◇令和5年度関西学生リーグ戦◇サーブル男子・女子新人戦◇5月3・4日◇大山崎町体育館◇
[男子1試合目]
◯関大45ー19阪大
①村社 5(5)ー(0)0 大江
②上村 10(5)ー(5)5 氏田
③陰平 15(5)ー(1)6 中村
④保知 20(5)ー(3)9 大江
⑤村社 25(5)ー(1)10 中村
⑥陰平 30(5)ー(5)15 氏田
⑦上村 35(5)ー(1)16 中村
⑧陰平 40(5)ー(2)18 大江
⑨村社 45(5)ー(1)19 氏田
R保知 R友成
[男子2試合目]
◯関大45ー22京大
①陰平 5(5)ー(3)3 諸橋
②村社 10(5)ー(0)3 大石
③花光 15(5)ー(2)5 中村
④陰平 20(5)ー(6)11 大石
⑤花光 25(5)ー(2)13 諸橋
⑥村社 30(5)ー(3)16 中村
⑦小野原 35(5)ー(1)17 大石
⑧陰平 40(5)ー(0)17 中村
⑨村社 45(5)ー(5)22 諸橋
R小野原 R岩永
[男子3試合目]
◯関大45ー41龍大
①村社 5(5)ー(2)2 道畑
② 陰平 10(5)ー(6)8 丸小
③ 上村 15(5)ー(4)12 長江
④陰平 20(5)ー(4)16 道畑
⑤村社 25(5)ー(3) 19 長江
⑥ 上村 30(5)ー(2)21 丸小
⑦陰平 35(5)ー(4)25 長江
⑧上村 40(5)ー(10)35 道畑
⑨村社 45(5)ー(6)41 丸小
R小野原 R出口
[男子4試合目]
◯関大45ー32近大
①小野原 3(3)ー(5)5 西脇
②陰平 10(7)ー(3)8 明石
③村社 15(5)ー(5)13 荻田
④陰平 18(3)ー(7)20 西脇
⑤小野原 25(7)ー(0)20 今井
⑥村社 3(5)ー(1)21 明石
⑦陰平 35(5)ー(1)22 今井
⑧村社 40(5)ー(3)25 西脇
⑨小野原 45(5)ー(7)32 明石
R上村 R今井
[男子5試合目]
●関大40ー45中京大
①小野原 5(5)ー(4)4 平野
②村社 10(5)ー(5)9 高橋
③陰平 11(1)ー(6)15 竹井
④小野原 14(3)ー(5)20 高橋
⑤陰平 25(11)ー(3)23 平野
⑥村社 30(5)ー(4)27 竹井
⑦陰平 35(5)ー(5)32 高橋
⑧小野原 39(4)ー(8)40 竹井
⑨村社 40(1)ー(5)45 平野
R上村 R池畑
[女子1試合目]
●関大41ー45京大
①木部 5(5)ー(2)2 竹内
②堀岡 10(5)ー(6)8 谷澤
③山根 15(5)ー(0)8 久我
④泉 20(5)ー(6)14 竹内
⑤木部 25(5)ー(5)19 久我
⑥山根 30(5)ー(10)29 谷澤
⑦堀岡 34(4)ー(6)35 久我
⑧山根 37(3)ー(5)40 竹内
⑨木部 41(4)ー(5)45 谷澤
R泉 R中山
[女子2試合目]
◯関大45ー35阪大
①山根 2(2)ー(5) 5 杉澤
②木部 10(8)ー(0) 5 水上
③泉 15(5)ー(4) 9 桑山
④山根 20(5)ー(9)18 水上
⑤泉 25(5)ー(2)20 杉澤
⑥木部 30(5)ー(0)20 桑山
⑦泉 35(5)ー(6)26 水上
⑧山根 40(5)ー(5)31 桑山
⑨木部 45(5)ー(4)35 杉澤
R堀岡
リーグ戦2種目目は、サーブル。フルーレと違って1人につきの制限時間がないため、最後に逆転も可能な奥が深い種目だ。男子は第4試合のみ惜しくも敗れ準優勝、女子も1勝1敗で準優勝となった。2部総合優勝は5月12、13日に控えるエペ戦へと託された。
男子第1試合は、阪大との対決。トップバッターを任されたのは、村社瑠輝也(人3)だ。すんなり先制に成功すると、そのまま5連取。相手に1点も与えない完璧な内容で、2番手の上村明武(社1)にバトンが渡った。先制しこのまま流れに乗るかと思われたが、相手も思い通りにはさせてくれない。4連続でポイントを献上してしまう。なんとか最後は決め切り、次に控える陰平尚弥(情2)へとつなげた。勢いのある剣さばきで、失点を1ポイントのみに抑える好プレーを見せる。15ー6と差を広げた。4番手は、リザーブで入った保知純乃介(文1)。相手のカウンターに苦しむが、点差を縮めることなく番手を終えた。2順目に入り、村社が安定したプレーを見せる。冷静な動きで失点を最小限に抑え、わずか1分で5本先取。続く陰平、上村も勢いのあるプレーで差を詰めさせない。40―18というスコアで、アンカーの村社。最後も圧倒し、マッチポイントを獲得した。試合時間わずか20分の電撃戦だった。
