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全日本FS、大勢の観客の前で華麗な演技を披露

全日本FS、大勢の観客の前で華麗な演技を披露

◇第91回全日本フィギュアスケート選手権大会4日目◇12月25日◇於・東和薬品RACTABドーム◇

[男子FS]
12位 三宅 139.41
21位 片伊勢 115.35
23位 須本 111.33


[男子最終結果]
12位 三宅 216.10
19位 片伊勢 185.40
24位 須本 172.40

全日本選手権(全日本)4日目は男子フリースケーティングが行われた。最終日は5,835人もの観客が会場に足を運んだ。関大からは須本光希(政策4)、片伊勢武アミン(法1)、三宅星南(情3)の3人がショートプログラムから出場を決め、華麗な演技を披露した。

第1グループ2番目に須本が登場した。バイオリンのゆったりとした旋律に合った、しなやかな滑り出しで演技スタート。冒頭から伸びのあるダブルアクセルを決める。続く3回転ループは着氷が少し乱れてしまうも、続く3回転ルッツと3回転サルコーを成功させた。スピンを2つはさみ、歌声が力強く響き渡るところでステップシークエンスを迎えると、しなやかなで丁寧なスケーティングで会場を魅了。演技後半のジャンプ2本は回転抜けや転倒してしまう場面も。しかし、最後は3回転トーループをしっかり決めて演技を締めくくった。演技後は「須本光希」のバナータオルを掲げる大勢の観客や、スタンディングオベーションで会場が暖かな空気に包まれた。「清々しい気持ち」と、最後の全日本で持てる力を出し切った。

△須本

第2グループに登場した片伊勢は、最初のトリプルアクセル2本の回転が抜けてしまう。しかし、続く3回転フリップを着氷させ、巻き返しを図る。直後の軸のぶれないスピンはレベル4を獲得。その後は回転が抜けるジャンプもあったものの、ダブルアクセル+3回転トーループを成功させ、演技後半の残るコンビネーションジャンプも着氷させた。終盤は、バイオリンの細かな音符に合わせ全身を使ったステップを披露。指先まで意識したスケーティングで、終始しなやかに滑り切った。しかし思うような結果が出ず、悔しさが募った今大会。「来年に向けてまた自分を見直す良い試合になった」と悔しさをバネに、更なる強化を目指す。そして、来年の全日本でのリベンジを誓った。

△片伊勢

関大最後に登場したのは三宅だ。ゆっくり滑り出すと、冒頭から高さのある3回転ルッツを余裕を持って決めた。続く4回転サルコーは高く跳び上がったものの、転倒してしまう。だが、続くトリプルアクセル+2回転トーループをしっかり着氷させる。重低音が響き渡る中盤には、ステップシークエンスを披露。リンクを広く使い、全身を使ったダイナミックな滑りで『タイタニック』の世界観を表現した。演技後半のトリプルアクセルは転倒してしまうも、残るコンビネーションジャンプを2本とも着氷させた。曲が最初のテーマに戻り落ち着いた終盤は、速いスピンを連続で決めた。今回のフリーについて「最後まで滑れて良かった」とプラスに捉える一方で、やはり悔しい思いがこみ上げた。全日本で確信した成長とともに、今後さらなる高みを目指す。

△三宅

最後の全日本を堂々と滑りきった須本と、悔しさを味わいさらなる成長を誓った片伊勢と三宅。思いの違いはあれど、日本最高峰の舞台で見せた全力の演技は、観客の心に響いたに違いない。【文:松尾有咲/写真:貴道ふみ】

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