2023年度関西大学春季トーナメント1回戦◇対龍大◇5月14日◇於・関西大学中央グラウンド
【前半終了】関大36-0龍大
【後半終了】関大12- 7龍大
【試合終了】関大48-7 龍大
新チームの初戦を迎えた。佐藤貴志新監督が新しく就任。そのチームが対戦したのは、昨秋の入れ替え戦で戦った龍大。「勝ててよかった」と垣本大斗主将(政策4)。
前半が開始。ファーストキャップの選手も多く、緊張からミスが重なり、10分ほどは自陣でのプレーが多く見られた。しかし、ここから修正を見せる。前半12分、ゴール前からラインアウトからモールを組みNO8雨谷陸椰(人4)がトライ。関大ラグビーを見せる。SO池澤佑尽(人4)のコンバージョンキックは不成功だったものの、先制点を挙げた。21分、左から展開して、FB北田岳(人2)が突破。北田からWTB正田青海(安全1)にパスし、そのまま正田がインゴールに飛び込む。ファーストキャップのルーキーが早々に活躍した。「自分で勝負できる思い切りのいい選手」と佐藤監督も評価。さらに、24分には北田からWTB澤口飛翔(社4)にボールが渡り、持ち前の快足を飛ばして中央にトライを決めた。前半終了間際、22m付近モールからラインアウトを構成。最後は、垣本主将が押し込んだ。計7トライを奪い、前半を36-0で折り返す。
迎えた後半は「自分たちのミスが多く自滅してしまった」と垣本主将。ミスが響き、受け身になることが多くボール支配率が悪かった。後半開始後、30分を経過してもなお両者点数が入らない状態が続く。均衡を破ったのは、龍大だった。自陣5m付近でラックを形成し、執念のトライを決められる。得点が欲しい関大はさらに2トライを奪ったところでノーサイド。
澤口が負傷退場するなどアクシデントがあるも、関大のラグビーを貫いた。次戦は、昨年王者の京産大。「王者だからと言って誰も自分たちが負けるとは思っていない」垣本ラグビーのシーズンが幕を開けた。【文:永松愛/写真:丸山由雅】
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