◇令和5年度関西学生リーグ戦◇フルーレ男子・女子新人戦◇4月15・16日◇大山崎町体育館◇
[男子1試合目]
◯関大45ー27中京大
①遠藤 5(5)ー(2)2 吉田
② 伊藤 10(5)ー(0)2 竹井
③ 上村 15(5)ー(2)4 池畑
④遠藤 20(5)ー(4)8 竹井
⑤上村 25(5)ー(2) 10 吉田
⑥ 伊藤 30(5)ー(4)14 池畑
⑦R保知 35(5)ー(3)17 竹井
⑧遠藤 40(5)ー(6)23 池畑
⑨伊藤 45(5)ー(4)27 吉田
R有働
[男子2試合目]
◯関大45ー22近大
①上村 5(5)ー(3) 3 多賀
②伊藤 10(5)ー(2) 5 武信
③遠藤 15(6)ー(1) 6 西脇
④上村 20(5)ー(3) 9 武信
⑤遠藤 25(5)ー(3)12 多賀
⑥伊藤 30(5)ー(2)14 西脇
⑦花光 35(5)ー(1)15 武信
⑧上村 40(5)ー(4)19 西脇
⑨伊藤 45(5)ー(3)22 多賀
R花光
[男子3試合目]
◯関大45ー36阪大
①花光 4(4)ー(5) 5 友成
②遠藤 5(1)ー(5)10 氏田
③保知 15(10)ー(4)14 大江
④遠藤 20(5)ー(0)14 友成
⑤花光 25(5)ー(2)16 大江
⑥保知 30(5)ー(11)27 氏田
⑦遠藤 35(5)ー(2)29 大江
⑧保知 40(5)ー(2)31 友成
⑨上村 45(5)ー(5)36 氏田
R上村
[男子4試合目]
◯関大45ー12京大
①遠藤 5(5)ー(0) 0 松岡
②伊藤 10(5)ー(1) 1 村瀬
③上村 15(5)ー(1) 2 岩永
④遠藤 20(5)ー(2) 4 村瀬
⑤上村 25(5)ー(1) 5 松岡
⑥伊藤 30(5)ー(2) 7 岩永
⑦上村 35(5)ー(1) 8 村瀬
⑧遠藤 40(5)ー(3)11 松岡
⑨伊藤 45(5)ー(1)12 岩永
R保知 R増田
[男子5試合目]
◯関大45ー33龍大
①伊藤 5(5)ー(1) 1 池戸
②上村 5(10)ー(6)7 笹山
③遠藤 15(5)ー(0)7 山ノ内
④上村 20(5)ー(5)12 池戸
⑤伊藤 25(5)ー(0)12 山ノ内
⑥遠藤 30(5)ー(12)24 笹山
⑦上村 35(5)ー(2)26 大西
⑧遠藤 40(5)ー(3)29 池戸
⑨伊藤 45(5)ー(4)33 笹山
R保知 R大西
[女子1試合目]
◯関大45ー24阪大
①泉 5(5)ー(3) 3 杉澤
②木部 10(5)ー(1) 4 西村
③山根 15(5)ー(1) 5 湧川
④泉 20(5)ー(0) 5 西村
⑤山根 25(5)ー(3) 8 杉澤
⑥木部 30(5)ー(2)10 湧川
⑦山根 35(5)ー(6)16 桑山
⑧堀岡 40(5)ー(3)19 湧川
⑨木部 45(5)ー(5)24 杉澤
R堀岡 R桑山
[女子2試合目]
◯関大45ー20京大
①木部 5(5)ー(0) 0 久我
②山根 9(4)ー(10)10 谷澤
③泉15(6)ー(0)10 笹見
④山根20(5)ー(2)12 久我
⑤木部 25(5)ー(0)12 笹見
⑥泉 30(5)ー(5)17 谷澤
⑦山根 35(5)ー(1)18 笹見
⑧泉 40(5)ー(1)19 久我
⑨木部 45(5)ー(1)20 谷澤
R堀岡 R中山
リーグ戦の最初の種目はフルーレ。男女ともに1年生の活躍が光った。フルーレ2部全勝優勝を果たし、1部昇格へと前進した。
男子第1試合は中京大との対決だ。トップバッターの遠藤駿斗(社安1)はスピードが持ち味の期待のニューカマー。緊張した様子も見せず、先制に成功する。その後2ポイント連取を許すが、安定したプレーで5−2の好スコアで番手を終えた。2人目は伊藤真吾(人3)。相手に1点も与えず圧倒する。10−2と差を突き放し、3人目に控える上村明武(社1)にバトンをつないだ。先輩からいい流れをもらった上村も、勢いを止めない。失点を2ポイントに抑え、15−4で1順目を終える。2順目も、遠藤からスタート。4連続でポイントを許すが、その後ペースを持ち直し5連取で借りを返す。ベンチからも歓声が沸いた。続く上村、伊藤も得点を重ね、相手を近づけない。3順目はリザーブで入った保知純乃介(文1)から。「いけるよ」と応援の声も背中を押し、失点を3ポイントで抑える好プレー。初戦から、1回生が活躍を見せる。最後は伊藤がきっちりと決め、中京大に45―27で勝利した。
