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関関戦1回戦はロースコアゲームを制す

関関戦1回戦はロースコアゲームを制す

 

令和5年度関西学生春季リーグ戦第3節◇対関学大1回戦◇於・阪神甲子園球場

関学大 000 100 000=1
関 大 000 110 00☓ =2

(学)溝口、執行、中西、坂本安ー石井
(関)金丸、田中湧、河野ー有馬

1(一)岑
2(中)中井颯
3(遊)髙田幸
4(捕)有馬
5(三)富山
6(右)藤原太
7(二)佐藤
8(左)田中大
9(投)金丸

1日順延した中、甲子園で行われた関関戦。天候にも恵まれ、最高の野球日和となった。今年から声出し応援が解禁。歓声が4年ぶりに戻ってきた。試合前にはHERIOSのステージがあり、野球部に応援を送った。今年から声を出しての応援が4年ぶりに復活。リーダー部、バトン・チアリーダー部、吹奏楽部が力強い応援で関大ナインを後押しした。

試合はロースコアのゲームを関大が制した。関大の先発は、金丸夢斗(文3)。初回、三者凡退の立ち上がりを見せる。

△金丸

試合が動いたのは4回表。先頭打者に出塁を許す。後続打者のゴロの間に一塁走者は三塁まで進塁し、2死三塁とする。続く打者にフルカウントから左適時打を放たれ、先制を許す。その後は得点を許さず、最小失点で切り抜けた。先制を許した関大は、直後の攻撃で反撃を開始する。先頭打者の有馬諒主将(商4)が内野安打で出塁。続く5番・富山雄正(情3)は四球を選び、無死一、二塁の好機を作る。三塁まで走者を進めると、第1節から打率好調の佐藤慶志朗(経3)が中犠飛を放ち、すぐさま同点に成功した。

△佐藤

続く5回裏、岑幸之祐(社4)が中安打で出塁。中井颯良(政策4)の投犠打で1死二塁のチャンスを再び作る。有馬主将が初球を左前適時打にし、二塁走者の岑が生還。追加点を奪った。その後、藤原太郎(法3)が中安打を放ち、二塁走者の有馬主将が本塁を狙うも判定はアウトとなった。

△岑
△有馬
△有馬主将
△判定はアウト
△判定はアウト

8回表には金丸がピンチを背負う。2番・小野に二塁打を浴びる。右翼手・藤原太、一塁手・岑のバックホームで本塁生還を許さなかった。

△本塁生還を阻止する

1点リードで迎えた9回表。マウンドには、京大2回戦で好投した田中湧也(法4)が上がる。しかし、先頭打者にストレートで四球を与えてしまう。本塁打が出れば逆転という場面になってしまった。ここで、河野勇真(政策3)に交代した。「先頭で見極める内容だった」と早瀬監督は語る。7番打者に対する4球目。一塁走者が飛び出したところを有馬主将の強肩が光り、盗塁を阻止した。「1点勝負というこの試合でアウトをとれたことはよかった」と有馬主将。河野は後続打者を打ち取り、関関戦の初日を白星で飾った。

△田中湧
△河野
△勝利の瞬間のベンチ

昨年は敗れた甲子園での初戦を見事勝利で収めた。続く2回戦は、22日(土)に南港中央野球場で行われる。一戦必勝で優勝に向けて突き進む。【文:永松愛/写真:𠮷村虎太郎、稲垣寛太】

▼吹奏楽部 関谷香琳部長(シス理4)
「先制された後、すぐに1点を返せたことが良かったのと、その次の回にも1点入って良い雰囲気で応援できたことが良かったです。(今年初の声出し応援について)吹奏楽部が今まで声を出して応援したことがある人がいないので、体力的には不安な部分もありましたけど、声を出すことでそのまま勢いに乗って演奏することができたので、声をしっかり出すことを一番に意識しました。(勝利した野球部の選手たちに向けて)対関学大2回戦の会場、南港球場に生演奏ができないので、部員全員で応援に行くことはできないですが、配信を見てしっかり応援させていただきたいなと思っています。試合が終わった後に野球部の方に「スタンドで聞いていて(応援が)すごかった」と言っていただいたことがすごくうれしかったです。(今後に向けて)連盟応援や野球応援、アメフト応援など色々な行事がありますが全ての行事にベストを尽くせるようにがんばりたいです」

▼リーダー部 鈴木雄登(法4)
「初回から最終回にかけて応援の熱量が上がっていって一体感が増した応援ができたかなと思います。(7回には4年生リーダー部員全員でリーダー台に立ち応援)1回生からあのような舞台に憧れて入団してきたのであの瞬間は感無量でした。(勝利した野球部のみなさんに一言)まだまだリーグ戦が続くと思いますが来週も再来週も応援団はパワーアップしていくので、これからも勝ち続けてください」

▼リーダー部部長 前中勇人(社4)
「想定外のことが色々起こった中で、応援団が一致団結して臨機応変に対応してくれて、クオリティを下げることなく、むしろ上り調子で頑張ってくれたので、すごく良い応援ができたかなと思います。(今年初となる声出し応援について)リーダー部が一番最初に声を出さないと、みんな今声を出して良いのかなという状況が作られてしまうので、率先してみんなが静かになる時を作らないことは意識していました。(野球部の皆さんに一言)野球部の方たちがいて自分たちが応援できて、こうして応援の後に良い気持ちになれるのも野球部のみなさんがいてこそだと思っています。我々応援団全員が野球部の勝利を願っているのでこれからもがんばってください」

▼バトン・チアリーダー部 黒田陽菜(法4)
「この代になって初めての甲子園での試合ということで、大きな場所で応援させていただいたのですが、探り探りな部分もあった中で野球部の方も盛り上がってくださったり、3部一体となった応援ができたので、声もいつも以上に出ていて私たちも楽しかったです。全員で一体となって応援を届けられたのかなと思います。(今後バトン・チアリーダー部としても応援団としても活動が続いていく)私たちは応援だけでなく、競技大会も出ているので、そちらの方も応援もすべての行事を成功させるという目標を掲げています。次の野球応援もそうですし、一つ一つ丁寧に完成した演技をできるようにがんばっていきます」

▼応援団団長 河口直生(法4)
「先制点を相手に取られて流れが関学大にいきかけた時に、選手たちががんばって取り返してくれました。ハラハラする試合でしたけど選手たちが頑張ってくださったおかげで、自分たち応援団も頑張れました。選手ありきの応援だったので(応援団は)まだまだ足りないなと感じています。(7回の攻撃時には4年生リーダー部員全員でリーダー台に立ち応援)自分たちが下回生の時から、リーダー台で幹部になって羽織りを着てみんなで振るというのが一つの夢だったので、全員で並んで選手たちに向けて応援できたっていうのはすごく楽しかったです。(今後に向けての意気込み)一つ一つの行事は終わっていくだけなので、一つ一つ大切にして、応援行事であれば選手を勝たせられるように、選手に「応援団がいて良かった」と言ってもらえるようにがんばりたいです。ほかの行事は「魅せる応援」を目指して、たくさんの人に勇気と活力を与えられるように頑張ります」

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