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全学総合、団体入賞ならずも3組の人馬が完走!

全学総合、団体入賞ならずも3組の人馬が完走!

◇第65回全日本学生賞典総合競技大会◇11月5・6日◇三木ホースランドパーク◇

【馬場馬術競技】
荒川将暉(文4)・千功組 減点37.6
布村翼(商4)・千龍組 減点49.6
仁部泰夢(情3)・千翔組 減点44.6
中沢壮(情2)・千優組 減点46.2
漆原竜吉(情1)・千明組  減点45.7

【クロスカントリー競技】
荒川・千功組 総減点8.8 タイム5分04秒
布村・千龍組 総減点88.4 タイム7分33秒
仁部・千翔組 総減点0 タイム4分34秒
中沢・千優組 3反抗により失権
漆原・千明組 3反抗により失権

【障害競技】
荒川・千功組 総減点12.0 タイム67.0秒
布村・千龍組 総減点12.0 タイム63.6秒
仁部・千翔組 総減点9.6 タイム82.8秒

【総合競技最終成績】
[団体]
7位 関大 団体総減点262.6

[個人]
18位 仁部・千翔組 減点合計54.2
24位 荒川将・千功組 減点合計58.4
41位 布村・千龍組 減点合計150.0

大会4、5日目は、 全日本学生賞典総合競技大会 (全学総合)が行われた。初日の馬場競技は決められたプログラムを丁寧にこなし、いかに減点を抑えて最終日につなげられるかがポイントとなる。関大からは上記の5名が出場した。

△アップ中

29番で出場した布村・千龍組は落ち着いて入場するが、H地点での左10m輪乗りで少し馬の首が上がり減点。その後馬の動きを安定させるが、馬の首のねじれ、そしてC地点での停止時に後ろ足が少し動いてしまう。「馬もあまり得意ではないというところがあって、あまり得点を伸ばせなかった」と布村。演技後半に入り馬の足取りは落ち着くが、頭の上下をおさえることができず細かい減点が積み重なった。得点は50.43%と少し改善点が残る結果となった。

△布村・千龍組

馬場整備を終えて44番目に出場したのは仁部・千翔組。非常に安定したリズムで入場し3工程が終わるところまでミスがなかったが、DからS地点の左へレッグイールディングのタイミングで馬が指示に対して過剰に反応してしまい、減点。しかしその後の駆け足からはまたリズムを取り戻し、馬のテンションが上がりかけたところも仁部がうまくなだめる。上手に前半をまとめ、後半も落ち着いた演技を見せ55.43%で馬場競技を終えた。

△仁部・千翔組

58番目に出場したのは中沢・千優組。入場は安定していたものの、H地点での左10m輪乗りで馬の頭が左右に揺れ減点。また、早足から駆け足へとシフトチェンジする際にも、指示を嫌がり少し止まってしまうミスが発生。馬と人とのコミュニケーションが重視されるこの馬場馬術では、このような馬の挙動の変化などが大きな減点につながってしまう。しかし後半では落ち着きを取り戻し、非常に安定した演技で前半のミスをカバー。後半の減点が少なく、得点は53.84%だった。

△中沢・千優組

その後まもなく出場したのは漆原・千明組だ。非常に良い体勢で入場し、左10m輪乗りも少しの減点に抑える。DからS地点のレッグイールディングはミスなく終え、その後の駆け足もリラックスした様子でこなした。「自分なりには結構いい演技ができたかなと思う」と漆原。後半は少し乱れが生じたものの、前半の減点を少なく抑えることができたことで得点は54.35%。漆原にとっては初めての全学総合で、人馬ともに経験の浅い組だが、非常に落ち着いた演技を見せた。

△漆原・千明組

3年ぶりに多くの観衆でにぎわう日曜日の三木ホースランドパーク。大会最終日は、全学総合の残り2競技が行われた。

午前中は、障害が各所に設置された自然に近いコースを駆けるクロスカントリー競技。関大は荒川主将・千功組から登場した。大きな減点となる馬の反抗はなくスムーズに障害を越えていく。「前半の1〜4番障害がちょっと遅かった」と、ペースメークが難しくタイム減点8.8となってしまうもゴール。最終種目・障害競技につなげた。

続く布村・千龍組は、落馬する選手も続出した難関・8番障害で反抗がありタイムロス。それでも2度目の8番障害挑戦でクリアし1反抗にとどめた。大会出場経験の浅い千龍を導き、最後まで走り切った。

△ 布村・千龍組

先に出場した荒川将主将・千功組を見て速めの走行を意識したという仁部・千翔組。ペース、障害飛越とも順調にコースをたどっていく。終盤にある水濠も豪快に越え、強気の走りを披露。終盤まで疲れを見せず、力強い脚取りで減点0走行を達成した。

