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最終戦、関大らしさ全開のプレーで勝利!1部7位でリーグ戦閉幕

最終戦、関大らしさ全開のプレーで勝利!1部7位でリーグ戦閉幕

◇2022年度関西大学連盟春季リーグ戦第11日◇対天理大◇5月22日◇

[第1セット]関大18―25天理大
[第2セット]関大25―19天理大
[第3セット]関大25―13天理大
[第4セット]関大25―15天理大
[セットカウント]〇関大3―1天理大

格上の京都橘大相手にストレート勝利を果たしてから1週間。天理大を相手に、春季リーグ最終戦に臨んだ。昨年の秋季リーグ、関西インカレともに敗北を喫している相手。昨年のリベンジを果たし最終戦を勝利で締めくくるべく、戦いに臨んだ。第1セットを先取されてしまうものの、2セット目以降は流れをつかんだ関大。雰囲気良く相手を引き離していき、見事最終戦を勝利で終えた。

第1セット、内田千晴(人1)のセンターからのスパイクで先制点に成功。その後、立ち上がりは互いに点を取り合う展開となった。だが、先に仕掛けたのは関大。川上良江(文2)のCクイックが決まったことを皮切りに、猛攻を見せた。内田のレフトからのスパイクや伊関万絢(まひろ=文1)のサービスエースなどが次々に決まり、5連続得点に成功。相手はたまらずタイムアウトを要求した。これが奏功し、中盤以降天理大が巻き返しをはかる。レシーブし辛いところを狙った攻撃や、コート奥を突いた長いスパイクでブレイクを許した。しかし、関大も逆転されまいと食らいつく。中屋ちひろ(人3)のインナークロスや、中屋の攻撃で相手を乱し日野美里(人3)がプッシュで決めるなど、確実に得点を重ねた。しかし試合終盤、完全に流れを渡してしまう。ノータッチエースやライトからのストレート攻撃が決まり、5連続得点を許す。最後はブロックアウトが決まり、第1セットを先取されてしまった。

△内田
△川上
△伊関

何としても巻き返したい第2セットは、児玉光涼(文3)のサービスエースで幕を開けた。直後には中屋がライトからスパイクを決め、開始2連続得点に成功。その後、序盤は拮抗(きっこう)した展開となる。中屋のサーブで崩し得点につなげる、川上のノータッチエースが決まるなど、サーブも効果的に作用した。わずかにリードしていた関大だが、中盤に入ると引き離しにかかる。伊関のセンターからたたきつける強烈なスパイクや不意を突く軟打、川上のプッシュなどで得点を重ね、6点の差をつけた。直後相手にブレイクを許すものの、関大も流れを止めない。日野のブロード攻撃でワンタッチを取るスパイクを打ち込む、内田のトスからの伊関のインナークロスなど、終盤でさらに勢いを加速させる。直後には内田の粘りのつなぎで上がったボールを伊関がコート中央へたたきつけるなど、1年生コンビの連携も見られた。そのまま相手を寄せ付けず、最後は中屋のサーブで崩し川上のセンター攻撃で決める。いい雰囲気で、第2セット奪取に成功した。

△児玉
△日野
△中屋

ペースをつかんだ関大は、続く第3セットでも猛追を見せる。先制点こそ相手に許したものの、直後には日野の3連続得点で流れに乗る。その後、立ち上がりは相手のミスにも助けられ相手を圧倒。中屋のインナークロスが決まり7-2となると、相手はたまらずタイムアウトを要求した。タイムアウトが明け、中盤に差しかかっても流れは依然として関大に傾いたまま。勢いを乗せた内田のバックアタックや川上のセンタークイック、日野のコート右奥を突いた長い速攻などでさらに差をつけていく。第1、2セットでは相手に対策されレシーブにつかまっていた内田のスパイクも、ここに来て決まり出した。後半では、持ち味の粘りも披露する。相手のブロックにシャットアウトされたかと思われたボールを、リベロの芦田彩音(人4)が素早い反応で上げる。つないだボールは相手コートに返り、最後は相手のスパイクがアウトに。まさに「堅い守備力」を体現したプレーで、価値のある1点をもぎ取った。その後も相手に隙を与えず、内田の強烈なスパイクで関大に25点目が入る。12点差をつけ、勝利へ王手をかけた。

