4年生最後のインカレ、昨年の優勝校相手に挑んだ
◇第41回女子全日本学生選手権大会1回戦◇対東院大◇11月2日◇大井ホッケー競技場メインピッチ
[第1Q]関大0-5東院大
[第2Q]関大0-2東院大
[第3Q]関大0-2東院大
[第4Q]関大0-2東院大
[試合終了]関大0-11東院大
今年王座で敗れた強敵と再戦。試合全体を通して高い攻撃力に苦しめられてしまった。しかしその中でも、全員がかりで粘りの守備を見せる。また、パスカットなどから反撃のチャンスをうかがい続いた。
第1クオーター(Q)から相手の猛攻にあってしまう。相手ボールから始まり、開始30秒ほどのところでサークル右側から間を抜いてシュートを打たれる。これがゴールし、先制点を奪われた。関大はFB藤重藍(情4)のパスカットから立て直したいところだが、つなげることができない。4分のところで相手が再び得点。さらに猛攻は続きディフェンスに徹する。しかし立て続けにペナルティーコーナー(PC)を与えてしまい、2得点を許してしまう。相手の攻撃が止むことはなく、FB藤重やFW山根奈菜子(社1)が2人がかりで相手選手に向かって行き守る。ここで3回目のPCを与えてしまったが、FB竹中理菜(社2)のディフェンスで無失点で切り抜ける。だが再びPCを与えてしまい5点目が決まった。
第2Qも前Q同様に開始早々から相手の攻撃に苦しめられる。開始2分のところでGK枚田歩美(文4)がナイスセーブを見せるも、リバウンドを決められてしまった。ゴールまでFB竹中がクリアしたり、MF寺井乃梨(人2)が粘りのディフェンスを見せる。好守を反撃の糸口につなげたいところで、FB藤重がサークル前にナイスパス。MF寺井がドリブルで運ぶも、ディフェンダー2人に奪われてしまった。そして今試合5つ目のPCを与えてしまう。MF山下日菜子(人2)やFB藤重が前に出て止めたと思ったが、粘る相手にリバウンドを決められてしまった。第2Qでは2点を追加され、後半戦へ突入した。
まずは先制点を決めたい第3Q。相手の勢いはとどまることを知らず。残り8分のところでサークル右側からディフェンダーの隙間を抜かれ得点されてしまった。しかし関大もやられっぱなしでは終わらない。FB藤重やMF寺井がパスカットからチャンスを作る。しかし、サークル内までつなげることができない。さらにたたみかけるようにPCで相手は9点目を獲得する。残り25秒ほどのところではGK枚田がナイスセーブ。好プレーを見せた。
最終Qは序盤から攻撃をしかける。サイドを使って河野凪咲(社3)がFW山根へパス。MF竹紗弥花(文4)も前へ前へ進めるもサークル内の混戦までで終わってしまう。何度も訪れる相手のPCでは必死に守るも、さらに2点を追加されてしまった。そして最終結果0-11で試合終了となった。
前回大会王者はやはり強かった。しかし終始攻撃し続ける相手に対して、全員で賢明な守備を見せた。4年生はこの試合をもって引退となる。今まで4年生が見せてきた背中や、試合中でのプレーは後輩たちにいい影響を与えたに違いない。次の試合は11月12日に行われる秋季リーグの最終戦だ。これが新チーム初の公式戦となる。これからも関大女子ホッケー部に注目したい。【文/写真:松尾有咲】
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