第2試合は近大と対峙(たいじ)した。1順目は、上村から。2連続失点を許すも、徐々にペースをつかみ点を重ねる。応援の歓声も勢いを後押しし、5−3と幸先の良いスタートを切った。2人目の伊藤も安定したプレーで点差を広げる。ガッツポーズも見せた。続く遠藤も俊敏な動きで得点を量産。1回生ながら貫禄のあるプレーで応援を沸かせる。2順目も関大の勢いは止まらない。上村は、前後に動きフィールドを広く使って相手を翻弄(ほんろう)する。続く伊藤も相手の背中を突くテクニカルなプレーを見せ、ベンチも盛り上がった。リザーブで登場した花光颯斗(社2)は失点を1ポイントのみに抑える活躍。アンカー対決では点の取り合いになるも、最後は伊藤がしっかりと決めきり近大を45―22のダブルスコアで下した。
女子の第1試合は、阪大との対決。泉直佳(環都4)から1順目がスタート。スピード感ある男子の試合とは打って変わり、両者落ち着いた出だし。電撃戦ではなく、1点1点を慎重に狙う。先手を打ったのは阪大。先制を許すも、巻き返しに成功し5−3で2人目へとバトンを渡した。次に登場したのは、木部紅華(政策1)。1回生ながら焦りのない安定したプレーを見せる。失点を1ポイントのみに抑える素晴らしいスコアで番手を終えた。3人目は山根瑠花(環都2)。木部に続き失点を最小限に抑え、15−5と相手を引き離す。機械トラブルで試合が中断し、少し時間があいて2順目がスタート。イレギュラーな出来事が起こっても、集中力は途切れない。今度は攻めの姿勢へとシフトチェンジした泉が、相手を圧倒。5連続ポイントで応援を沸かせる。リザーブで登場した堀岡郁音(商2)も安定したプレーで相手を点差をキープ。アンカーの木部は、4連続連取されるものの焦りを見せず、最後はきっちりと決めきり45―24で阪大に勝利した。男女ともに全勝で1日目を終えた。
大会2日目は男子の第3試合から。阪大との対決だ。トップバッターを務めたのは、花光。どちらが先手を打つか様子を見合う、ゆったりとした展開からゲームがスタート。およそ1分かかって動いたのは相手。先制を許すが、その後すぐに取り返す。点の取り合いも最後はきっちりと決めきり、5−4とリードして番手を終えた。2人目は遠藤。接近戦を制し1ポイント目を取るが、その後ペースを相手につかまれる。5点ビハインドでバトンは同じく1回生の保知へと渡った。点差を広げるのは許されない場面。先手を打つと、そのまま2連取に成功する。しかし直後に4連続失点で追い込まれた。だがここから保知の集中力が光る。怒涛(どとう)の攻めが炸裂し、一気に7連続ポイント。1人で10点をもぎ取る活躍を見せ、チームに勢いをつけた。援護をもらった遠藤は、1順目の借りを返す5連続ポイント。20―14と差を広げる。続く花光も2失点のみに抑える好プレーで、流れはもう完全につかんだかと思われた、2順目3番手の保知。4ポイント目まで取り、あと1つがなかなか決まらない。相手に8連続ポイントを許してしまう。ベンチから「思い切って」の声。最後は執念の攻撃が刺さり、なんとか番手を終えた。30―26と逆転の危機もあるなか、遠藤が冷静なプレーを見せ、これ以上点差を縮めさせない。最後はアンカーの上村が落ち着いて決め、見事45―36で阪大を下した。
続く第4試合は、京大との対決。このゲームは、関大の攻撃力が爆発した。トップバッターの遠藤が、しゃがみながら有効エリアを突くファインプレーを見せ一気に5得点。伊藤、上村も失点を最小限に抑え、関大勢の無双状態に。アンカーの伊藤が相手を奥まで追い込み、最後は片足で突きを決めマッチポイント獲得。圧倒的な攻撃力を力に45―12というスコアで勝利した。