第2試合は、京大と対峙(たいじ)した。陰平からスタートした1順目は、序盤から白熱した点の取り合いに。互いに譲らない展開が続くが、最後は2連取に成功し、5−3で番手を終えた。バトンを受け取った村社の攻撃力は、ここでも光った。相手に1ポイントも与えない完璧な内容で10−3と差を広げる。3番手は、花光颯斗(社2)。先制を許すものの、リーチを活かした剣さばきで得点を重ねる。15−5とさらに相手を突き放し、試合は2順目へ。続く陰平は、少しリズムを崩され相手に6ポイントを献上してしまう。しかし花光、村社がカバーし、相手をそれ以上波に乗らせない。7番手で登場した小野原寛斗(社2)も失点を最小限に抑え、リザーブとしての役目を果たした。8番手の陰平は2順目の借りを返すプレーを見せる。相手を奥まで追い込み圧倒すると、そのまま5連取に成功し、40−17と突き放す。アンカーの村社も落ち着いて決めきり、京大を撃破。サーブル男子2部優勝へ前進した。
男子に続きたい女子の第1試合は、京大との対決。トップバッターは、木部紅華(政策1)。先制に成功すると、そのまま勢いに乗る。5−2という好スコアでバトンを渡した。2番手の堀岡郁音(商2)は、最初にポイントを獲得するものの、相手がだんだんと波に乗ってくる。6ポイントを献上するが、逆転はまだ許さない。点差は詰められたものの、10―8とリードは保ち番手を終えた。3番手は山根瑠花(環都2)。これ以上差を近づけたくない大事な場面で、素晴らしい集中力を見せる。相手に1ポイントも与えない完璧なプレーで、応援を沸かせた。15−8で迎えた2順目はリザーブで入った泉直佳(環都4)が登場。このまま突き放したいところだが、相手も必死で食らいついてくる。6ポイントを献上し、点差は20―14と縮まった。6番手の山根は、スピードがある攻撃に苦戦し、相手に大量得点を許してしまう。逆転はされなかったものの、30―29と1点差に縮まり、油断はできない状況に。ここは耐えたいところだったが、続く堀岡は相手の流れを止めることができず、逆転を許してしまった。37―40というスコアで、試合は最終局面に。勝敗はアンカーの木部に託された。ベンチから「いけるよ」の声。応援も背中を押すが点差を縮めることはできず、41―45で惜しくも破れた。
2日目は、男子の第3試合からスタート。龍大と相見えた。先陣を切ったのは、村社。片足で踏み切り相手の腹を突くファインプレーで、先制に成功する。そのまま3連続ポイント。5-2の好スコアで番手を終えた。続く陰平は、相手の勢いある攻撃に苦戦する。同点に追いつかれるもののリードは許さず、10-8でバトンは上村へ。差は縮められたくない場面だが、点を取り合う展開に。失点を許しては取り返し、スコアは15-12となった。2順目に入り流れをつかんだ関大は、少しずつ差を広げる。7番手陰平が番手を終えたタイミングで、スコアは35-25と10点差をつけた。しかしここから相手が追い上げを見せる。続く上村は相手のスピードのある攻撃に反応出来ず、4連続ポイントを献上。なんとか食らいつくが、5点差まで詰め寄られた。勝負をつけたい局面で、アンカーは村社。連続でポイントを許す場面もあったが、上回生の貫禄を見せマッチポイントを獲得した。45-41で逃げ切り、見事龍大を撃破した。
第4試合は、近大との対決だ。この日初めて登場した小野原が1番手。スピードのある攻撃で先制し、そのまま3連取する。しかしその後相手が勢いに乗り、一気に5得点を献上してしまった。3-5と追いかける形で、バトンは陰平へ。このまま差を広げられたくない場面で、陰平の集中力が光る。フィールドを大きく使ったプレーですぐさま同点に追いつくと、そのまま逆転。続く村社も安定した攻撃で相手の差を詰めさせない。しかし2順目に入り、陰平のターン。相手の振れ幅ある攻撃に苦戦し、点を重ねることができない。18-20で逆転を許してしまった。流れがどちらに傾いてもおかしくない場面で、勝機を近づけたのは小野原。素早さを活かしたプレーで7連取。再び逆転に成功した。ここから流れは一気に関大ムード。さらにリードを広げてきいき、最後もアンカーの小野原がきっちりと決め見事近大も撃破。サーブル男子2部優勝が目前に迫った。
