令和5年度関西六大学連盟春季リーグ第2節◇対立大1回戦◇3月16日◇わかさスタジアム京都◇
関 大 000 000 000=0
立 大 001 000 20X=3
(関)山下、松尾―福永
(立)土居―吉村
1(中)加藤
2(一)中野
3(右)藤澤
4(指)山本遼
5(捕)福永
6(左)木下
7(遊)福留
8(二)濱田
9(三)日高
先発 山下
第1節を1勝1敗で終え、第2節となる立大戦に挑む加藤準硬。第1節では1番打者として起用されていた藤澤駿平(政策2)を3番に回し、代わりに3番だった加藤陽也主将(人3)を1番打者に起用するなど打線も見直された。しかし、先発の山下皓司(化生3)が力投を披露するも、打線が沈黙し2連敗を喫した。
先発の山下は1回を三者凡退に抑え、2回も死球で1人走者を出すにとどめる上々の立ち上がりを見せた。しかし、3回は先頭打者に出塁を許すと、犠打と死球で1死一、二塁のピンチを招く。ここで続く打者に4球目を中前へ運ばれ、二塁走者が生還。先制を許す形になった。
山下を援護したい打線は5回、2死から山本遼太郎(文3)、福永翔太(社2)が連続で四球を選び得点圏に走者を置く。続く木下立清(りゅうせい=人1)は積極的に初球から振り抜くも、中飛に倒れ得点を奪うことはできなかった。
山下は6回まで1失点の力投を見せた。しかし、7回に1死から右前への安打で出塁を許すと、続く打者への2球目が暴投となり3塁まで進塁を許す。その打者も結局四球を出し、無死一、三塁のピンチを招いた。続く打席で一塁走者が盗塁を試み、捕手の福永が二塁へ送球をするも、軌道が大きく逸れ三塁走者の生還を許す。また、打者は5球目を転がし、捕球した一塁手の中野寛都(人1)が本塁に返球するもタイミングは際どく、結果セーフとなりフィルダースチョイスで更に1点を失った。ここで山下は7回1/3を3失点という内容で降板。2番手のマウンドに上がった松尾尚矢(経3)は代わり端の初球を左前に運ばれるも、それ以降は2者連続で二飛に打ち取る。また、8回のマウンドにも上がった松尾は三者凡退に抑え、3点ビハインドで9回の攻撃に託した。
反撃の機会をうかがいたい打線だが、5回以降は得点圏に走者を置くことが出来ていない。しかし、9回に先頭の加藤主将が四球を選ぶと、相手の暴投で無死二塁のチャンスを作る。たたみかけたい打線だったが、代打の水島拓務(シス理2)は左飛に倒れる。続く藤澤は三ゴロに打ち取られ、三塁へ進塁を試みた加藤主将だったがサードでフォースアウトになる。得点圏の走者を失った打線は、そのまま最後は山本の三ゴロで3死となり試合終了。結果、三塁を踏むことも出来ぬまま完封負けを喫した。
最後まで相手投手への攻略の糸口を見いだせず、結局2回に福永が放った中前以外で安打が生まれなかった加藤準硬。2試合連続の1安打完封負けと打線の沈黙が続いている。しかし、リーグ戦はまだこれから7試合続く。しっかり切り替えて、明日以降の奮起に期待したい。【文:𠮷村虎太郎/写真:稲垣寛太】
▼加藤主将
「(今日の試合を振り返って)相手投手はいい選手なので、僕たちの打線は頼りないところもありロースコアでの戦いにはなると想定していました。なので相手のプレーごとにいかに流れを切っていくかということと、自分たちの出塁を如何に生かすかを大事にしていました。しかし、相手の方が一枚上手であり、守備面では自滅している側面もありました。攻撃面でも後続をしっかり断たれてしまい、攻守通じて詰めの甘さが出てしまった試合だったと振り返ります。(明日に向けて)直近の2戦は良くない負け方でしたが、負けを引きずっても仕方ないですし、リーグ戦はまだ7戦控えているのでしっかり切り替えて、自分たちに出来る事をすることを徹底して行きたいと思います」
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