△ 仁部・千翔組

先輩に続きたい中沢・千優組も勢いよくスタートした。「最初の方はリズムを意識して気持ちよく障害を跳べた」と良い流れで駆けていく。しかし、中盤で流れが一変。2カ所の障害で反抗となる。その後水濠をクリアし、残りの障害は3つとなったものの、そこで反抗。3反抗で悔しくも失権となった。

全学のクロスカントリー競技初出場コンビの漆原・千明組。序盤はしっかりと障害をクリア。しかし、7番障害で1回目の反抗となる。何とか乗り越え、その後の障害で巻き返したかったが、10番障害で2回立て続けに馬が反抗し失権。完走は果たせなかったが、1年生ながら大舞台に出場し、「勉強させてもらいました」と前向きに今後を見据えた。

△ 中沢・千優組
△ 漆原・千明組

最終種目・障害競技には3組の人馬が駒を進めた。トップバッターは布村・千龍組。序盤でつまずき、3つの障害を落下させてしまう。「来年以降、後輩が乗る馬になるようにゴールしたい」。3種目完走への思いを胸に後半の障害を乗り越え、減点12でフィニッシュ。昨年クロスカントリーで失権した悔しさを、最後の全学総合で晴らした。

△ 布村・千龍組

荒川主将・千功組は、力強くスタートダッシュを決め流れ良く飛越していたが、連続で障害が立ちはだかる3番障害で最初のミス。直後の障害も落下させてしまう。後半はリズムを崩さずスムーズに走行。最後で惜しくも3回目の落下があったが、1年時から出場し続けた全学総合で集大成を見せた。

△ 荒川将主将・千功組

クロスカントリー競技で満点走行を果たした仁部・千翔組。障害競技でも減点0で順位を上げたいところ。しかし、仁部も多くの人馬が苦戦した連続障害で1反抗。すぐに立て直し、その後も障害の落下なくゴールした。反抗によるタイムロスが影響しタイム減点が加えられ、総減点は9.6。課題は残るものの関大勢トップの成績で2日間の戦いを終えた。

△ 仁部・千翔組

全学総合を終え、荒川将・千功組、布村・千龍組、仁部・千翔組が3種目完走を果たした。目標の団体入賞はかなわなかったが、今大会で引退の4年生は出場2組とも全種目クリア。下級生も1年生から3年生まで全学年の選手が出場し収穫の多い大会となった。来年はさらなる成長とともに、より高い順位で関大の強さを見せつける。【文:合田七虹・森本明日香/写真:村中望乃・森本明日香】

▼阿部監督
「(今日1日を振り返って)もうちょっとできるところもあった人馬もいるけど、まあ無難にいけたかなと思います。(1番よかった人は)最後の1年生の漆原で、1番経験が無い馬で初めての全日本大会だけど、まあまあそれなりによかったなという感じがしました。(荒川選手について)荒川はとてもよかった。馬が1番経験もあるし、調教もよくできていた。(明日に向けて)明日でほぼ全て決まるので、クロスカントリーは1回止まると減点20点とかになって今日の減点はないようなものになるので、とりあえず上位の3頭、荒川と仁部と中沢はきっちり全て終えて帰って来れるようにしたい。あと漆原と千明の組はなんとかゴールできるようにと思っています」

▼荒川将主将
「馬場は2カ所くらいミスしてしまったところがあって、それが原因かなと思います。少しバタついてしまったところがあって、思ったより馬場は点数が伸びなかったかなという感じです。クロスカントリーは、少しタイム減点がついてしまったのでそこはよくなかったところかなと。障害も最後の1落下は余計なところだったなと思います。(クロスカントリーのタイムについて)後半のペースはそんなに悪くなかったと思うんですけど、前半の1〜4番障害がちょっと遅かったなという感じです。(障害の減点について)馬の疲れのカバーができなかったなと思います。(主将としての1年間を振り返って)大変なことのほうが多いと聞いていて、実際にそう感じたんですけど、主将もやらせてもらって、障害では、目標は団体優勝だったけど入賞することができて、この1年、主将に選んでもらっていい経験ができたかなと思います。(4年間を振り返って)4年間通しても、総合(競技)は4年間同じ馬で出させてもらって、障害(競技)は何頭かの馬で出させてもらって、いい馬に乗せてもらってたなと思いますし、だからこそもっと結果を出さないといけなかったなと思いました。でも自分なりには頑張れたかなと思います」