△芦田彩

このまま取り切りたい第4セット。内田のレフトからの軟打で幸先良く先制点を挙げると、セット前半はシーソーゲームを展開した。ミドル陣の速い攻撃を中心に、コートの隙をついて得点していく。そして中盤、岡崎凜華(人3)がピンチサーバーとしてコートインすると、試合の流れは変わる。岡崎のサーブで乱し伊関がダイレクトで決めると、その後も伊関が立て続けに得点。ネット際の攻防を制すプッシュやシャットアウトなどで、チームを勢いづけた。直後には長いラリーが繰り広げられる。芦田の好レシーブでボールをつなぎ続け、最後は相手のスパイクがアウトに。その後も相手のミスで得点し、岡崎がサーブのターンで5連続得点に成功した。終盤では内田の活躍が光る。スパイクがネットの白帯上を転がり相手コートに落ちるなど、運を味方につけるプレーも発揮した。その後は、センターからの強打でマッチポイントを握る。これを決め切ったのは伊関。レフトから突き刺すようなスパイクをたたき込み、10点差をつけてリーグ最終戦を白星で飾った。

△岡崎

「しっかりと自分たちのバレーが展開できて、最終的には楽しくバレーができていたのですごくいい展開だったと思う」と振り返る升谷未来主将(人4)。その言葉通り、最終戦はリーグ戦で最も雰囲気の良さが伝わる試合となった。春季リーグは、5勝6敗で1部第7位。目標の「春リーグ優勝」には届かなかったものの、内田や伊関などのフレッシュな面々が活躍を見せるなど、確実に成長を遂げた。6月には関関戦や西日本インカレが、秋には秋季リーグ戦が待っている。リーグ戦の経験を生かし、強くなった関大でコートに立つ。立ち止まっている暇はない。【文:横関あかり/写真:木原綺音】

▼升谷主将
「1セット目を取り切れなかったのは自分たちの修正点だと思います。でも、1セット目以降の2、3、4セット目はしっかりと自分たちのバレーが展開できて、最終的には楽しくバレーができていたのですごくいい展開だったと思います。(良かったところは)今日の試合だけに限らないんですけど、メンバーチェンジで入ってきてくれる子の活躍がすごく良くて。その子たちが入って来たらブレイクを取れて、自分たちのバレーを展開できるという流れを作ることができていました。そういう展開になっていくというのは、チームとしてもいいところだったかなと思います。プレー面で言ったら、相手はレフトにブロックが集中してしっかり付いていたんですけど、(相手ブロックの)付いていない自分たちのミドルとライトの方でしっかりと決定をする本数が多かったです。やっぱりレフトに頼らず、ミドルとライトで決定するっていうのができていたのでチーム的にはすごく良かったのかなと思います。(リーグ全体を振り返って)自分たちのいいときと悪いときの波の激しさというのが少しあるので、それは次の試合に向けて修正していかないとダメなところです。いい点としては、さっきも言ったんですけど一人一人が要所で活躍してくれました。中に入ってる7人だけじゃなくて、メンバーチェンジで入って来てくれる子とか、いろんなところでこのチームに活躍を見せてくれたので、それがすごくチーム的にはまとまって良かったかなと思います。(今後へ向けて)次は関関戦、西カレとあるんですけど、リーグを踏まえて西カレの目標を決めます。2年生のときに関西ベスト3位に入ったので、それ以上に行けるようにセンターコートを目指して頑張りたいと思います」

