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近大にリベンジならず。全日は3回戦で敗退

近大にリベンジならず。全日は3回戦で敗退

◇第70回全日本学生優勝大会◇10月30日◇エディオンアリーナ大阪

[1回戦]○関大3-0新潟大
△舘井0-0
○栗原2-0
○内城 1-0
○岡本怜1-0
△宮本 0-0
△吉本0-0
△大橋0-0

[2回戦]○関大3-2法政大
△舘井0-0
●栗原0-1
○上田 1-0
●岡本怜0-1
○内城 2-1
○吉本1-0
△大橋0-0

[3回戦]●関大0-5近大
●舘井0-2
△栗原0-0
△上田 0-0
●岡本怜0-1
●内城 1-2
●吉本0-2
●大橋0-2

関西学生優勝大会を第3位で勝ち抜き、今大会の出場権を手にした剣道部男子。昨年果たせたなかった全国の頂点を目指し、全日への舞台に挑んだ。だが、宿敵の近大に敗れ悔しさの残る結果となった。

1回戦の相手は新潟大。地区大会を2位で通過した実力を持つ相手だ。先鋒の舘井慎太郎(経3)は遠間から積極的に仕掛けにいくも引き分けに終わる。だが、次鋒の栗原蒼空(経2)が相手の隙を突く引き面で先制すると、すぐさま小手も決め2本勝ちを収める。続く内城毅(法3)は開始直後に華麗な返し胴で勝利。中堅の岡本怜大(化生4)も相手を引き出しての出ばな面で1本勝ちを決めた。次鋒から中堅までで3連勝を収めた関大は1本も与えない試合運びで2回戦に駒を進めた。

△舘井
△栗原
△内城
△宮本周次朗(安全3)

2回戦で相まみえたのは強敵がそろう法政大。次鋒の栗原は積極的に技を仕掛けにいくも手元が上がってしまい小手を打たれ1本負けを喫する。先勝され劣勢になった関大。だが、五将で登場したのは1回戦で出場がなかった上田監基主将(経4)。面を打ちにくる相手に対して見事な抜き逆胴を決め勝利。試合を振り出しに戻した。しかし、続く岡本怜は先に反則を1つ取られると、その後竹刀を落としてしまい再び反則に。痛い1敗を喫してしまう。だが、直後にはこの試合で三将に回った内城が勝負の場面で打ちにきた相手の小手を捉え、再び振り出しに戻す。同点の場面で迎えるのは副将の吉本瑞輝(化生4)。相手との体格差はあるものの負けじと食らいつき、出ばな小手を決め1本勝ちを収める。リードした場面で大将の大橋宙暉(法4)に回る。大橋は取り返そうと攻めてくる相手から守り切り、法政大との接戦を制した。

△上田主将
△吉本

3回戦の相手は西日本大会、関西大会で敗れている近大。リベンジに燃えていたが、先鋒の舘井が小手を2本決められてしまいチームは苦しい立ち上がりに。続く栗原、上田は引き分けに持ち込み後ろにつなぐ。だが、中堅の岡本怜は試合間際に小手を捉えられ1本負けを喫すると、五将の内城は再び迎えた勝負の場面で上段からの面を決められて敗れる。この時点で関大の敗退が決定した。勝利の望みはなくなったがベストを尽くそうと挑んだ吉本と大橋。しかし、相手の勢いを止められず共に2本負け。チームは0-5と力の差を見せつけられる結果となった。

△岡本怜
△大橋

3回戦で敗れ悔しさをにじませた剣道部男子。今年は念願の全国制覇を果たすことができなかった。また、4年生男子は今日の試合をもって引退。次年度は舘井が新主将となってチームを引っ張っていく。全日優勝へ向け、関大剣道部男子が新たな1歩を踏み出した。【文/写真:荒川拓輝】