フルーレ2部男子優勝まで1歩近づいた、最終局面。第5試合は、龍大との対決だ。関大もフルメンバーで臨んだ。ゲームの流れが決まる大事なトップバッターは、フルーレのエース伊藤。先制に成功すると、そのまま3連続ポイント。1失点を許すも、そのまま5ポイント目をもぎ取り、いい形で後輩へバトンをつないだ。次者は、上村。このまま差を開きたいところだが、思うようにはさせてくれない。4連続ポイントを許し、同点に追いつかれるかという厳しい展開に。しかし執念で逃げ切り、10−7のスコアで番手を終えた。相手が波に乗りかけている状況、なんとか食い止めたい場面で遠藤。相手に隙を与えず一気に5ポイント連取する。1度詰まりかけた差を、また引き離すことに成功した。2順目に入り、上村も健闘、そして伊藤も無失点の貫禄あるプレーでさらに勢いに拍車をかける。しかしピンチは再び訪れた。遠藤の持ち味であるスピードを活かした攻撃が、うまく刺さらない。相手の防御力に苦戦する。11ポイントを献上し、13点あった差は6点にまで縮まってしまった。フェンシングの世界では、この程度の差はあっという間にひっくり返る。油断できない状況で番手が回ってきた上村。勢いのある攻めで、相手にあったいい流れを引き戻す。そしてアンカーの伊藤が、最後はきっちり決めきりマッチポイントを獲得した。おたけびがあがる。メンバー、監督が全員立ち上がり、その瞬間を喜んだ。フルーレ男子2部が優勝を果たした瞬間だった。
男子に続きたい女子の第2試合。京大と対峙(たいじ)した。先手を打ったのは木部。1回生ながら落ち着いたプレーで相手に点を与えず、5−0という完璧なスコアで2番手の山根へ。このまま前進したいところだったが、相手の攻めに翻弄(ほんろう)されてしまう。9―10と勝ち越しを許し、3番手は副主将の泉だ。先制にガッツポーズも見え、そのまま5連取に成功。応援も沸いた。2順目に入ると、関大の攻撃が安定する。山根は2失点に抑えるプレーで1順目の借りを返し、続く木部、泉も相手の攻撃にいい反応を見せる。差はどんどん広がり、最後はアンカーの木部が5連続ポイントで圧倒し勝利。男子に続き、フルーレ女子2部も優勝を果たした。
1部へと返り咲くには、全ての種目で優勝する必要がある。フルーレ2部優勝は、その目標の1歩に過ぎない。あと残る2種目、全力で突き進む関大フェンシング部。その歩みは止まらない。【文/写真:合田七虹】
▼泉
「(まず1試合目を振り返って)何か自分自身がというよりも、昨日は全体の流れが良くてみんながいい感じでつなげてくれて勝てました。(2試合目について)今日も昨日と一緒で、結構みんながつなげてつなげてくれて、最後に木部が取ってくれました。個人的に今日はあまりうまい動きができなくて、動きが大きくなってしまったり、体力がもたなくて、反省点が多いですね。(次に向けて目標をお願いします)リーグ戦を確実に勝って、総合優勝を狙います。目標は入れ替え戦で1部に昇格することで、それに向かって頑張っていきます」
▼上村
「初日の最初はすごく硬かったんですけど、2試合目ぐらいからやっぱり先輩に声をかけてもらって、リラックスできた状態で次の試合に臨めて、その自分の得意な攻めだったりとか、接近戦で戦うっていう自分の得意な方法で勝負することができたかなと思います。(先輩にかけてもらった言葉について)いい流れをつかめない時に先輩から声かけてもらったりとかしました。慌てなくていいよとそういう言葉をかけてもらってすごい気持ちを落ち着けることができて、自分のプレーをしっかり出せたんじゃないかなと思います。(次に向けて目標をお願いします)フルーレのリーグで団体の雰囲気っていうのをつかめたと思ってるんで、次はサーブルリーグがあるので、そのサーブル2部で総合優勝できるように次は貢献したいなと思います」
▼保知
「(1番いいプレーができた試合は)阪大の試合で、5点差で5対10で自分の番がきて、そこで流れを切らないといけないなと思ったので、そこをちゃんと15対14で返せたところです。(次に向けて目標をお願いします)次はもうゴールデンウィークにサーブルのリーグ戦があったり、来週東京で学生カップがあるので、目標達成のベスト8に入れるように頑張りたいと思います」
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