▼布村
「去年も総合で(競技)に出ていて、去年はゴールができなかったんですど、今年は違う馬とコンビを組んで、今年乗った馬もあまり(大会出場の)経験がなくて。来年以降、後輩が乗る馬になるようにゴールしたいという思いで出場しました。完走できて、一応目標は達成できたと思います。ただ、もう少し行けたかなと思う部分はあるので、そこの部分を来年以降に乗る子に伝えていけたらなと思います。本当は、チームの目標として団体入賞を狙ったのですが、5頭出て、それぞれところどころ減点が増えていたり完走できなかったりして、今年は団体入賞できなかったので、来年以降後輩たちが頑張ってくれたらいいなと思います。(各種目について)最初の馬場は、馬もあまり得意ではないというところがあって、減点的には、そこはあまり得点は伸ばせなかったんですけど、前回の予選よりかは自分の中では修正できたのかなと思います。そこはよかったかなと思います。クロスカントリーはあまり経験がないか中でちょっとタイム減点が増えてしまったんですけど、ゴールできたのである程度良かったとは思います。最後の障害に関しては、人も馬も障害を基本的にやっているので、そこは(減点)0で来れたら良かったんですけど、馬も疲れがある中で減点12になって、自分の中ではそこは納得いっていない部分ではあるんですけど、最後馬と一緒に頑張れたので良かったなと思います。(クロスカントリーの減点について)結構傾斜のある下り坂の後のちょっと大きい障害で、下り坂の後なので勢いがつくというシチュエーションでした。そこで戻すのに少しペーススピードを自分が落としすぎてしまったかなと思います。(4年間を振り返って)僕はSFではなくて一般生で入って、全学とか障害も総合もレギュラーに選んでいただいて、3回全日本学生にも出させていただいて、すごく監督、コーチに感謝しています。最後の全日本学生は障害(競技)の団体優勝を目指して4年間頑張ってきたので、最後そこが成し遂げられなかった点が悔しいんですけど、やっぱり3年間乗せていただいたフリーゾと一緒に2回走行できて、悔しい結果ではあったんですけど全力を尽くせたなと思います」

▼仁部
「初日の大事な馬場でスタートダッシュがうまくいかなかったので、今日午前中にあったクロスカントリーで(減点)0で来れて、いい流れだったんですけど、最後の障害でミスがあって順位が下がってしまったのでそこは来年への課題かなと思います。(クロスカントリーについて)先に走っていた荒川さんを見て、あれくらいで走ったらタイム減点つくんだなと感覚として思って、自分ももっと速く走らないといけないなと思いながら走りました。(障害競技について)総合競技は馬場、クロスカントリー、障害と3つ競技があるので、馬も体力的にしんどい部分はあって、そこでもう少し人間がサポートできたらと思います。(主将になる来年への意気込み)今、障害もそうなんですけど、総合もメインで出ているのが4回生と僕なので、後輩をどんどん育成して、今年障害3位で総合は入賞できなかったので、どっちも順位をあげられるように頑張ります」

▼中沢
「2競技目のクロスカントリーで失権してしまったので、チームに迷惑をかけてしまったと思うし馬にも申し訳ない気持ちでいっぱいです。馬の状態はよかったんですけど、人のミスで失敗してしまったので今後はそこを改善できるように頑張りたいと思います。(馬場競技について)ちょっと馬がテンションが高くて、前半イレギュラーがあったりしてなかなかうまくいかなかったです。後半は結構馬は落ち着いてきていい感じでできたかなと思うので、どうしたら前半落ち着いて競技できるかをもう少し考えていこうと思います。(クロスカントリー競技について)最初の方はリズムを意識して気持ちよく障害を跳べたんですけど、障害を跳んだ後のコントロールだったりとかアプローチの部分でミスをしてしまったので、そこは今後改善していこうと思います。(来年への意気込み)今年は失敗してしまって最後までいけなかったので、来年に向けて日々の練習をしっかり頑張っていきたいなと思います」

▼漆原
「結果的には悔いが残ったんですけど、1年生でこういったこ大きな大会に出させてもらって馬にも感謝ですしこれからもっと頑張りたいと思いました。(馬場競技について)前半の部分は馬とコンタクトをとっていい結果が出たんですけど、後半部分でいろんな乱れが出てしまって、それが反映されてしまっていい点数にはならなかったんですけど、自分なりには結構いい演技ができたかなと思います。(クロスカントリー競技について)失権してしまったんですけど、馬も自分も(全学のクロスカントリー競技が)初めてだったので、勉強させてもらいましたし、これから学年が上がるにつれてどうやっていくべきかも学べたし、先輩たちの勇姿を感じられたのですごくいい機会になりました。(来年への意気込み)今は1頭だけですけど、担当馬が増えていく可能性もあるので、1頭1頭向き合ってチームに貢献できるように、自分自身も全学という大舞台で活躍したいというのが目標です」

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