▼上田主将
「(試合を振り返って)最後大差で負けたんですけど悪くはないかなと言う印象はあります。1回戦目の相手の内容が悪かったかなと思います。相手に対して自分の言動をできてなかったというか、攻め切れて剣道をできませんでした。流れで試合をやっていた感じがありました。そこを反省して2回戦目につなげれたのは良かったと思います。(自身は1回戦は出場がなかったが)僕の実力不足なのでそこはなんとも言えないですが自分自身はいつか出るかもしれないし、出たらという気持ちで体を動かしていました。前回みたいに出れないから悔しいというのはなくて、逆に前を向いて1回戦に挑むことができていたと思います。(2回戦に出場した時の気持ちは)僕自身あがり症でめちゃめちゃ緊張します。今まで個人戦、団体戦出させてもらってましたが結果を残せてなく視野が狭くなってしまう感じが自分でありました。でも今回は視野を広く持てて、色んな考えができて自分の中ではすごくいい状態でした。(抜き逆胴はとっさに出たか)どちらかというと相手の方がスピードが速く、小中高で有名な選手でした。高校が九州の選手で展開が早いので自分が待ってしまうと差し込まれてしまいます。自分は手元を浮かせて逆胴を抜くイメージで打ちましたが、面を合わせてくれたので面を打たれないように打ったのが抜き逆胴になりました。(3回戦は近大が相手でしたがリベンジに燃えていたか)近大の剣道は分かっていたので次こそはという形はありました。自分の考えですが法政という関東3位の大学で高校でも結果を残している子ばっかのチームを相手にして、そこを倒さないといけないという気持ちが強くなりすぎた結果次の近大戦が同じモチベーションでいけてたのかは個人個人の考えは分からないですが知らず知らずの間に2回戦を勝ってホッとした気持ちがあったのかなとも思います。(4年間を振り返って)1年生の時に関西の新人戦で2位になって、1つ上の先輩もいましたが僕らならいけるという気持ちがでかかったです。高校では練習試合をさせてもらえますが大学でどんだけ大学の剣道を経験するかで僕らはもっと強くなれると思って取り組んでいました。でも2年生の時にコロナ禍で練習できなくなって、その中でもキャプテンが考えてくれて面を着けなくてもトレーニングなどをしてくれました。でも色んな考えがあって僕もどちらかと言えばもっと練習がしたいタイプだったので色々不満がありました。ですが今まで不満を好き放題言ってたのが次は自分が言われる側になってすごくしんどかったし、僕の中では4年生が1番辛かったです。その中でレギュラーとしても絶対に負けたらだめで自分の剣道を見失いつつありました。何を言っても言い訳になりますが自分の中では上手くいかない時期が続きました。1年生から3年生は好き放題やらせてもらっていたから結果が出ていたのかなと思います。それは歴代のキャプテンの方のおかげなのかなと思います。それを受けて自分がどう立ち回れるかでしたが自分の実力不足で上手くできませんでした。最後の1年間はチームに申し訳なかったなと思います。でも次の代は舘井、内城、宮本、寺前、栗原といるので僕らが抜けてもチームとして力が落ちる選手たちではないので次が楽しみという気持ちです」

▼吉本
「(試合を振り返って)法政はみんながつないでくれたのが僕のところに来ました。去年の小坂さんを見ているのでなんとかしないといけないなという気持ちがありました。最後は勝負がついて自分の中で気持ちが切れちゃってたところがありました。でも1ついい試合ができたのはいい形で締めくくれたかなと思います。(特に法政大戦は高校時代から結果を残している選手でしたが)僕は基本的に試合に行く時は相手は自分より弱いと思って試合してるので勝ったら大金星という感じです。相手の強い弱い関係なく自分のやることだけを心がけて試合した結果あのようになったと思います。(取った小手について)反射的に出た技です。何も考えずに試合に入ったので、なんとかして1本もぎとって帰ろうと気持ちでたまたまそれが出ました。(3回戦は何度も負けている近大戦でしたが)3回目でなんとしてでも勝って終わりたい。ここ何年もずっと負けている相手だったので最後に1勝して次の世代につなげたいという気持ちで挑みました。でも近大も勢いに乗っていたので、難しいところでした。(今日で引退ですが)僕たちの代は全然全国大会に行ったことなく、近畿大会が精一杯のようなレベルの選手で力のない状態から始まりました。みんなで自主練をするなど環境も変えながら力をつけていきました。関西も3位で法政もスター選手を並べている中で、僕たちみたいな実績のない選手が勝てる環境を作ってできたのはすごく意味のある4年間だったと思います。下の子らは実績ある子もいるので今から舘井、内城を中心にもっと強いチームを作れると思うのでやってもらいたいと思います」

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