男子最後の第5試合は、中京大との対決。全勝同士の対決であり、正真正銘の決勝戦だ。会場のボルテージも最高潮の中、トップバッターは小野原。相手の攻撃をかわしたカウンターが刺さり先制に成功する。点の取り合いになったが最後はきっちり決め、5-4とリードで番手を終えた。続く2番手は村社。点差を簡単には広げさせてはもらえない。10-9でバトンは3番手の陰平へ。いつ点差がひっくり返ってもおかしくない場面。ここで相手が勢いを増してきた。6ポイントを献上し、11-16と逆転を許してしまう。2順目に入り、小野原も差を詰めることができず拮抗(きっこう)した状況に。しかし5番手の陰平が、この流れを変えた。1人で11ポイントの大量得点を獲得し、25-23と逆転に成功。先程の借りを返した。このまま逃げ切りたいところだが、相手もここまで負けなしの実力者。8番手の小野原はカウンターに苦しみ、再び逆転を許してしまう。39-40で決着はアンカーの村社に委ねられた。応援の声が背中を押す。しかし相手の勢いを止めることはできず、40-45で惜しくも中京大に敗北。サーブル2部男子は準優勝となった。
女子の第2試合は阪大と対峙(たいじ)した。トップバッターを務めたのは山根。先制に成功するが、その後相手にペースをつかまれ2-5とリードを許してしまう。追う形で迎えた2番手の木部は、相手に1点も与えない圧巻のプレー。一気に8連続ポイントを獲得し逆転に成功する。1回生ながら素晴らしい集中力を発揮した。10-5でバトンを受け取った3番手の泉。連続で失点する場面もあったが、応援の声も背中を押し、15-9とリードを広げた。2順目に入り、4番手の山根。相手の勢いに引っかかり、得点を献上する場面が続く。差は詰められたものの逆転は許さず、20-18で番手を終えた。続く泉も2失点のみに抑える好プレー、そして木部も無失点の完璧な内容でさらにリードを広げる。終盤連続得点を許す場面もあったが、最後はアンカーの木部がきっちりと決め45-35で勝利した。
2部総合優勝はエペ戦にかかっている。1部2部入れ替え戦へ進むために、ここは譲れない。まずはエペ2部男女優勝に期待だ。【文/写真:合田七虹】
▼村社
「(一番良くプレーできた試合は)どれも同じぐらいだと思うんですけど、しいて言うなら、4試合目の近大戦ですね。僕はアンカーではなくて、後輩に任せてたんですけど、元々は僕はそこのポジションをずっとやっていてあまりアンカーは個人的に向いてないなって思っていたので、そこで伸び伸びとできたので楽しめました。(苦しかった場面)第5回戦の中京大との対決です。今回4回生が卒業してからメンバーごそっと抜けちゃって総入れ替えが激しかったので。多分サーブルが1番心配されていたと思います。ずっと先輩と練習してたので、僕がしっかり踏ん張るしかないという気持ちで練習もしてたし、試合に戻ったんですけど、最後そこをしっかり返せないのが弱いとこでしたし、流れを全部持っていかれて、相手のペースになってというのが非常に悔しかったです。やっぱり1番は監督が卒業生が抜けることを見越して、僕を大学に連れて来てくれたので、監督に対しても成長した姿を見せることができなかったということが1番悔しかったです。この雪辱はしっかり入れ替え戦で、少しでも今回の結果を挽回できればなと思います」
▼木部
「(第1試合を振り返って)普通に準備が足りていなかったですね。欠場するよりは勝てたらいいなという感じで出てたんですけどやっぱりサーブルを実際やってみて、もっと勝ちたいと思いました。京大戦は、全然巻き返せる8点差だったんです。反省して、もっとしっかり準備をしようと思いました。(第2試合を振り返って)第1試合と比べるといい動きができました。(次戦の目標)まずはエペ戦があるので女子は優勝を狙って、入れ替え戦も絶対勝ちます」
コメントを送信