で挑んだ伝統の総合関関戦。幸先よく先制するも、追加点が奪えなかった。同点に追いつかれると、終盤に守備の乱れから3失点。春季リーグ王者を相手に、関大へ勝ち星1を持ち帰ることはできなかった。
初回、先頭の藤澤駿平(政策3)が四球を選び出塁。盗塁も決め、早速のチャンスを演出する。続く日高涼汰(経3)も左安で続き、打席には3番・福留涼平(商3)。2球目を中堅へのフライとすると、その間に藤澤が生還。テンポ良く1点を先制した。
その後も中野寛都(人2)、木下立清(りゅうせい=人2)が連続で出塁。しかし後続が続かず、この回の攻撃は1点止まりとなった。
関大の先発は竹下絃生(政策2)。毎回出塁を許すものの、要所を締めたピッチングを続け、さらなる援護を待つ。
追加点が欲しい関大。2回には2死から古田大輔(情3)、3回にも2死から中野が出塁するが得点とはならない。4回、7番・今村優真(経2)が中安で出塁すると、続く福永翔太(社3)の犠打で得点圏に走者を置く。しかしこの好機を生かすことができず、リードは広げられなかった。
スコアが動いたのは6回。竹下に代わり岐部大凱(社3)がマウンドに上がった。安打と四球を許し、1死一、二塁のピンチを背負う。適時打を浴び1点を献上したものの、一塁走者は左翼手日高の好返球で走塁死。最少失点にとどめた。
関大打線は7、8回ともに3者凡退に倒れる。追加点を手にしたのは関学大だった。8回、無死一塁の場面からは3番手・伊藤脩太(社2)が登板。犠打と四球で走者をためると、暴投や失策が重なりこの回3点を失った。
このままでは終われない関大。9回、先頭の代打・水島拓務(シス理3)が四球を選ぶ。しかし後続が断たれ、得点できないままに試合終了となった。
初回の勢いを維持することができず、総合関関戦は2年連続で黒星を喫した。この悔しさをバネに、秋にはさらに大きくなった関大準硬を見せてくれるだろう。【文:島田采奈/写真:湯浅あやか、島田采奈】
▽福永
「1~3年生だけでの練習試合はなかったので、この試合がスタート地点。失敗してもいいし、いい時は周りを巻き込んで、悪い時も引っ張り合って助け合いながらやろうと話していました。(試合を振り返って)悪かった点もいっぱいあったけど、良い点もたくさんありました。ベンチの雰囲気だったり、初回の点の入り方など、次につながる部分も多かったです。(先発竹下について)練習の投球で、信頼のおける投手だったので、安心して先発を任せました。(どんなチームを目指すか)今日は先発の竹下が、5回を無失点で抑えてくれた。守備からリズムを作って攻撃につなげていければ、もっと自分たちの色が出てくるのではないかと思います。(秋に向けて)絶対にリーグ優勝、関西制覇。先輩たちが勝てなかったところを全部勝って、自分たちの代にしか出せない記録を残したいです」
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