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◇第72回全日本学生賞典障害競技大会◇11月2・3日◇三木ホースランドパーク

【団体】
3位 関大

【個人】
3位 永合更良々(情4)・千香組 合計減点0
17位 荒川将暉(文4)・カリエーレ組 合計減点8
23位 仁部泰夢(情3)・千駿組 合計減点16
24位 布村翼(商4)・フリーゾ組 合計減点16
光森美絢(人2)・ドルス組 失権

全日本学生大会(全学)がついに開幕した。全国有数の強豪である関大は1、2日目に障害競技、3日目に馬場競技、4、5日に総合競技とすべての競技にエントリー。最も力を入れて取り組む障害で好発進し、後の競技につなげたいところだ。

-300x200 永合が障害銅メダル!団体も昨年に引き続き3位に輝いた!
△下見中の選手たち

今年は昨年と同様のメンバーで団体を組む。1日目トップバッターで馬場に立ったのは布村・フリーゾ組だ。チームで唯一、4年間ペアで戦ってきた人馬。さらに前大会は障害物を一切落とさずタイム減点1のみ。仲間も安心した面持ちで見守る。予想通り、第1障害から安定した走行で跳び越えていった。しかし、最後の障害でまさかの落下。減点4で第1走行を終える。

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△布村・フリーゾ組

仁部・千駿組はスピードが持ち味のコンビ。障害競技は時間以上に総減点が重要となってくるが、総減点が同じだった場合はタイムが速い方が有利となる。いかに正確に速くフィニッシュラインを切られるかが鍵だ。序盤で1つ落としてしまう以外はミスなく、いつも通りにリズム良く障害をこなしていき終盤へ。だが、残り2つというところでバーが落下。減点8となったものの、昨年の2反抗失権からの成長を見せた。

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△仁部・千駿組

3番手は昨年、ルーキーながら団体のスコアに絡んできた光森だ。相棒・ドルスとともに落ち着いた表情でスタートする。中盤の135㌢超えの高いバーに対応することができずに減点してしまうが、落ち着きは維持したままで走行を続ける。ミスこそ生まなかったが、規定タイムを過ぎてしまい減点が増大。悔しい減点19で次の永合にバトンを託した。

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△光森・ドルス組

永合・千香組は3人の思いを背負って登場した。重圧がのしかかる中でもさすが2大会前女王。一切バーを落とすことなく満点の走行で2走行目につなげた。荒川・カリエーレ組もミスを最小限に抑え減点4でゴール。1日目はチーム減点8となり、東農大と同率の3位で終えた。

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△荒川・カリエーレ組

2日目はなかなか思うような走行ができず光森・ドルス組の失権、仁部・千駿組、布村・フリーゾ組の減点が続く。プログラム終盤には荒川・カリエーレ組が挑んだ。小回りの利いた走りで進んでいくも1つ落下。しかしその後は危ない場面もなく両日ともに減点4の好成績で終えた。

それまでに出た他大学の人馬が続々と両日減点0でジャンプオフを決めている中臨んだのは永合・千香組。2日連続して緊張高まる展開だったが、それを力に変えて着々とバーを跳び越えていく。迎えた最後の障害物。ここでたくさんのペアが失敗してきたが永合・千香組は違う。しっかり踏み切り、高く跳び越えてみせた。

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△永合・千香組

永合を含めジャンプオフは8組が臨んだ。5番目に出てくるまでに早くも2人がミスなしの走行。障害物を落とすだけでなく時間にも気を遣っていかなければならない。まずは会場全体を大きく回り足並みをそろえていく。直線上に置かれる2つの障害を難なく超えると、助走が十分にできないまま次の障害へ。それでもバランスを崩すことなく最難関の2連続障害も成功。余裕の走行で計7つのバーを跳び切った。時間は37.65秒と他2人より数秒下回る結果となったが、銅メダルを獲得した。

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△走行後の永合・千香組

総減点20で団体も3位に輝いた。近年、表彰台の真ん中から遠ざかっているだけにもどかしさもある。それでも4位に8点もの差をつけ、強豪の意地を見せつけた。あすは馬場競技が行われ、関大からは永合・千令組が登場する。永合自身、馬場競技では初の全学となるが、この勢いのまま上位を狙っていく。そして、チームにもいい影響を与えるに違いない。【文/写真:木原綺音】

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