大産大にストレート負け
◇2023年度関西大学連盟春季リーグ戦第9日◇対大産大◇5月14日◇立命館大学OICアリーナ◇
[第1セット]関大19ー25大産大
[第2セット]関大21ー25大産大
[第3セット]関大19ー25大産大
[セットカウント]●関大0ー3大産大
悔しい逆転負けを許した翌日。関大は大産大と対峙(たいじ)した。エースの陰下雄太主将(情4)は負傷のため試合には出場せず。主力不在の中、隅田嵐(社3)がフル出場、森歩夢(政策1)がリーグ戦初出場で得点に貢献したが、ストレートで敗北を喫した。
第1セットは、終始追いかける展開となった。相手に隙を狙われ、アタックを打ち込まれる。相手に連続得点を許して差を広げられ、タイムアウトを要求。ここから、隅田、金子玄(人4)を中心に、スパイクを決め得点を重ねる。また、安平瑠也(商3)と中島康介(文2)のブロックも決まり、同点まで追いつくことに成功した。チームにも笑顔があふれる。しかし、タイムアウトをうまく生かした相手に流れが傾き、相次いで失点。第1セットを落とした。
第2セットは関大の先制でスタート。矢倉龍人(人2)の速攻や安平のフェイントで得点する。サーブミスや、相手にアタックを決められ、得点差を広げられた。17ー23で、3連続得点する粘りを見せる。勢いそのままに逆転まで持ち込みたいところ。しかし、タイムアウトを生かして遮られる。相手のセットポイントで中島がアタックを決めたが、第2セットも相手に献上となった。
第3セットでも大産大の勢いは止まらなかった。ベンチに座る陰下主将は大きな声でチームを盛り上げる。7ー9のタイムアウトで、リーグ戦初出場となる1年生の森が投入された。いきなり、スパイクを2連続で決めて会場を盛り上げる。印象的なデビューを飾った。相手の強烈なボールが弾かれ、パスをつなげることがなかなかできない。3セット連取を許し、ストレート負けとなってしまった。
春季リーグも残すところあと2戦。陰下主将は「気持ちの面で最後2試合勝を取り切るぞって雰囲気で練習していきたい」と意気込む。【文:貴道ふみ/写真:木村遥太】
▼陰下主将
「大産大は格上のチームで、向こうの攻撃に対してずっと受け身になってしまっていた、終始勝つビジョンが見えない試合だったなと思います。(フル出場した隅田は)普段から活躍している選手だから、自分がけがをして出られないってなったときも安心して任せられたなと思います。(初出場の森は)急きょ出るということになったんですけど、すごく決めて盛り上がったので、この2人は良くやったなと思います。(2連敗をして)京産大戦は、第1、2セットは問題なく取ることができたんですけど、そこから受け身に回って、第3、第4セットを取られて、最後はもうガンガン攻めていこうってリードする展開だったんですけど、僕が捻挫してコートを出たところから流れが変わって、最後取られてしまって。僕としては捻挫したのが反省点で、チームとしては京産大戦はそんなに悪くなかったんじゃないかなと思っています。今日の大産大戦に関しては、相手が強かったのもありますけど、できることもあったと思うし、1セット2セットもぎ取ることも全然できたと思うので、ブレイクできるときに、全員が今がチャンスだっていう意識を持つのが大事かなと思いました。チームとしてはラスト2戦に向けて、技術的な向上は1週間では厳しいかなと思うので、気持ちの面で2試合取り切るぞっていう雰囲気で練習していきたいです」
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