▼児玉
「全員が最後まで攻める姿勢を持っていて、プレー面でも雰囲気面でもすごくいい形ではまった展開だったかなという試合でした。(自信の調子は)自分自身、今日の試合が今回の春リーグで一番良かったかなと感じています。点差に余裕があった部分で、自分に余裕があったというのもあるんですけど、サインとかも偏ることなく、いろいろな攻撃や選手を幅広く使えていたかなと思います。あと、自分がいろいろなコンビを展開できたのも、1本目のレシーブの質が良かったりとか、そういう全員の連携がうまくはまっていたので、良かったかなと思います。(トスワークで意識した点)天理のブロックの形的に、前衛が2枚だったら割り切ってレフトに付くという形のブロック体系だったので、そこをあえて、川上であったり日野の速攻を多く使って、ブロックが少ない方を選んで決めさせたりしました。コンビを絡ませて多く使えていたかなと思います。(リーグ全体を振り返って)取れそうなセットを落としているというのがチームの一番の課題点だと思っていて。雰囲気がいい時にセットを取り切るというのはどこのチームもできることかなと思います。関大が中盤ぐらいまでリードして、取れそうな雰囲気が出ているのに落としてしまっているセットが今回の春リーグを通して何回かありました。そこをもう少し詰めて、取り切れるセットを絶対に落とさないことを課題にして、もっと頑張っていきたいと思いました。(今後へ向けて)自分たちが一番いい状態を今日は出せたと思うんですけど、そこで満足するのではなくもっと上を目指したいです。今日の良かった試合でも、個人であったりチーム全体の課題というのは絶対にあるので、そこに目を向けて、取れる試合を落とすという弱い部分をもう少し詰めて、いいチームにしていきたいなと思います」

▼伊関
「今日は春リーグ最後ということで、結構自分の中でもこの春リーグの中で課題が出たので、その課題を1つでも克服しようと思いました。あとは、挑戦しようという気持ちで挑んで、自分の中では一番いいバレーができたのではないかなと思います。(チームとして良かった部分)キャッチで大崩れしなかったというところと、サーブで攻めてブロックでレフトに対してしっかり止めに行けていました。いろんなところから同じボールを何本もやられずに、1回で対応できていたのが一番良かったのかなと思います。あとは、相手も雰囲気がいいというふうに言っていたんですけど、関大らしいバレーでよろこんだりというのができていたかなと思います。(リーグを通して成長できた部分)初めての大学の試合ということで、緊張もしていたんですけど、一番はいろんなミドルの選手とかと絡むというのが自分では成長できたかなと感じています。あまり絡んだりするのは得意ではなかったんですけど、リーグ期間を通して、チームとしても絡んでいこうというふうに決めていたので、そこは一番できたかなと思います。(今後へ向けて)このリーグで大学生として試合をして、自分の通用するプレーとしないプレーが分かりました。自分の課題とか、どういうプレーをしないと勝てないのかというのが分かったので、次の試合では同じミスがないように。自分の引き出しをもう少し増やしていけたらいいなと思います」

▼岡田哲也監督
「1セット目を落としたのがすごくもったいなかったなというところです。2セット目以降の点差を見たら、ストレートで勝ち切れるところがあったかなと思います。最初リードしていたのに、相手に押されたときに流れが向こうに行ってしまったというのがもったいないので、あのあたりは今後の課題かなと思います。2セット目以降は、このリーグを通してやっていこうと言っていたことがしっかりとできたと思うので、そこは良かったかなと思います。(リーグで成長した部分は)現実的には作ってきたものがありました。今日みたいに流れを向こうにあげてしまうというか、自分たちが攻め切らない感じになってというのがあったんですけど、だんだん最後までやるべきことをやっていけるようになりました。あとは、1年生がだんだん慣れてきてくれて。その辺の成長も大きかったかなと思います。(強くなるためにチームに必要なこと)サーブが攻められているときはいい感じなので、そこをもう少し攻めていくというのと、勝負どころでミスがあったりというのが何度かあったので、そこのミスを減らすというところ。あと、打ってばかりという部分があって、そのあたりで相手にレシーブされるというのがあるので、もう少しそこでいやらしい攻撃を入れたりできると、いいスパイクは打てていると思うので、点も決まりやすくなるかなと思います。(今後へ向けて)リーグを通してだいぶ自分たちがやるべきことが分かってきました。技術的にはブロックとレシーブの関係が良かったりとか、攻撃もいろいろできているので、関関戦や西日本インカレではしっかりと結果を出したいと思います」

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