◇令和5年度関西学生春季リーグ戦◇第1日目◇対近大◇4月29日◇いきいきランド交野◇
●関大3―4近大
[S1]人見◯3―1
[S2]小林●1―3
[S3]園家●1―3
[W1]津村優・人見◯3―0
[S4]津村優◯3―1
[S5]西村天●0ー3
[S6]窪●0ー3
春季リーグがいよいよ開幕。開会式では、津村優斗(社4)の功績が讃えられ、賞状が授与された。今大会から学歌斉唱やエール交換も解禁となり、より一層会場は熱気に包まれる。初戦の相手は近大だ。
先陣を切ったのは人見航希(社2)。全ゲームを通して接戦となった。第2ゲームを落とすも、そこから1セットも与えず、第4ゲームはデュースで勝利。1勝をつかみ、チームに勢いをつけた。
ここからは2コートで試合が展開された。小林莉久(経3)と園家凌太(シス理4)が同時に登場。
ペン粒の小林は第1ゲームを大差をつけて奪う。しかし、第2ゲームでは10点目で逆転を許し、デュースでゲームを落とした。第3、第4ゲームは、流れに乗った相手を止めることができず。1ー3で敗北を喫した。
園家は、第1、第2ゲームでは相手のペースにのまれ、思うようなプレーを展開できなかった。しかし主将の意地を見せ、デュースに持ち込ませることなく第3ゲームを取り返す。先にゲームポイントをつかんだのは園家だったが、13-15の大接戦の末、負けてしまった。
近大にリードを許したまま、ダブルスに津村優・人見のエースペアが出場。第1ゲームから何度も同点になる熱戦を繰り広げる。デュースを制しゲームを奪うと、勢いそのままに第2ゲームも連取。第3ゲームでもデュースになるが、リードを守り切り、ストレート勝利を収めた。
津村優とリーグ戦初出場となる西村天翔(情1)がコートイン。津村優はコートを広く使った引き合いを展開した。第1ゲームを取るも、第2ゲームは奪い返されてしまう。しかし、相手に主導権を握らせることなく2ゲーム連取で、チームに1勝を持ち帰った。
西村天は、第1ゲームを差をつけて奪われた。変わって第2ゲームでは、デュースに持ち込むなど適応力を見せつける。しかしゲームは奪取できず、ストレート負けの悔しいリーグデビュー戦となった。
3勝3敗で迎えた近大との一戦。関大の勝利は窪優世(情4)に託された。対するはランキング持ちの実力者だ。第1ゲームでは、相手の繰り出す球に対応できず落とす。しかし第2ゲームでは、いきなり3連続得点で先制するなど、持ち直したようにうかがえた。だが7点で逆転を許し、デュースでゲームを落とした。もうあとがない第3ゲームも先制したが、相手に3点差をつけられタイムを要求。あと1歩のところまで追い詰めるも、わずかに力が及ばずストレート負けを喫した。
試合後は近大とお互いにエールを送り合った。リーグ初戦は3勝4敗の僅差で黒星スタート。しかし、園家主将は「自分たちの力を1戦目にして発揮できた」と締めくくった。春季リーグはまだ始まったばかり。昨秋3位入賞の関大は今春も上位を狙う。【文/写真:貴道ふみ】
▼園家主将
「新チームが始まって初めてのリーグだったので、みんな緊張するのかなと思っていたんですけど、自分たちの力を1戦目にして発揮できた試合になったのではと感じています。日頃から、練習中や練習後もご飯に行ったりとかコミュニケーションを増やすことで、チームワークを高めてきました。(今後の課題))は僕たちは津村優と人見の2人のエースがいて、(シングルスとダブルスを合わせて)いつも3点は取れるんですけど、あと1点を4人の中で誰かが取らないといけないので、今はそこが永遠の課題ですね。3点は取れて1点取れないのがチームの現状で、みんな競るんですけど勝ち切れないというのがあるので、どの試合も山場だと思って、一戦一戦戦いたいなと思います」
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